世界では年間約119万人が交通事故により亡くなっているといわれています※。
三菱自動車は世界的に喫緊の課題である交通事故の削減に向け、「道路交通事故の削減に寄与する製品の提供」をマテリアリティと特定し、交通事故ゼロのクルマ社会に向けた安全理念を掲げ、安全技術の開発・普及と、交通安全教育の2つの側面から取り組みを進めています。
- 2023年 世界保健機関(WHO)調査より
安全技術の開発
三菱自動車では、様々な安全技術を製品に反映することによって、お客様に、安全、安心かつ快適な運転をしていただけることを目指しています。
“ぶつからない”予防安全技術
交通事故を無くすために、事故を未然に防止することを目指し、各種予防安全技術の開発・搭載を推進しています。
「サポカー」対象車の拡大
セーフティ・サポートカー(サポカー)は安全運転をサポートする先進技術を搭載したクルマです。高齢運転者の交通事故防止対策の一環として、日本が官民一体で推進する新しい自動車安全コンセプトです。搭載機能に応じて「サポカー」「サポカーS(ベーシック、ベーシック+、ワイド)」に区分されます。当社は、サポカーSワイドのラインアップを拡大しています。
対象車種(2024年4月現在)
サポカーSワイド対応車種 | アウトランダー(PHEVモデル)、エクリプス クロス(PHEVモデル)、エクリプス クロス(ガソリンモデル)、RVR、トライトン、デリカD:5、デリカD:5URBAN GEAR、デリカD:2、デリカD:2カスタム、デリカミニ、eKクロスEV、eKクロス、eKワゴン、eKスペース、タウンボックス、ミニキャブEV、ミニキャブ バン(※)、 ミニキャブトラック(※) |
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- 一部グレードを除く
加えて、国土交通省の「先進安全技術の性能評価認定制度」において、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、後付ペダル踏み間違い急発進抑制装置が一定の性能を有していると認定を受けています。
認定車種(2024年4月現在)
(対車両)衝突被害軽減ブレーキ (対歩行者)衝突被害軽減ブレーキ |
アウトランダー(PHEVモデル)、エクリプス クロス(PHEVモデル)(※1) エクリプス クロス(ガソリンモデル)(※1) デリカD:5(※2)、デリカD:5 URBAN GEAR(※2)、eKクロスEV、eKクロス、eKワゴン、eKスペース、デリカミニ デリカD:2、デリカD:2カスタム、ミニキャブトラック(※3) |
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ペダル踏み間違い急発進抑制装置 | アウトランダー(PHEVモデル)、エクリプス クロス(PHEVモデル)、エクリプス クロス(ガソリンモデル) RVR(※4)、デリカD:5(※4)、デリカD:5 URBAN GEAR(※4)、eKクロスEV、eKクロス、eKワゴン、eKスペース、デリカミニ、デリカD:2、デリカD:2カスタム、タウンボックス、ミニキャブ バン(※5)、ミニキャブトラック(※5) |
後付ペダル踏み間違い急発進抑制装置 取り付け可能車種 | eKワゴン(ʼ13年~ʼ19年)、eKカスタム(ʼ13年~ʼ19年)、eKスペース(ʼ14年~ʼ20年)、eKスペースカスタム(ʼ14年~ʼ20年)、ミラージュ(ʼ12年~ʼ23年)、デリカD:5(ʼ07年~) |
- 一部グレードは対車両のみ
- 対車両のみ
- 一部グレードのみ
- 前方のみ
- 一部グレードのみ
“人を守る”ボディ構造

『アウトランダー』(PHEVモデル)に採用した
RISEボディ
万一の衝突の際には、乗員が受ける衝撃を緩和し、かつ十分な空間が確保できる車体構造が重要です。三菱自動車では、衝突安全強化ボディ「RISE(ライズ)」(※6)を採用し、前面、側面、後面の全方位での衝突安全性能を向上させています。
- RISE:Reinforced Impact Safety Evolutionの略称
また、乗員に対してだけではなく、歩行者に対する安全性も追求しています。事故の際に、歩行者頭部の傷害を低減するためにボンネット部やカウルトップ、ワイパーなどにエネルギー吸収構造を採用し、バンパーフェースやヘッドランプなどには歩行者の脚部を保護するエネルギー吸収構造を採用しています。
採用車種(2024年4月現在)(※7)
衝突安全ボディ「RISE」採用車種 | アウトランダー(PHEVモデル)、エクリプス クロス(PHEVモデル)、エクリプス クロス(ガソリンモデル)、RVR トライトン、デリカD:5、デリカD:5 URBAN GEAR、デリカミニ、eKクロス EV、eKクロス、eKワゴン、eKスペース、ミニキャブEV |
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- OEM受け車を除く
交通安全の教育・普及

第1回タイ道路交通安全フォーラムの
パネルディスカッション
アセアンにおける産官学連携の推進
万一の衝突の際には、乗員が受ける衝撃を緩和し、かつ十分な空間が確保できる車体構造が重要です。三菱自動車では、衝突安全強化ボディ「RISE(ライズ)」(※6)を採用し、前面、側面、後面の全方位での衝突安全性能を向上させています。