新しい価値を、つくりつづける。
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グローバル展開

日本だけ見ていては、
未来は見つからない。
グローバルな視点に立ってこそ
私たちの本質が見えてくる。

クルマづくりを通じて、社会に、
人びとの生活に貢献する。
グローバルマーケットには、夢物語ではない、
かけがえのない現実がある。

三菱自動車という自動車メーカーの本質はグローバルな視点に立ってこそ初めて見えてきます。売上高における海外比率は約90%。なかでも力を注いでいるのがアジアをはじめとする新興国マーケットです。
今、日本は少子高齢化・人口減少という深刻な社会課題に直面しています。しかし、アジアではまだまだ人口の伸びが続き、ASEANの人口は2030年には7.3億人に達すると予測されています。一方で、現在の自動車普及率はまだまだ低く、そこには「成熟」という言葉には遠い、可能性にあふれる未踏のマーケットが広がっているのです。
そんな国々の人びとにとって「MITSUBISHI」のブランドはとても身近な存在です。三菱自動車は、ASEAN地域における生産体制の強化、新興国に強みをもつSUV系ブランドの展開を推進しています。2021年1月には、タイでの累計生産台数が580万台を超えました。タイで生産された車両の輸出先は世界120カ国以上に及んでおり、580万台のうち430万台以上が海外市場に輸出されています。三菱自動車の重点地域であるASEANにおける生産・輸出の拠点として、引続き事業を牽引していきます。
もうひとつタイでのニュースをあげるとするなら、2020年12月”アウトランダーPHEV”の現地生産を開始したことでしょう。電動モビリティと自動車市場の成長を促進するタイ市場の成長の可能性と、工場の生産能力が高く評価され、海外で初めての”アウトランダーPHEV”現地生産場所としてタイが選ばれました。現地生産を通じて三菱自動車は、ASEAN地域の経済、雇用の活性化に貢献していきます。

アセアンを起点に世界ブランドを展開する。
この地球を巡って、三菱自動車のビジネスは加速していく。

今後の地域戦略として、当社の主力地域であるASEANのさらなる強化、そしてそこで生み出された製品を、重要マーケットであるオセアニア、南アジア、南米、中東・アフリカ地域へと展開。この2つの戦略により、商品価値の最大化やブランドの強化に取り組んでいきます。
このような果敢なグローバル展開とともに、ルノー・日産アライアンスのメンバーとしてそのビジネスも深みを増してきました。世界へと続く道の、その先へ。この地球こそが私たち三菱自動車のフィールドです。