仕事と想い
4 品質管理

私が評価したエンジンが、
量産されて世界に送り出される。
三菱車の安全安心を担う責任。

Staff Interview 04
PROFILE
※部署名・インタビュー内容は取材当時のものです。
所属部署
品質管理部 品質保証グループ
2016年入社 応用化学専攻修了
経歴
当初は生物化学系の研究職を志望していたものの、狭い領域を究めるのではなく、もっと広い視野を持ち、自分がつくったものを世の中で実感したいとメーカーの生産系の仕事を希望。就職活動時に重視したのは、会社との相性。三菱自動車の社員から感じた雰囲気が、一番自分に合うと思って入社を志望。

新機種のエンジンの耐久試験を担当。
さまざまな条件を設定して検証していく。

私が所属している品質管理部は、その名の通り、当社が開発生産する自動車の品質をさまざまなアプローチから管理しているセクションです。品質管理は、私が入社時に一番希望していた仕事。自動車において品質というのは、お客さまの安全安心に直結するきわめて重要なものであり、それを自分の手で担いたいと思ったのです。なかでも私が携わっているのは、新機種などのエンジン耐久試験。京都のエンジン工場生産ラインで製作されたエンジンを、工場内の試験室で運転して品質評価を実施しています。ここで生産されるエンジンは全世界で発売される三菱車に搭載されるため、いろいろな使用環境や運転パターンで耐久試験を実施し、そのたびにエンジンを分解して品質に問題がないかを検証。実は私は入社するまで自動車のエンジンの知識はまったくありませんでしたが、先輩方に教授していただきながらエンジンの仕組みや品質評価技法を学び、試験を進めています。

問題の原因究明のために、
部品のサプライヤーの工場まで赴くことも。

耐久試験の結果、あるエンジン部品で問題が発生するなど何か異常が発覚した時は、開発部門と連携してその情報をフィードバックして原因を究明していきます。先日は、サプライヤーと呼ばれる社外の取引先メーカーから納入された部品に問題が見つかり、その対策を行うべく、社内の関係者とともにサプライヤーの工場に訪問。実際に問題のあった部品の生産工程を視察させていただき、先方と一緒に今後の改善策などを立案しました。こうした経験も積みながら、品質管理担当としての自分の幅を広げています。私たちのグループが耐久試験を実施してOKだと評価すれば、そのエンジンは工場で量産されていきます。万が一、わずかな不具合でも見逃してしまったら、品質に問題があるエンジンを積んだ車が世界に出荷され、お客さまの安全安心を脅かすことにもなりかねない。自分の仕事の重さにプレッシャーを感じることもありますが、組織としての責任感が私のモチベーションにつながっています。

今後は海外出張のチャンスも。
長くキャリアを重ねて自分を成長させたい。

私たちのグループは、品質管理部の中で最も開発部門と密に関わっています。最近はさまざまな方とコミュニケーションをとり、品質向上に向けて少しずつ活動の幅を広げています。今後は開発部門の情報を積極的に共有しながら、より高品質なクルマづくりに貢献できればと思っています。また品質管理部は海外と関わることも多く、私のグループで言えば、マザー工場の一員として海外のエンジン工場に赴いて、現地の耐久試験スタッフにノウハウを伝授する機会もあります。今後そのような機会があれば、ぜひチャレンジしたい。そしてできれば、ここで長くキャリアを重ねていきたいと思っています。三菱自動車は女性が働きつづけられる環境が整えられており、それも当社を志望した理由のひとつでした。当時の思いを胸に、この大きなフィールドでいろんな仕事にチャレンジしてみたいと思っています。

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