日本初の量産乗用車として、1917年(大正6年)から三菱造船(株)神戸造船所で試作を開始。エンジンは鋳鉄製、車体枠はハンマ打ち作り、車室は大形の木材をくりぬいて製作。ヘッドランプはガス燈、ホーンはラッパ、ボディは木のフレームに鉄板を貼り、うるし塗りが施され、室内には高級な英国製の毛織物が使用されました。
1921年まで計22台が製作され、1919年福岡博覧会では、同じ神戸造船所製の「航空機用発動機」などとともに出品。
販売は、三菱で最初の自動車販売会社である「大手商会」(三菱造船と三菱商事の共同出資)によって行われました。

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