滋賀工場 外来草本等の駆除

滋賀工場で外来草本等を駆除。

三菱自動車 滋賀工場では、2013年度以来、敷地内や周辺の生物多様性を守る取り組みを進めています。
とくにサギソウなどの希少種が生息する「湿地」を滋賀工場の生物多様性のシンボルとして「サギソウの湿地」と名付け、ササなどの草刈や、外来草本の駆除を通じて希少種の保全に努めています。
2016年11月4日に、社員ボランティアがこの「サギソウの湿地」で外来草本などの駆除を行いました。

滋賀工場の「湿地」とは

滋賀工場の「湿地」

滋賀工場の「湿地」

滋賀工場では、1970年代の敷地造成の際から、地域環境に配慮し、可能な限り在来の森林を残してきました。また、2013年から2014年にかけて、敷地および周辺でのいきもの調査を行いました。

このいきもの調査を通じて、滋賀工場の「湿地」と呼ばれる場所にサギソウなどの希少植物が生息していることが分かりました。

外来草本の駆除

外来草本駆除の様子

外来草本駆除の様子

11月4日、滋賀工場の社員ボランティア8名が参加し、外来種のメリケンカルカヤと在来種のハンノキを駆除しました。このハンノキは在来種ではありますが、繁殖力が強く希少種との共存が難しいため駆除しました。

参加者は、すぐに駆除対象を見分けられるようになり、スムーズに駆除ができました。また、「湿地」の草本を見ながらの作業となったため、希少な植物と触れ合う機会となりました。

延べ2時間に渡って作業した結果、7.3kgの草本を駆除しました。

参加者の声

パワートレイン製作所 滋賀工作部技術課 森川 恭兵

パワートレイン製作所 滋賀工作部技術課 森川 恭兵

生物多様性保全の取り組みとしてサギソウの湿地内の外来種の除草を実施しました。内容は繁殖力の強い種を除草し、サギソウや他の希少種の成長を促すといったものです。

作業中は希少種を抜かないか、サギソウの生息地帯を踏みつけないかなど、参加者の皆でヒヤヒヤしながらも楽しく作業した事が印象に残っています。

2016年度では約30本のサギソウが咲きましたが、来年はさらに多くのサギソウを見るのを楽しみにしています。