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三菱自動車は2026年5月、2030年代に向けた新たな中長期ビジョンを発表しました。

本ビジョンのポイントを、3分でお読みいただけます。

前中期経営計画の振り返り

前中期経営計画「Challenge 2025」では、これまでの構造改革を基盤に、地域戦略の「選択と集中」や収益改善施策を進め、収益体質の強化に取り組んできました。

一方で、地政学リスクの拡大や環境規制の見直しなどの不確実性の高まり、また、中国ブランドの台頭などにより競争環境が大きく変化し、販売台数・収益の成長は当初想定を下回る結果となりました。ただし、価格改善を着実に進めたことで収益体質の改善は進み、環境変動下でも収益を下支えできる基盤を構築できた点が、本期間の重要な成果であると考えています。

新中長期ビジョンの位置づけ

不確実性の高い事業環境が続く中、自動車業界は今後数年で大きく変化すると見込んでいます。こうした環境変化と前中計の振り返りを踏まえ、当社は従来計画の延長にとどまらず、2030年代を見据えた新たなビジョンを策定しました。

本ビジョンでは、「尖った商品・ブランドの強化でお客様満足と企業価値を向上」を掲げています。この方針のもと、ブランドを軸とした「成長戦略」と、収益体質強靭化を目的とした「構造転換」を同時に推進し、不確実性の高い事業環境下においても、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。

成長戦略では、「三菱自動車らしさ」を体現する商品・技術を強化するとともに、ブランドの優位性を発揮できる市場への重点投資、バリューチェーン事業の拡大を通じて、収益力の向上を図ります。

また、構造転換では、コスト競争力の強化、事業規模に応じた損益分岐点の最適化、AI・DX活用による生産性向上に取り組み、より柔軟で強靭な収益体質の構築を進めます。

商品面では、当社の強みを最も発揮できるアセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中し、今後6年間で13車種を投入する計画です。その中核として、「三菱自動車らしさ」を体現する『パジェロ』を投入するとともに、将来に向けたシリーズ展開を図ります。こうした重点集中を補完するため、既存及び新規のアライアンスや協業を活用し、商品ラインアップを拡充しながら成長を加速します。

地域戦略では、成長が著しいフィリピン、ベトナム、日本を重点国と位置付け、成長投資を重点的に配分します。また、市場成長ポテンシャルの高い中東・中南米については、選択的な投資により、ブランド・ネットワーク・バリューチェーンを強化し、次の成長軸へと育成していきます。

事業面では、新車販売に加え、中古車販売、販売金融、アフターサービス、用品などのバリューチェーン事業を強化し、クルマ1台当たりの価値を最大化していきます。

経営KPI

2029年度に、営業利益1,600億円、営業利益率4.5%、ROE10%の達成を目標とします。

また、2030年代前半には、営業利益2,000~2,500億円、営業利益率5.5%以上、ROE12%以上を目指します。

経営KPI

主な取り組み施策

1.成長戦略

(1) アセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中し、今後6年間で13車種を投入。その中核として、「三菱自動車らしさ」を体現する『パジェロ』をシリーズで展開

(2) フィリピン、ベトナム、日本を重点国と位置付け、成長投資を重点的に配分。中東・中南米では、選択的な投資により、次の成長軸へと育成

(3) 中古車販売、販売金融、アフターサービス、用品などのバリューチェーン事業を強化

主な取り組み施策

2.構造転換

(1) AI・DX活用により開発期間を短縮

(2) 部品・コンポーネントの共用最適化やグローバル調達戦略によりコスト競争力を強化

(3) 生産能力や固定費構造の見直しにより、損益分岐点を最適化

主な取り組み施策

中長期ビジョンの詳細については以下URLをご覧ください。

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