DENDOコミュニティサポートプログラム

~川崎市「発災時の電気自動車等を活用した人工呼吸器用の“外部バッテリー”への給電検証」に参加~

2021年08月18日
地域社会
災害時の支援
日本

@神奈川県川崎市
三菱自動車工業株式会社 総務渉外部 峯金

7月7日川崎市長訪問時の給電デモンストレーションの様子

川崎市福田市長に給電機能を説明する当社若林執行役員

当社は「DENDOコミュニティサポートプログラム」の取り組みとして、神奈川県川崎市が行った「発災時の電気自動車等を活用した人工呼吸器用の“外部バッテリー”への給電検証」(※)に参加しました。

川崎市がこの検証を行った背景として、ここ数年頻発する大規模災害による停電時において、在宅人工呼吸器等の電源確保の必要性が指摘されていた事、川崎市においても、令和元年東日本台風による被災状況から、在宅療養患者への対応が課題となっていた事があり、これらを解決する手段の一つとして、プラグインハイブリッドEV等の給電機能の活用を検討するため、検証をスタートしました。

検証は、2021年5月~6月に川崎市が主体となり、国立病院機構箱根病院の監修のもと実施し、当社および東日本三菱自動車販売株式会社に加え、医療機器メーカー2社も協力する形で参加しました。検証に使用する車両として、当社および東日本三菱自動車販売株式会社からはプラグインハイブリッドEV『アウトランダーPHEV』『エクリプス クロス(PHEVモデル) 』を提供しました。

2021年7月7日に、災害時の停電への対応策として有効であるとする検証結果がまとまったことから、当社の若林執行役員、東日本三菱自動車販売株式会社の大橋本部長が、国立病院機構箱根病院の小森病院長とともに、川崎市へ表敬訪問を行いました。

当日は、実際に当社『エクリプス クロス(PHEVモデル)』から「外部バッテリー」への給電デモンストレーションも行われ、多くの報道陣にも取材に来ていただきました。

川崎市 福田市長からは「プラグインハイブリッドEVの可能性を感じました。東日本大震災の計画停電以降、災害ごとに不安を感じてきましたが、医療機器を使用している在宅患者の方の安心につなげることができます。」とコメントをいただきました。

当社の若林執行役員は「当社のプラグインハイブリッドEVが、医療的ケアを必要としている方々の安心に貢献でき、大変うれしく思います。今後も、モビリティを通じ、さまざまな形で社会に貢献していきます。」とコメントしております。

検証結果については、2021年7月30日に川崎市のHPに掲載されております。

神奈川県川崎市HP

(市長表敬訪問について)

(検証結果)

DENDOコミュニティサポートプログラム

 

(※)・本検証は、外部バッテリーへの充電であり、医療機器に直接接続するものではありません。
また、この検証を以て、『アウトランダーPHEV』及び『エクリプス クロス(PHEVモデル)』の取扱説明書「100V AC電源(1500W)」(室内装備項目内)に記載の「医療機器のご使用は、絶対に避けてください」との警告文の解釈が変更されることはございません。

・本検証で使用した2種の人工呼吸器用の外部バッテリー以外は確認を行なっておりません。
全ての人工呼吸器用の外部バッテリーに使用できることが検証されたものではございません。

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