新しい価値を、つくりつづける。
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TECHNOLOGY開発

近い未来、私たちはどんなクルマに乗っているのだろう?
変化に向けて挑んでいくべきもの、大切にしていくべきもの。

クルマを取り巻く社会が大きく変わろうとしている。
求められているのは、新しい技術、それを活かす斬新な発想。

今、クルマはかつてないほどの変化の時代を迎えています。それは19世紀、エンジンで走るクルマが発明されて以来の大転換期といっても過言ではないでしょう。そのうねりの中で大きな存在となっているのがEV(電気自動車)です。
三菱自動車は2009年、世界で初となる量産EV“i-MiEV”をデビューさせて以来、EVの分野において先駆者的なポジションにあります。2013年には、EVから派生させて独自に開発したPHEV(プラグインハイブリッドEV)、“アウトランダーPHEV”、2020年には”エクリプスクロスPHEV”を発売。今後も、次世代EVを見据えて、電池の大容量/高性能化、電動システムの高効率化/合理化を進め、さらには、力強くスムースな加速といった「走る歓び」を磨き上げるなど、量産EVのパイオニアである三菱自動車ならではの技術を進化させていきます。
大容量バッテリーを搭載するEVは、電力の供給源としての機能を備え、移動手段ばかりでなく、社会インフラとして多様な価値をもたらす可能性を秘めています。一方、自動運転やカーシェアリングなど、クルマを取り巻く技術やサービスも大きく変化しようとしています。三菱自動車は、これまでの概念にとらわれない新しい技術に挑み、それを活かす斬新な発想を求め、次代のクルマづくりにチャレンジしていきます。

安全に、確実に、どこまでも遠く。たとえ時代は変わろうとも、
私たちは、人びとがクルマに抱く願いをけっして忘れない。

三菱自動車のクルマづくりにおいて、EVと並ぶキーワードとなるのがSUVでしょう。その系譜を振り返るなら、1982年に発売された“パジェロ”以来、三菱自動車の代名詞のように受け継がれてきたSUVこそがより源流にあるといえます。
このように脈々と継承されるクルマづくりのベースとなる先進システムのひとつが「S-AWC」。さまざまな走りのシーンで、誰もが安心して快適に運転できることを可能にする車両運転統合制御システムです。また、万一の場合も乗る人をしっかりと守る「RISE(衝突安全強化ボディ)」も、三菱自動車のクルマづくりへの思想が息づくプラットフォームです。
新世代のクルマづくりというと、どうしてもIoTなど先進技術だけに光が当たりがちです。けれども、クルマに求められる基本は「安全に確実に移動できること」。それはいつの時代でも変わりありません。長年にわたって培ってきたクルマづくりへの想いと、最新の技術と斬新な発想。それを両輪に、三菱自動車のクルマは未来へと走りつづけます。