仕事と想い
11 経理

製作所、販売会社、本社3拠点での経理を経験。
製造と販売の両方の立場に立てる、
懸け橋のような存在になりたい。

Staff Interview 11
PROFILE
※部署名・インタビュー内容は取材当時のものです。
所属部署
経理本部 管理会計部 製品採算グループ
2016年入社。 社会学科卒業
経歴
大学で社会学を学び、経済社会の成り立ちを学ぶなかで、自動車業界が与える経済インパクトの大きさに興味を持ち、自動車業界を志望。他の完成車メーカーと比べてコンパクトであることから、若手が裁量を持って働ける点に惹かれ、三菱自動車への入社を決意。

年度計画にも関わる標準原価の編成を担当。
自分の仕事が経営に繋がるダイナミズム。

最初に配属されたのは岡崎製作所の経理部。そこで標準原価の編成に携わりました。
標準原価は車両の製造時に目標とする原価で、車両1台をつくるためにかかる部品購入費・材料費・人件費あらゆるコストを考えて算出します。業務としては、新たに算出するコストが正しいか検証するために生産現場に行き、実際の作業内容や時間、また部品の大きさなどを確認したり、どの工法を用いるか、そのためにはどれだけの人員が必要かなど幅広い部門からヒアリングを実施したりしました。
車両1台を完成するための自動車部品は約3万点と言われています。たとえ小さなボルトやナットの1本だとしても、ほんの僅かでもコストの誤差があった場合、「実際の車両における使用個数×生産台数」となれば大きな誤差となり、会社の年度計画にも影響を及ぼします。自分自身の業務の責任の大きさを感じながら懸命に取り組みました。

国内販売会社への出向で、
経理から財務まで幅広い業務に携わる。

その後、三菱自動車の国内販売会社に出向し、経理部財務課として主に店舗別の売上、賃料、人件費などのコストを差し引いた最終的な利益を算出する仕事を担当。営業部門や経営会議のための全社損益に関する資料の作成業務をしていました。販売会社は製作所の経理と比べて、「こうしたらお客さまのためになるのではないか」と考えた施策がすぐに反映される環境で、とても新鮮でした。
その例として、当時まだ導入されていなかった電子マネー決済について、社長への企画立案、100店舗分の機器の導入、各カード会社との契約締結まで一連の業務を任せていただきました。導入後に実際の店舗に行った際、お客さまから「電子マネーが使えるようになって嬉しい」などのお声をいただく機会も。お客さまだけでなく店舗スタッフからも感謝の言葉を受け、とてもやりがいを感じました。

部門を超えて、三菱自動車のゼネラリストに。

現在は販売会社から本社の経理部に戻り、車種別の採算管理と卸売価格決定の参考となる製造コストの取りまとめをしています。卸売価格と製造コストを見ながら、工場・営業・海外の子会社と連携して仕事を進めます。経理部門として単に数字を取りまとめるだけでなく、営業やプロジェクトの部門に今後の計画や現状の課題解決を手助けする機会も増えました。
例えば、ある製品をその国で販売継続すべきかどうか営業部門が検討している際、その国の製品別の損益状況や同製品の他国での損益状況などの資料を提供して拡販施策の一助になれたことがありました。実際に会社の利益に直結する決定に携わることができ、とても嬉しく思っています。
今後は製作所と販売会社両方の経験のある自分だからこそ、両者の懸け橋になりたいと考えています。会社がより適切な経営判断をするための資料作成や提案には、製造と販売、お互いの背景を理解し協力し合って、認識のずれがないようにするのが大事です。さまざまな部署を経験し、会社としてより良い提案ができるようなゼネラリストを目指していきたいです。

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