京都在来種フタバアオイの上賀茂神社への奉納

京都工場で育てたフタバアオイを上賀茂神社に奉納しました

フタバアオイの奉納

フタバアオイの奉納

当社京都工場は2020年5月14日に京都工場内で育てたフタバアオイ5株を昨年に引き続き上賀茂神社(京都市北区)へ奉納しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、今年の葵祭の行列は中止となりました。これに伴い、フタバアオイの奉納式も中止となったので、今年はフタバアオイの増株に協力する会社・団体がそれぞれ個別に奉納することとなりました。

京都工場での在来種保全活動

奉納したフタバアオイ

奉納したフタバアオイ

京都三大祭の一つ、葵祭で飾りとして使われるフタバアオイは、地球温暖化に伴う環境の変化や、シカ・モグラの食害などによりその数が減少しています。
京都工場では、京都文化に根ざした在来種を保全するため、フタバアオイの保護に取り組む一般財団法人「葵プロジェクト」に協力し、2015年から上賀茂神社から株分けしたフタバアオイをはじめ、ヒオウギ・フジバカマといった京都在来種を工場内の「憩いの広場」に植栽しました。
工場内で育成したフタバアオイを 葵祭での飾りなどとして使っていただくため、上賀茂神社へ奉納しています。

担当者のコメント

奉納したフタバアオイ

総務渉外部 京都総務 西村 陽子

今年はフタバアオイの奉納式ができず、残念に思っていたところ、奉納の当日に折よく、地域の子どもたちが、葵祭の装飾に使用する葵桂(あおいかつら)」をつくっており、神社のご厚意で「葵桂」つくりを体験させていただきました。
葵桂は、フタバアオイを桂の枝葉に巻き付けてつくりますが、わたしたちが奉納したフタバアオイでどのように飾りがつくられているのかを知ることができ、大変貴重な経験となりました。