気候変動問題が深刻化する中、金融安定理事会(FSB)が設置した気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)は、2017年に気候変動関連の情報開示の枠組みを纏めた最終報告書(TCFD提言)を公表しました。TCFD提言では、投資家が気候関連のリスクと機会を適切に評価し、投資判断を行えるよう、企業に気候変動にかかわる情報の開示を促しています。
三菱自動車は、気候変動がもたらす中長期的なリスク・機会が事業に影響を及ぼす可能性があるとの認識のもと、2021年7月にTCFD提言への賛同を表明しました。これを機に、気候変動が当社の事業および財務へ与える影響の分析(シナリオ分析)を進めています。今後、シナリオ分析の結果を経営戦略に反映し、戦略のレジリエンスを高めるとともに、TCFD提言に則した情報開示の充実に努めていきます。