環境計画パッケージ

三菱自動車は30年先を見据え、環境への取り組みの方向性と目標を定めた環境計画パッケージを2020年10月に策定しました。

カーボンニュートラル社会をはじめ持続可能な社会を目指す当社が事業活動を行ううえで、環境に係る経営戦略の土台となる方針です。

環境計画パッケージは、気候変動対策、資源循環、環境汚染防止について、中長期的な展望を織り込んだ「環境方針」、2050年までに目指したい社会像と、当社の取り組みの方向性を定めた「環境ビジョン2050」、このビジョンにもとづく2030年までの具体的な取り組みを明確にした「環境ターゲット2030」で構成しています。

気候変動対策については、2022年9月、当社としてカーボンニュートラルの実現を目指すことを織り込み、環境ビジョン2050を改定しました。また、2023年3月には、2050年カーボンニュートラルの実現に向けたマイルストーンとして、環境ターゲット2030の目標を見直しました。Scope1※1およびScope2※2の領域では、事業活動CO2排出量の削減においてSBT※3の1.5℃水準相当となるよう目標を引き上げるとともに、Scope3※4の領域でも、電動車販売比率「2030年度 50%」に加え「2035年度100%」という目標を新たに掲げたほか、調達や物流において定性目標を追加設定しました。

  1. Scope 1:事業者自らによる直接排出(燃料の燃焼など)
  2. Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用にともなう間接排出
  3. SBT:Science Based Targetsの略称。パリ協定の水準に整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標
  4. Scope3:Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社などの排出)