トップメッセージ

取締役社長 CEO

取締役
代表執行役社長 兼 最高経営責任者
加藤 隆雄

再定義した三菱自動車らしさを具現化し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現していきます。

新型コロナウイルス再拡大により、世界中で断続的に繰り返されるロックダウン、半導体不足をはじめとするサプライチェーンの混乱による需給ひっ迫など、2021年度も厳しく不透明な外部環境が続いております。このような状況下において、当社は、北米の新型アウトランダー投入成功による大幅な採算の改善や、昨年度より実施しております構造改革の効果が持続的に出現した事などにより、第1四半期において前年同期比で大幅な業績の改善が見られました。引き続き収益力の更なる向上を図る事により、今年度の業績計画を達成すべく全力を尽くしてまいります。

2021年度期初に、当社は、中長期的な持続的成長に向けて、「三菱自動車らしさ」の再定義を行いました。三菱自動車が目指す姿、つまり「三菱自動車らしさ」とは、環境を軸とした、安全・安心・快適であると考えています。具体的には三菱自動車が強みを持つ電動化技術と、オフロードの高い走破性を持ったSUV技術、そして機能的で愉しい空間での快適性能をお客様に体感していただけるようなクルマづくりをしていきたいと考えています。

まず、環境への取り組み方針ですが、2020年11月に30年後の社会を見据えた「環境計画パッケージ」を発表しました。そのうち、環境課題に対する2030年までの具体的な取り組みを明確にした「環境ターゲット2030」では、主な目標として2030年までに電動車の販売比率を50%、新車からの平均CO2排出量を40%削減(2010年度比)、事業活動からのCO2排出量を40%削減(2014年度比)とする数値目標を設定しました。そして、インフラ整備が整い一層の規制強化が進む国や地域に向けて、電動車を積極的に投入します。

電動車開発については、三菱自動車は電気自動車のパイオニアであり、経験に基づく独自の技術やノウハウを持っており、2009年には世界初の量産型電気自動車『i-MiEV』を発売し電気自動車普及の扉を開きました。その後、『ミニキャブ・ミーブ』では電気自動車の商用での活躍の場を広げました。 プラグインハイブリッド車においては、2013年に発売した『アウトランダーPHEV』は、SUVタイプのプラグインハイブリッド車として世界初であり、発売以降の累計でのグローバル販売台数もNo.1となり、世界で最も売れたプラグインハイブリッド車になりました。軽自動車EVも日産と共同開発を進めており、電動車ラインアップをさらに強化していく予定です。電動化に向けた三菱自動車の強みは、アライアンスと、これまでに培った独自技術によるさまざまなオプションが選択できるというところにあると考えています。

現在、急速に進んでいる脱炭素社会への取り組みは、三菱自動車にとって大きなチャンスであると考えています。その中でも軽商用EVは、物流における「ラストワンマイル問題」への一つの最適解だと思います。『ミニキャブ・ミーブ』は、使い勝手の良いはたらく電気自動車として日本で高い評価を得ており、商談が増加しています。さらに、物流ネットワークの構築が本格化するアセアンにおいても、商談を開始しています。今後はお客様である企業への試験導入を進めるほか、一部企業とは共同で商品の改良を進めていきます。そのほか2020年末に『エクリプス クロス(PHEVモデル)』を発売し、好評をいただいています。さらに2021年冬には、新型『アウトランダー』にもPHEVモデルを投入します。これらは環境に優しいとともにSUVの楽しさを伝えるクルマであり、お客様や販売店から多くの期待の声が寄せられています。

今後もこのように、再定義した三菱自動車らしさを具現化するためのさまざまな取り組みを進め、環境を軸とした、安全・安心・快適をお客様に提供することで、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現していきます。

2021年10月

IRニュース IRサイト免責事項 IRニュースメール