ワクワクする快適を

三菱自動車の快適性技術は、クルマの機能性を高めるだけでなく、クルマと利用環境と一緒に乗っている人との物理的な相互作用の中で湧き上がってくるワクワクする気持ちを追求しています。先進のものづくり技術やIT技術などを活用しながら「ワクワクする快適」を具現化していきます。
開発の歴史
三菱自動車は、ドライバーの運転のしやすさや乗員の快適さとワクワクを追究し、時代を先取りする便利な新機能の提案や新ジャンルのクルマを開拓してきました。
時代を先取りする機能(一例)

新ジャンルの開拓(一例)

ドライバーのために
運転の楽しさを高めるコックピット

四輪制御技術が追求する意のままの走りの要の一つが運転操作です。そして運転操作の感覚は、着座したドライバーと運転操作装置・運転補器、車両諸元・キャビンレイアウトの関係によって決定づけられます。このクルマとの関係をお客様にとってより自然で魅力的にするための問いを立て、新しい価値をコックピットに吹き込んでいくことで“運転の楽しさ”をより高めていきます。
運転操作を行うときのドライバーとクルマの関係(相互作用)モデル

- ※1 クルマの運転を行うために、リアルタイムで行う必要がある全ての作業のこと
- ※2 安定走行を狙いとする全ての操作
- ※3 交通状況と環境状況に対応して実施する操作(方向指示器、ワイパー操作など)
- ※4 ドライバーの快適性を満たし、運転中に実施されるべき追加の操作(シートヒーター操作、電話の会話開始操作など)
運転の楽しさを高めるコックピットの要素





ドライビングポジション
クルマを安全に走らせるための基本要件を確保するのと同時に、風や光を感じながら行う運転操作の連続的な感覚が統合され湧き上がる気持ちが「楽しい」であって欲しい、そのために必要な操縦体験とは「何か」を追い求め、三菱自動車らしいドライビングポジションとして具現化しています。

両手ハンドルが維持できるシフト切替装置の配置
[パドルシフト]

自然がむき出しになった経路を冒険する前のわくわくを追究
(体験イメージ)

楽しい操縦体験を追求するイメージ
不慣れな不整地へと踏み入れる際にも、操縦席に座るだけで不安な気持ちが吹き飛び、
むしろ楽しみな気持ちが湧きあがってくる

使いやすい運転補器
安全監視への注意力が散漫にならないように、直感的に操作を始められ、自然でストレスなく目的を完了できる情報提示機器の操作性を提供します。例えば、見つけやすさの工夫として関連機能や類似機能の配置を集約したり、最小限の負荷で操作が出来るように細部の仕様にまでこだわったデザインを行っています。

[スーパーセレクト4WD-Ⅱのドライブモード選択ダイヤル]

[トグルスイッチ]

効果的な視界補助
お客様の運転行動の3要素「認知・判断・操作」の中で、認知に効果的な視界補助機能を車外撮影カメラを活用したシステムによって具現化しています。視界確保の課題※5は、車両パッケージ固有の特徴や交通環境によって異なるため、クルマ毎に画角や位置等を最適化しています。自信を持って運転できる利用シーンをより拡大するための、新しい視界補助の機能創出と具現化に向けた技術開発に取り組んでいきます。
- ※5 後席乗員や積載物による後方視界遮蔽、近接視界の不足(ブラインドスポット)、クルマの前後左右の距離感の分かりにくさ(車両感覚)など

後席乗員や荷物によって視界が遮られない
[デジタルリヤビューミラー]

駐車時の視界補助表示
[デジタルリヤビューミラー]

後退時の視界補助
[センターディスプレイ]

助手席側 前側方の路面付近の視界補助
[センターディスプレイ]

分かりやすい情報提示
コックピット表示の視認時間を低減できるユーザインターフェースを追求しています。例えば、高精細化したディスプレイを活用した直感的に意味が理解できる文字の書体、グラフィカルでシンプルな表示デザインなどを推進しています。また、運転操作中に表示機器への目線移動が少ない新しいコックピットパッケージ、光の誘目効果・聴覚・触感を利用した効果的な情報伝達機構、画像処理技術やインキャビンセンシング技術※6を活用した情報制御機能の適用などの研究にも取り組んでいます。
- ※6 車室内向けのセンシング技術を活用した様々なアプリケーション

目線移動を最小化する情報提示の配置
[ヘッドアップディスプレイ]

先進感と直感性を両立させたグラフィカルでシンプルな表示デザイン
[メーター]

不快に感じさせずに情報伝達効果を高める和音警報
[警報音専用スピーカー]

利用シーンを直感的に理解しやすい写実的グラフィックの採用
[メーター]
乗る人全員のために
大切な人と過ごしたくなる移動空間・機能

自然と並走しながら過ごす時間がより快適で楽しくあるための身体的感覚や機能性を追求し、何度でも感動できる、繰り返し利用したくなる、そんなワクワクする気持ちを提供していきます。
大切な人と過ごしたくなる移動空間の要素





リスニングルーム
-乗る人全員で楽しめる-
走行中の音響品質を向上させる技術開発と、乗員同士で一緒に鑑賞するリスニングルームとして乗る人全員で楽しめる新しい音響体験や機能の創出に取り組んでいます。スピーカー本来の能力を引き出す車両側構造設計と車室空間の静粛性向上技術に加え、センサーデータを用いた音量・音質補正技術など商品毎に最適な音響品質を提供していきます。

Dynamic Sound Yamaha Ultimate/Premium
ヤマハ株式会社と共同開発したオーディオシステム

車室内環境性能
熱、光、空気、音など、物理環境面の快適性については、車室内環境への受動的な対応や機能性に加え、夜間走行時の光による覚醒効果やアンビエント照明によるリラックス効果、及び乗る人全員の快適性にこだわった後席環境性能の充実も図っています。感覚・知覚のメカニズムに基づいた効果的な手法を研究し、先進技術を活用した車室内環境性能の進化を図っていきます。

日中の光環境を快適に
[IRカット/99%UVカットガラス]

日中の後席の光環境を快適に
[ロールサンシェード]

後部座席の空気環境を快適に
[リヤサーキュレーター]

夜間の車室空間を快適に
[インテリアイルミネーション]

居住性
身体的に安楽が得られる構造や機能、荒れた路面や急なハンドル操作などによって身体を揺らされても安心だと感じられる空間的余裕、室内と外の環境をつなぐ「くるまの窓」ならではの付加価値など、いつまでも乗っていたい唯一無二の空間づくりを追求し、寸法諸元やパッケージング制約の中で創意工夫し具現化しています。


利便性
-いつでも頼りになるバディ-
乗り込む前後のおもてなし機能、お気に入りのギアを詰め込んで旅に出ることができる収納性、旅先で頼りになる給電機能、クルマから離れても伝え合えるコネクティビティなど、乗車前から到着後も含めたクルマとの全ての体験が、より心地よく感じられる三菱自動車らしい利便性を提供していきます。

電動サイドステップ
(LEDステップ照明付)

収納性
[荷室]

家から持ち出した家電製品への給電機能
[100V AC電源]

人とクルマを繋ぐコネクテッドサービス
[MITSUBISHI CONNECT]