仕事と想い
8 アフターセールス

世界を飛びまわり、あらゆる国々の
お客さまの声に耳を傾ける。
「二台目の三菱車を売る」ために。

Staff Interview 08
PROFILE
※部署名・インタビュー内容は取材当時のものです。
所属部署
TCS本部 海外フィールドサービス部 北米担当
2009年入社 環境システム工学科卒
経歴
学生時代は化学を専攻。就職にあたっては、グローバルな企業で幅広い経験を積みたいと考え、なかでも当時、他社に先駆けてEVの販売をスタートした三菱自動車に先進的な印象を抱いて興味を持つ。面接でお会いした社員の方々から感じた、人材を大切にしている温かい雰囲気にも惹かれて入社を決意。

海外の販売会社から寄せられる
不具合情報を分析し、品質向上を図る。

ウクライナ、ポーランド、アメリカ、メキシコ……入社以来、これまで私が訪れた国の数々です。私が担当しているのは、三菱車のユーザーのお客さまをフォローするアフターセールス部門において、品質の不具合に対応するフィールドサービス。海外の販売会社から製品のトラブル情報を収集し、その原因などを分析して、開発や生産部門と連携しながら品質の向上を図っています。地球上で三菱車が走っている国や地域すべてが対象となり、絶えず海外と関わっていく仕事です。もともとグローバルでいろんな経験を積んで自分を成長させたいと思っていた私には、まさに絶好のポジションでした。最初の2年は中東アフリカ市場に関わり、その後の2年は東欧市場を担当。そこではウクライナとポーランドへ出張し、現地のマーケットで直に情報を収集したことも。同じ車種でも、国によって気候や民族気質などの違いでお客さまのニーズも異なり、それを肌で実感する貴重な経験を得ました。

米国駐在も経験。現地でのトラブル対応で
いっそう強くなった責任感とプライド。

そして5年目、自ら希望して米国法人に駐在。現地で不具合対応にあたり、その情報を日本にフィードバックする役割を務めました。お客さまの不具合車をお借りし、ローカルスタッフと運転しながら走行データを収集して原因究明を図ったり、またある時は、日本からアメリカに輸出された車の不具合を水際で食い止めたことも……米国内の4つの港をまわり、岡崎工場から応援派遣されたテクニカルスタッフの方々と協力しながら、港湾施設内で修理を実施。まさに緊急措置で、タフな環境の中、必死で業務にあたりました。大変でしたが、そこに携わった誰もが「この車を待っているお客さまにご迷惑をおかけするわけにはいかない」という責任感とプライドを持ち、一丸となってやり遂げたことは今でも強く胸に残っています。海外駐在員は少数であるため、私のような若手も責任ある仕事を担わなければならない。こうした経験を通じて私自身、大きく成長したように思います。

三菱車の品質に、世界が期待している。
そこに私はもっと応えていきたい。

2年半の米国駐在から帰国後も、引き続きアメリカを含めた北米市場のフィールドサービスに関わっています。先日はメキシコに2週間ほど出張し、各地の販売会社を視察。訪れる先々で販社の方から「三菱車は壊れない」「安心して乗れる」という高い評価をいただき、うれしく思うとともに、市場からの期待にもっと応えていかなければと気持ちを新たにしました。我々の究極の使命は、世界中の三菱車のユーザーの方々に『二台目の車を売る』こと。一度でもお客さまに品質面で不快な思いをさせてしまうと、もう購入してはいただけない。今後、PHEVなどの電動車が普及すれば、その不具合対応を担うフィールドサービスにも高度な技術的知見が求められます。そうした自動車の進化にもしっかりと対応し、一人でも多くの方に、これから続々と市場に投入されていく新しい三菱車を選んでいただきたい。そんな思いを抱いて、今日も世界のお客さまからの声に向き合っています。

Interview
社員インタビュー一覧