三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤 隆雄、以下三菱自動車)は、新型コンパクトSUV『エクスフォース』を第30回インドネシア国際オートショー※1で世界初披露しました。同車はミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県)※2にて生産し、インドネシアで販売を開始した後、ベトナム、フィリピンなど他のアセアン地域や、南アジア、中南米、中東、アフリカにも順次展開を拡大する計画です。
新型『エクスフォース』ワールドプレミアの映像はこちら(インドネシア語、英語のみ)
URL:https://www.youtube.com/watch?v=g88GUjJ748s
新型『エクスフォース』特設サイトはこちら
URL:https://www.mitsubishi-motors.com/en/products/xforce/


新型『エクスフォース』は、アセアン地域でのコンパクトSUVの使われ方にこだわって開発した、5人乗りのコンパクトSUVです。「Best-suited buddy for an exciting life(毎日を愉しく過ごすことができる頼もしい相棒)」をコンセプトとし、スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインを特長としています。また、取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、広々とした居住空間や多彩な収納スペースなどの快適性・実用性を両立しており、さまざまな天候や路面において安全・安心の走破性を実現する、毎日の生活をワクワクさせてくれるコンパクトSUVです。
当社社長 加藤隆雄のコメント
「新型『エクスフォース』はコンパクトSUVに求められる走りの良さや運転のしやすさ、快適な居住空間や多様な使い勝手などの要件を満たしたうえで、お客様が日常の運転においてもワクワクして胸が高鳴るようなクルマにしたい、という想いを込めて開発しました。アセアン地域のみなさまのニーズを徹底的に汲み取りながら、現地の路面環境でチューニングを繰り返して開発しており、自信を持ってお届けいたします。今までよりも一歩先まで踏み出したい、何か新しいことに挑戦してみたいといったドライバーのさまざまな冒険をサポートする、頼もしい相棒のような存在になれれば幸いです。」
新型『エクスフォース』は以下を主な特長としています。
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(1)「Silky & Solid」をコンセプトとした内外装デザイン
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①スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインのエクステリア
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②先進感のある洗練されたインテリア
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(2)すべての乗員が心地よく過ごせる快適性
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①クラストップレベルの広々とした室内空間
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②ワクワク感を高めるオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」
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(3)日常生活を快適にする高い実用性
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①直感的な操作を実現する12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)と8インチデジタルドライバーディスプレイ
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②便利に使える豊富な収納と多彩なラゲッジルーム
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(4)荒れた路面や冠水路などさまざまな天候や路面で安心・安全の走破性
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①高効率CVTによる低燃費と高い静粛性
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②アセアンの路面環境に合わせてセッティングしたサスペンション
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③荒れた路面でも安心のクラストップレベルとなる222mm※3の最低地上高
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④三菱自動車初採用となるウェットモードを含む4つのドライブモード
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1.商品概要(インドネシア仕様)※4
(1)「Silky & Solid」をコンセプトとした内外装デザイン
①スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインのエクステリア
- 「Silky & Solid」をコンセプトに、優雅さと堅牢性を融合させたスタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインとし、アセアンの都会からアウトドアシーンまで圧倒的な存在感を発揮するスタイリングを実現しました。ボディ上部はフロントのスリーダイヤからサイド、リヤへと連続的に繋がる、流れるような面と、浮いているような視覚効果を与えるフローティングルーフによって、シルクのように滑らかな軽やかさを表現しています。ボディ下部は、SUVらしい力強くソリッドなプロポーションとしました。クラストップレベルとなる222mm※3の最低地上高や、18インチのホイールと大径タイヤによって悪路走破性を確保することで、本格的なSUVスタイリングとし、フェンダーフレアはがっしりとした筋肉を思わせる造形で、アスリートのような敏捷性を表現しています。
- フロントではデザインコンセプトに合わせて「ダイナミックシールド」を進化させました。パワートレインのパフォーマンスを象徴するフロントグリルを、左右バンパーでプロテクトする造形と立体的に一体化させることで、奥行き感のあるスポーティなフロントフェイスに仕上げています。LEDデイタイムランニングランプは、L字型とスリット状の造形を組み合わせてT字型に発光させ、遠くからでも一目で三菱車と分かるアイコニックなデザインとするとともに、ワイド感のあるスタンスを強調しています。
- ボディサイドは彫刻的な前後フェンダーフレアやキャラクターラインによって、張りのある立体的な面構成にメリハリをつけ、SUVの逞しさや躍動感を表現しています。リヤにおいてもフロントと同様にT字型のLEDテールランプを採用し、ワイドで安定感のあるデザインを実現しました。
②先進感のある洗練されたインテリア
- インストルメントパネルでは、水平基調の「HORIZONTAL AXIS(ホリゾンタル・アクシス)」コンセプトを採用し、前方の視認性を高めるとともに、悪路走行時の車体姿勢の変化をつかみやすくしています。さらに、インストルメントパネルをドアトリムまで繋がるダイナミックな形状にすることによって、広々とした開放的な空間を実現しました。
- インストルメントパネルのパッド素材には、三菱車で初めてメランジ生地を採用し、ドアトリムまで連続させることによって、包まれ感を演出しました。モダンで洗練された印象を与えながら、汚れにも強い実用性の高い生地によって、自宅のリビングルームのように落ち着いて過ごすことができる快適な空間としています。また、12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオとデジタルドライバーディスプレイを一体化させた大型のモノリス形状のパネルによって、先進感も印象付けています。


(2)すべての乗員が心地よく過ごせる快適性
①クラストップレベルの広々とした室内空間
- コンパクトなボディサイズでありながら、すべての乗員がゆったりと過ごせる広々とした室内空間を実現しました。前席では、肩口のゆとりなど、クラストップレベルの座席空間を確保し、快適性を高めています。さらに、座席においてはサポート性とゆったり感を両立させることで、レーンチェンジや荒れた路面などでも体が左右に揺れにくく、渋滞時でも窮屈さを感じずに過ごすことが可能です。
- 後席では、大人3名が乗車しても快適に過ごせる空間にこだわりました。クラストップレベルの座席空間を確保することで、ゆとりある足元スペースを実現し、3名乗車時でも快適に過ごせるよう配慮しています。また、リクライニングは8段階調整とし、乗員がゆったりと座れる角度から、荷室容量をより広く確保できる角度まで、幅広いニーズをカバーしています。
②ワクワク感を高めるオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」
- ヤマハ株式会社と共同開発した新開発のオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」を初搭載します。すべての座席で音楽を楽しめる8スピーカー構成とし、両サイドのAピラーにフロントツイーター、フロントドアにウーファー、リヤドアにはウーファーの同軸上にツイーターをレイアウトしたコアキシャル2-wayスピーカーを配置しています。スピーカーの性能を最大限に発揮できるよう、車両側に最適な音質向上策を施すとともに、走行時は車速に応じて音量と音質を補正することで、荒れた路面でも輪郭のはっきりした中高音と躍動感のある低音を楽しめます。また、音の好みや気分によって選択できる、ライブリー(初期設定)、シグネチャー、パワフル、リラクシングの4つのサウンドタイプもご用意しており、より快適で楽しいドライブ体験を提供します。
(3)日常生活を快適にする高い実用性
①直感的な操作を実現する12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオと8インチデジタルドライバーディスプレイ
- 先進的でありながら、安心で快適な運転環境を提供する12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオを採用しました。マルチウィジェット表示では、画面を3分割することで様々な情報を提供することが可能です。また、往年の『パジェロ』で使われていた3連メーターをオマージュしたマルチメーター表示では、高度や前後左右傾斜、方角などの情報を組み合わせて表示することで、運転の楽しさを高めています。さらに、ダカールラリー2連覇の経験をもつ増岡浩監修による、三菱自動車初となるドライビングスコア機能など、多彩なコンテンツを備えています。また、当社初採用となるWebLink™*※5のアプリケーションをワイドな画面で楽しめるほか、スマートフォンの画面のミラーリングも可能です。
- デジタルドライバーディスプレイは、多彩なコンテンツを大画面に見やすく表示します。ドライブモード切り替え時には、ディスプレイ中央に選択したモードのグラフィックを表示させることで、運転中でも直感的にドライブモードを選びやすいよう配慮しました。また、画面は先進的なエンハンスモードとアナログメーターを模したクラシックモードを選択することができ、好みに合わせて表示することが可能です。
②便利に使える豊富な収納と多彩なラゲッジルーム
- 乗員の使い勝手を考慮し、車内の各所に便利な収納スペースを豊富に用意しました。ドアトリムやフロアコンソールなどには、合計21本の600mLのペットボトルが収納可能なドリンクホルダーを設置しています。フロアコンソールには空調の冷気を利用して飲み物を冷やすことができるドリンククーラーを設けました。また、センターコンソールにワイヤレスチャージャー、前席と後席それぞれにUSB Type AとType Cのポート、各席にスマートフォンを置けるスペースを用意するなど、スマートフォンに配慮した収納スペースも充実させました。
- コンパクトなボディサイズかつ広々とした居室空間を持ちながら、十分なラゲッジルームも確保しています。クラストップレベルの床面積を確保するとともに、荷室フロアの高さも調整可能とすることで、スーツケースなどの大型の荷物でもゆとりをもって積み込むことが可能です。また、後席のシートは4:2:4分割を可能とすることで、4名がゆったりと座ったまま長尺物を積むことができるなど、高い積載性を実現しています。
(4)荒れた路面や冠水路などさまざまな天候や路面で安心・安全の走破性
①高効率CVTによる低燃費と高い静粛性
- 新型『エクスフォース』では、実績のある1.5L DOHC 16バルブ MIVECエンジンに高効率CVTを組み合わせました。アクセル高開度では多段変速のようなエンジン回転数の制御によって、力強くキレのある加速感を実現するとともに、アクセル低開度ではCVT特有の滑らかな変速によって、エンジン性能を最大限に引き出して低燃費と高い静粛性を実現します。また、坂道では駆動力を向上させることでアクセルペダルを強く踏み込まなくても力強い登坂性能を発揮し、降坂時はエンジンブレーキを強めることで、頻繁なブレーキ操作の煩わしさを軽減し、快適な走行が可能です。
②アセアンの路面環境に合わせてセッティングしたサスペンション
- サスペンションは、アセアン地域の路面状況を再現した国内のテストコースでの走行試験に加え、実際に現地でも評価を繰り返してチューニングを施すことで、荒れた路面やうねりのある路面でも快適な乗り心地を実現しました。フロントではキャスタートレールの最適化とステアリングギヤ比のクイック化により、操舵感と直進安定性を向上させています。リヤではサスペンションブッシュとショックアブソーバーのシリンダーサイズの最適化により、操縦安定性を高めています。
③荒れた路面でも安心のクラストップレベルとなる222mm※3の最低地上高
- 18インチのタイヤとホイールを採用し、クラストップレベルとなる222mm※3の最低地上高を確保しました。見晴らしの良い前方視界によって、見切りがよく、運転がしやすいため、荒れた路面や冠水路でも安心して走行することが可能です。また、クラストップレベルとなる21.0度のアプローチアングルと30.5度のデパーチャーアングルによって、大きな段差でも安心して乗り越えることができます。さらに、クラス最小レベルの5.2mの最小回転半径により、アセアン地域の街中で頻繁に見られるUターンでも、取り回しの良い運転を可能にしました。
④三菱自動車初採用となるウェットモードを含む4つのドライブモード
- 三菱自動車の四輪制御技術を活用し、前輪駆動方式を採用しながらSUVならではの走破性を実現しました。路面状況に応じて選択できるノーマル、ウェット、グラベル、マッドの4つのドライブモードでは、前左右輪の駆動力を調整して高い操縦性を実現するアクティブヨーコントロール(AYC)、タイヤのスリップを制御するトラクションコントロール、エンジン制御、パワーステアリング制御を統合制御することで、さまざまな路面状況に対応することを可能としています。三菱自動車として初採用となるウェットモードでは、雨天時の濡れた路面では旋回性・安定性が向上し、激しい降雨による冠水路でもハンドルが取られにくく、不安なく走行することが可能です。
2.諸元表(インドネシア仕様)※4
駆動方式 | 2WD | ||
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寸法・重量 | 全長/全幅/全高 | mm | 4,390 x 1,810 x 1,660 |
ホイールベース | mm | 2,650 | |
トレッド フロント | mm | 1,560 | |
トレッド リヤ | mm | 1,565 | |
最低地上高 | mm | 222 | |
室内長/室内幅/室内高 | mm | 2,601 x 1,444 x 1,221 | |
車両重量 | kg | 1,245 | |
乗車定員 | 名 | 5 | |
性能 | 最小回転半径 | m | 5.2 |
アプローチアングル | 度 | 21.0 | |
ランプブレークアングル | 度 | 20.5 | |
デパーチャーアングル | 度 | 30.5 | |
エンジン | 型式 | 4A91 | |
弁機構・気筒数 | DOHC 16バルブ・4気筒 | ||
内径×行程 | mm | 75 x 84.8 | |
総排気量 | cc | 1,499 | |
圧縮比 | 10 | ||
最高出力 | kW/rpm | 77 / 6,000 | |
最大トルク | N・m/rpm | 141 / 4,000 | |
燃料供給装置 | MPI | ||
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | ||
タンク容量 | L | 42 | |
動力伝達装置 | 変速機形式 | CVT(自動無段変速機) | |
変速比Dレンジ | 2.480 – 0.396 | ||
変速比後退 | 2.604 | ||
最終減速比 | 5.698 | ||
走行装置 | ステアリング形式 | ラック&ピニオン(電動パワーステアリング) | |
サスペンション形式 | フロント | マクファーソンストラット式 | |
リヤ | トーションビーム式 | ||
主ブレーキ形式 前/後 | ディスクブレーキ | ||
タイヤ | 225/50R18 |
- 正式名称はThe 30th GAIKINDO Indonesia International Auto Show。8月10日(木)はプレスデー、11日(金)~20日(日)は一般公開日として開催。
- 出資比率は三菱自動車51.0%、三菱商事40.0%、Krama Yudha 9.0%
- 18インチタイヤ装着車。アンダーカバーを含まない数値
- 車両の仕様と機能はグレードや市場によって異なる場合があります。
- WebLink™はAbalta Technologies, Inc.の登録商標です。