京都工場「憩いの広場」よりカルガモのヒナ10羽が無事巣立ちました

2025年06月10日
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@京都府 京都市
三菱自動車工業株式会社 地域・社会貢献推進室 関根

水辺ビオトープ

水辺ビオトープ

オニバス

オニバス

ミズアオイ

ミズアオイ

アサザ

アサザ

外敵から守るため水辺ビオトープ内の鳥小屋周辺にコガマを設置

外敵から守るため水辺ビオトープ内の鳥小屋周辺にコガマを設置

工場構内を歩くカルガモ親子の様子

工場構内を歩くカルガモ親子の様子

京都製作所 京都工場では、生物多様性保全活動の一環として構内にある「憩いの広場」に水辺ビオトープを設け、京都府レッドデータブックに掲載されている絶滅寸前種「オニバス」や「ミズアオイ」、絶滅危惧種「アサザ」など、京都に縁のある希少な水生植物を育成・保全しています。

今春、その「憩いの広場」水辺ビオトープ内に設置した鳥小屋でカルガモが巣を作り、10羽のヒナが無事に孵化・巣立つという嬉しい出来事がありました。4月24日に産卵が確認され、5月19日に卵が孵化。翌5月20日には、親鳥はヒナたちを連れて憩いの広場を後にし、京都工場のすぐ前を流れる古高瀬川を経て一級河川・天神川へと旅立ちました。

鳥類は、天敵から身を守れる安全な環境で産卵や子育てを行うとされています。
今回のカルガモが無事に産卵・孵化した背景には、整備された鳥小屋がカラスやヘビなどの外敵から卵を保護できたこと、さらにその周辺に植えたコガマがヒナたちの隠れ場所となったことが大きく貢献しています。今後も引き続き、地域環境と調和した生物多様性保全活動を進めてまいります。

担当者の声

昨年は気が付いたときにはすでに「憩いの広場」からカルガモ親子が居なくなっており、引っ越しに立ち会うことができませんでしたが、今年はたくさんの社員の協力のもと、カルガモ親子の引っ越しを見守ることができました。
来年もカルガモが「憩いの広場」に来てくれることを今から心待ちにしております。
また、生物多様性保全活動を進めていく中で、気候変動の影響による植物の生育不良などの問題もありますが、日々問題解決に取り組み、現在育成している京都ゆかりの希少植物などを大切に育てていきたいと思います。そして、今後も皆様に生物多様性保全活動に関わる情報を発信していけるよう努めてまいります。

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