環境汚染の防止

事業活動により排出される大気汚染物質や化学物質は、人々の健康や生物多様性に影響を与える可能性があります。三菱自動車は、持続可能な社会の実現に貢献するうえで、「環境汚染の防止」をマテリアリティと特定し、大気汚染物質および化学物質による環境への影響を低減するため、事業活動全体を通じて取り組んでいます。

製品の開発段階では、排出ガスに含まれる有害な成分の削減や燃費向上に向けた技術および電動化技術の開発を進めるとともに、製品に含まれる環境負荷物質の管理に努めています。

また、生産工程では、法令基準よりも厳しい自主取り組み基準を設定し、工場から排出される大気汚染物質の低減に努めています。VOC排出を抑制するため、塗装工程への水性3WET塗装工法の適用を進めており、国内では水島製作所、岡崎製作所、海外ではミツビシ・モーターズ(タイランド)・カンパニー・リミテッド(MMTh)の第三塗装ライン、新塗装工場において導入しています。さらに、ロボットなどの塗装システムの更新や、生産ロット調整による塗料使用量の低減、使用済みシンナーの回収率向上などにも取り組み、車体生産時のVOC排出量を抑制しています。