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DAILY REPORT

AXCR2026、田口勝彦選手/
保井隆宏選手が初優勝
チーム三菱ラリーアートは連覇達成

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2026年のアジアクロスカントリーラリー(AXCR)において、三菱自動車が技術支援するチーム三菱ラリーアートの田口勝彦選手/保井隆宏選手が日本人選手のペアとして初めて総合優勝を果たしました。チーム三菱ラリーアートとしては2025年大会に続く連覇であり、通算3度目の勝利です。チームが送り出した3台のピックアップトラック『トライトン』は全車が完走、過酷なラリーを戦い抜きました。

タイ国内を舞台とした2026年大会は、8月9日(日)〜15日(土)にかけて開催されました。9日(日)の夜、パタヤのウォーキングストリートで行われたセレモニアルスタートでは、大音量の音楽が場を盛り上げるなか、3台の『トライトン』もきらびやかなネオンに照らされながら多くの声援を浴びて、6日間のラリーへと出発しました。

競技の初日となる10日(月)のLEG1。パタヤから内陸のプラーチーンブリーへと向かうルートに設けられたスペシャルステージ(SS)1は時折スコールに見舞われ、路面に川のような流れや大きな水たまりが不意に現れる難しいコンディションに。このSS1を、田口選手はSS3番手タイムでまとめ、幸先の良いスタートを切りました。先頭走者である昨年のウィナー、チャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手はSS7番手タイム。小出一登選手/千葉栄二選手はコース脇の溝にスタックしてコース復帰に時間がかかり、タイムアウトによるペナルティでSS37番手と後方からの追い上げを期すかたちとなりました。

プラーチーンブリーからナコーンサワンに向かうLEG2は、SS予定エリアで軍事演習が行われる関係から、SS距離が半分以下に短縮されました。草木の生い茂る迷いやすいコースやぬかるみ、パンクのリスクがある岩場などが選手たちの行く手を阻みます。田口選手はリスクを避けた無理のないドライビングでSS12番手タイムをマークし、総合3番手をキープ。ヨーター選手はロックセクションでパンクを喫したものの、SS6番手タイムで走り切り、総合7番手のポジションを守りました。小出選手も順調に走行し、総合35番手につけています。LEG3はナコーンサワンから再びナコーンサワンに戻るループステージ。開けた田園地帯やミスコースを誘発しやすいジャングル、高速セクションなど様々な要素が入り混じるSSで、田口選手は今大会初のトップタイムをマークし、わずかに8秒差ながら総合首位に躍り出ます。ヨーター選手は総合6番手にひとつポジションアップ。着実な走りを続ける小出選手は総合34番手でこの日を終えました。

ナコーンサワンから北西に位置するカンペーンペットへと至るLEG4から、ラリーは後半戦に入ります。山裾を走るジャングルやフラットな農道を主としたSSを、田口選手は堅実なペースで走行。後続との差を広げ、総合首位の座を守りました。ヨーター選手はコーナーで右リヤをヒット。タイヤ交換を余儀なくされ、総合7番手に後退してしまいます。小出選手は大きなトラブルなく、総合順位を32番手に上げました。LEG5はカンペーンペットから、ラリーの最終拠点となるピッサヌロークへ。ラリールートはいったん北上し、ジャングル、農園地帯のフラットダートを走ります。最終日に残されるSSは短いため、田口選手にとってはこの日が正念場と言えます。終始ドライコンディションとなったSS5、田口選手はリスクを避けつつペースをコントロールし、SS2番手タイムでフィニッシュ。リードを5分21秒とし、首位で最終日に臨みます。一方、順位を挽回しようと果敢にアタックしていたヨーター選手は、SSの途中でエンジンに不調が発生。ここで上位争いからは大きく遅れることとなりました。小出選手はトライトンのハンドリングの良さを活かし、SS8番手タイムを刻む好走、総合順位を28番手に上げました。

最終日のLEG6はピッサヌロークの北東部に広がる山深いコースが戦いの舞台となります。最終日は総合順位順にスタートするため、田口選手が先頭走者を務めます。何が起きるか分からないAXCRにおいて、5分のリードは決して十分とは言えません。先頭スタートはクリアな視界で走ることができる反面、前車の轍がないことでコースをミスする可能性もはらんでいます。高まる緊張感のなか、10時35分に田口選手がスタート。2分間隔で、追いすがるライバルたちも続々とコースに入って行きました。田口選手はコースの途中で2番手のライバルに追い抜かれたものの、約5分のリードを活かしてミスやパンクを避けた冷静な走りに徹し、SS3番手タイムでフィニッシュ。2分25秒の差でAXCR初優勝を決めました。チーム三菱ラリーアートにとっては2025年大会に続く連覇であり、日本人選手のペアによる勝利は開催31回を数える大会史上、初の快挙となりました。小出選手はSS12番手で総合27位、ヨーター選手は総合36位となり、3台のトライトンは全車が完走を果たしました。

セレモニアルフィニッシュは、ピッサヌロークのチャン王宮前で華々しく開催されました。セレモニーの直前に降ったスコールはすっかりと上がり、強く照りつける日差しのもと、勝利を挙げた田口選手と保井選手のトライトンがゲートをくぐります。2023年から登場した新型『トライトン』とともに研鑽を続けてきた選手ふたりと、それに応えるべく車両を改良し続けた開発陣、6日間にわたって的確な整備でトライトンを完璧な状態に保ち続けたチームの総合力で勝ち獲った、価値ある勝利となりました。チーム三菱ラリーアートは、今大会で得られた経験やデータを今後のさらなる挑戦に活かしてまいります。

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チーム三菱ラリーアート、2026年のAXCRで連覇達成

田口勝彦選手と保井隆宏選手が日本人選手ペアとして初優勝

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2026年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)の競技6日目、最終日となるLEG6が8月15日(土)に行われました。この日は、ピッサヌロークをスタートし、再びピッサヌロークへと戻るループ状のコース設定。総走行距離は239.32km、スペシャルステージ(SS)の距離は58.62kmと短いものの、総合首位に立つ田口勝彦選手/保井隆宏選手と総合2番手の選手との差はわずかに5分21秒。コースはこの大会で最も標高の高い山岳路となっており、その多くが道幅の狭い森林地帯です。前日の夜に降った雨で一部に水たまりなどが残る部分もあり、わずかなミスがパンクやコースオフを誘発する危険性をはらんでいます。

最終日は総合順位順にスタートするため、先頭走者の田口選手はミスコースや不慮のパンクを避けて堅実な走りに徹してゴールを目指します。途中、背後に迫るライバルに先行を許しますが、田口選手はそれまでの貯金を活かしながら努めて冷静にトライトンをコントロール。最終的にSS3番手タイムでフィニッシュ。6日間を走って2分25秒差という接戦を制し、日本人選手のペアとして初めてAXCRのウィナーとなりました。

小出一登選手/千葉栄二選手はこのSSを12番手タイムでフィニッシュ、初日の遅れが響いたものの、手堅いペースでラリーをまとめ、前日よりひとつ順位を上げ27位となりました。LEG5でエンジン不調が発生し後退を余儀なくされたチャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手は、36位で完走を果たしました。

チーム三菱ラリーアートは当初の目標としていた連覇を達成しただけでなく、田口選手/保井選手の初優勝、さらに日本人選手ペアによる大会始まって以来の優勝という成果を得ました。選手、クルマ、チームの力を結集して臨んだラリーで、3台すべてが完走を果たすことができました。応援いただいた皆さま、ありがとうございました。

チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩のコメント
「この大会31回目にして、初めて日本人選手のペアが優勝ということで、同じ日本人として誇りに思うし、うれしいです。今年は最初から僅差の戦いで、誰が勝ってもおかしくないような、そんな大会でした。約2000kmを走って2分25秒差という、本当にギリギリの勝利でした。チームの皆がしっかりチームプレーに徹してくれたおかげでつかんだ勝利、3台完走という結果だと思っています。今年、私が大事にしてきたのは勝つことよりも、勝ち続けること。この連覇で、秋に発売される新型パジェロに華を添えてあげたいという気持ちがすごく強かったので、本当に良かったです。次は3連覇を目指して、また開発に取り組む日々が始まります。応援していただき、ありがとうございました」

チーム三菱ラリーアート 106号車 ドライバー 田口勝彦選手(総合優勝)のコメント
「もちろんうれしいです。でも、SS中に抜かれるのはちょっと納得いかないですね(笑)。次回は抜かれないように、走りで勝ちたいです。クルマもトラブルなく、危ない場面も少なかったと思います。もちろんゆっくり走っているわけではないので、保井選手ともどもいっぱいいっぱいでしたが、勝因は前に出られたことです。追いかけるライバルはリスクを取って攻めなければならないので、そこでミスが出たのではと思います。そんな印象の大会でした。 先が見えないコースを進むには、クルマの信頼性が必要ですし、トライトンは今回ハンドリングが良くなったので、良いラインを選んで走ることができました」

チーム三菱ラリーアート 106号車コ・ドライバー 保井隆宏選手(総合優勝)のコメント
「正直なところ、うれしさよりもホッとした気持ちの方が強いです。 トップに立ってからは本当にもうずっと緊張とプレッシャーしかありませんでした。ミスコースひとつでドライバーが一生懸命稼いだタイムを失ってしまうので、細心の注意を払ってナビゲーションをしました。パンクもなく、クルマもノートラブルで走り切れたので、お互いにこのラリーに少しずつ慣れてきたのかなと思います。チームメイトのピーラポン(ソムバットウォン)選手にも色々レクチャーしてもらったことがすごく役立ったと思います」

チーム三菱ラリーアート 118号車 小出一登選手(総合27位)のコメント
「初日にミスをしてしまい、タイムアウトとなってしまいました。本当に落ち込んで自信を失っていたんですが、次の日から着実に走ることを繰り返していくうちに自信も少しずつ取り戻せて、SS5では8番手タイムを出せました。私のトライトンはAT仕様で、シフトプログラムなどの改良でとても乗りやすくなったと思います。普段は社内でインストラクターをやらせてもらっていますが、こういうラリーでは危険回避や判断が重要になってきますので、そういうものの考え方をテストドライバーの育成の時にフィードバックできるかな、と考えています」

チーム三菱ラリーアート 101号車 チャヤポン・ヨーター選手(総合36位)のコメント
「序盤からパンクなど小さなトラブルが続き、5日目には順位を挽回しようと良いペースで走れていたのですが、本来狙っていたレースペースまで速度を上げられなくなってしまい、上位を狙うチャンスを逃してしまいました。今年のトライトンは本当に素晴らしい出来栄えです。前後重量バランスが再調整されたことでコントロール性が大幅に向上し、エンジンパワーも欲しい回転域でしっかり立ち上がってくれ、欠点が見当たらないほど完成度が高いです。あらゆる状況下で意のままにマシンを操ることができる最高の相棒です。私自身の結果は残念ですが、同じチーム三菱ラリーアートの田口選手がチャンピオンを守り抜いてくれたことは本当に素晴らしいですし、チームの誰が勝ってもうれしいです」

AXCR2026、LEG5を終えて首位の田口選手がリード拡大

田口選手、暫定総合首位で最終日へ

LEG5の様子LEG5の様子LEG5の様子LEG5の様子

2026年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)の競技5日目となるLEG5が8月14日(金)に行われました。この日は、カンペーンペットから大会のフィニッシュ地点であるピッサヌロークへと移動するルート。総走行距離は390.92km、カンペーンペットの北西部に広がる山沿いを走るスペシャルステージ(SS)の距離は183.6km。自然豊かな森林セクションや、開けた農道、集落の中の狭い道などが舞台となります。これほどのSS距離を走るのは今大会これが最後となるため、まさに正念場の1日と言えます。

暫定首位を守り、前日のSSを4番手で終えた田口勝彦選手/保井隆宏選手は上位のライバルと接戦を展開。前半のジャングル区間で多少のタイムロスはあったものの、フラットなダートコースでは絶妙なペースコントロールで快走を見せました。ライバルを2台かわし、遅れを最小限にとどめてSS2番手でフィニッシュ。結果的に後続との差を5分21秒に広げた田口選手は、「比較的早い段階で前の2台をパスできましたが、別のライバルにかわされてしまうなど、抜きつ抜かれつの展開でした。合計タイムで約5分差ですが、最終日も何が起きるか分かりません。最終日は先頭スタートなので、仮に2番手に追いつかれても(出走時間の差である)2分を失っただけと考えれば、多少の精神的な余裕につながると思います。それでも先頭だと道は分からないですし、浮き砂利でタイムが出ないこともありますから油断はできません。パンクしないように石は避けて、いつものように平常心で走ります」と、明日の展望を語っています。

ポジションアップを目指すチャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手は、前半区間60km前後の地点でエンジンに不調が発生。ペナルティを受けて上位争いからは脱落することになりましたが、エンジニアとメカニックによる原因究明と整備を受けて、再出走を目指します。

堅実な走行を続け、SS5を8番手と好結果でまとめた小出選手は、総合28番手。「今日のコースは比較的タイトでツイスティでしたが、トライトンのハンドリングの良さを活かせたと思います。乗りやすく、気持ちよく走ることができました。明日は、より慎重な走りでチームをサポートできるよう頑張ります」と、最終日への意気込みを語りました。

競技8日目、最終日は15日(土)のLEG6です。拠点となるピッサヌロークを出て北東部の山岳地帯にSSが設定されます。総走行距離は239.32km、SS距離58.62kmと短いものの、緊張感の高い戦いが続きます。首位の田口選手は5分21秒のリードを築いていますが、田口選手自身も語るとおり、何かひとつのミスで戦局がガラリと変わるこのラリーにおいてはないも同然です。チームは最終日に向けて3台のトライトンに入念なメンテナンスを施し、万全の体制で2年連続の勝利を目指します。

チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩のコメント
「LEG3から田口選手がトップに立ち、ポジションを維持していよいよ最終日というところまで来ました。 ライバルもすごく力をつけてきて、今回ずっと僅差の戦いが続いていて、本当に気が抜けません。近年まれに見る大接戦です。この3年、田口選手と保井選手のスキルはものすごく上がったと思います。そのふたりを、明日の朝、首位で送り出すことができる。チームの皆も、もう一度、気を引き締めています。チャヤポン(ヨーター)選手はエンジンにトラブルが起きてしまいましたが、チームの皆でゴールを目指していけるようにしっかり整備して、最終日に備えたいと思います」

※暫定順位

AXCR2026、田口選手が4日目も好調を維持しトップの座を守る

田口勝彦選手が暫定総合首位を堅持。チャヤポン・ヨーター選手もトラブルを跳ねのけ力走

LEG4の様子LEG4の様子LEG4の様子LEG4の様子

2026年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)の競技4日目となるLEG4が8月13日(木)に行われました。この日は、ナコーンサワンから北西に位置するカンペーンペットへと至るルートです。総走行距離は331.25km、スペシャルステージ(SS)の距離は181.04kmに設定されました。コースは山すそを走る森林のほか、なだらかな丘に広がるフラットな農道を主としており、こうしたコースを得意とする田口勝彦選手/保井隆宏選手にとっては、ラリー終盤に向けて後続との差を広げておきたいところです。

前日のSS3でトップタイムをマークした田口選手はこの日の先頭走者。前走車によるダストで視界を遮られることがない反面、わだちがなくミスコースを誘発しやすい中、ドライコンディションのフラットダートを快走します。前半セクションは、ルートを見誤ることなく、オーバーシュートもないというほぼ完璧な走りでまとめることに成功。後半セクションでは何度かミスはあったものの、総合首位の座を確実なものとすべく無傷のままフィニッシュへ。「これまでの4日間で一番良かった」と笑顔でトライトンから降りてきた田口選手は「順調でした。クルマもセッティングがいいので自信を持って走れています。5分や10分は平気でロスしてしまうラリーなので、このままパンクのリスクも回避しながらペースを維持していければ」と、手応えを語りました。田口選手は手堅くSS4番手で終え、3分18秒差で総合首位の座を守っています。

総合6番手からのポジションアップを目指して臨んだチャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手は、前半セクションを好ペースでまとめたものの、後半セクションで右リヤをヒット。タイヤを傷めて交換を余儀なくされました。前半での力走のおかげで遅れを最小限にとどめ、このSS3を10番手で終えました。この結果、総合順位をひとつ落とし7番手に後退。LEG5でひとつでもポジションを挽回することを目指します。小出一登選手/千葉栄二選手は大きなトラブルなく堅実な走行でこの日を20番手フィニッシュ。総合32番手に順位を上げました。

競技5 日目となる14日(金)のLEG5は、今大会最後の拠点となるピッサロヌークへの道のりが戦いの舞台となります。前半セクションは国立公園や野生動物保護区の近くを走るテクニカルな森林地帯、終盤はフラットな農地や牧草地のなかを駆け抜けます。最終日LEG6のSSはわずかに58.62kmが残されるのみとなっており、今大会2番目の長さである183.60kmのSSを有するLEG5がまさに正念場と言えます。

チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩のコメント
「誰がトップに立ってもおかしくないような混戦となっていますが、今日の田口選手の走りはとても冴えていました。4日目を終わり、ラリーもいよいよ大詰めになってきました。トップにいる田口選手と後続とのタイム差次第では、明日のLEG5に大勝負をかけるかという作戦も視野に入れています。やはり我々の目標は優勝ですから。必要なら思い切り走ってもらうつもりです」

※暫定順位

AXCR2026、田口選手が総合首位に浮上。3日目を終え、後半戦に挑む

田口勝彦選手が好走、8秒という僅差ながら暫定総合首位に

LEG3の様子LEG3の様子LEG3の様子LEG3の様子

2026年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)の競技3日目となるLEG3が8月12日(水)に行われました。この日は、ナコーンサワンをスタートして再びナコーンサワンに戻るルートで、総走行距離は330.25km、スペシャルステージ(SS)の距離は146.04kmが設定されます。コースはのどかな田園地帯からスタートしましたが、ミスコースを誘発しやすいジャングルの中では競技車が右往左往するほどナビゲーションの難しい区間も。後半では車速レンジの高いセクションとツイスティなセクションが混在し、各車とも接近した戦いが繰り広げられました。

前日を終えた段階で総合3番手につけていた田口勝彦選手/保井隆宏選手は、オーバーシュートなど何度かミスはあったものの、難しいコースで好ペースを披露。保井選手との息もピッタリ合い、今大会初のSSトップタイムをマークしました。これで田口選手は、前半3日目を終えた段階で総合首位に。ただし後続との差はわずか8秒と、まるでスプリントラリーのような接戦となっています。

チャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手は前半セクションでの遅れが響いてしまい、このSS3を7番手タイムでフィニッシュ。総合6番手をキープして、後半戦での巻き返しを図ります。

序盤の思わぬトラブルで後方から追い上げる形となった小出一登選手/千葉栄二選手はリスクを避けながら着実に走り切って、SS17番手タイムと健闘。総合34番手として後半戦を迎えます。ここまでの戦いについて、小出選手は次のように振り返りました。

「初日にタイムアウトしてしまって、非常に悔しく申し訳ない思いをしています。以降は初心に戻って着実な走りを心がけていますが、後方スタートで道が荒れることもあり、アジアクロスカントリーラリーの難しさを感じています。トライトンは今年のエンジンに合わせてATのシフトパターンを変えていますので、非常に乗りやすくなっています。明日から後半戦ですが、AXCRは前日の結果がスタート順位になるので、毎日ベストを尽くしてできる限り上位でフィニッシュし、ヨーター選手と田口選手のサポートをしたいと思います」

競技4日目、ラリーはいよいよ後半戦へ。13日(木)のLEG4は、ナコーンサワンから西に向かい、山裾の森林エリアや丘陵地の農道などが主な舞台となります。総走行距離331.25km、SS走行距離181.04kmを経て、3台のトライトンは世界遺産の街として有名なカンペーンペットへと向かいます。

チーム三菱ラリーアート 106号車 田口勝彦選手のコメント
「特に今日の前半区間は、皆がミスコースしていたところで、保井選手のナビゲーションが良く数分のマージンを稼ぐことができました。そのおかげでいいタイムが出せたと思います。後半ではハイスピードなところが多く、1分近く6速でアクセル全開にするようなところもありました。明日は先頭走者ですが、難しさはあるでしょう。後半戦も何が起きるか分かりませんし、10分差なんて誤差みたいなものです。トップ10がゴロゴロ入れ替わるくらい本当に厳しい戦いですから、一日一日を大事にいくしかないです」

※暫定順位

AXCR2026、競技2日目を終えて 3台のトライトンは順調に走行中

田口勝彦選手が総合3番手、チャヤポン・ヨーター選手は総合7番手を堅持

LEG2の様子LEG2の様子LEG2の様子LEG2の様子

2026年アジアクロスカントリーラリー(AXCR)の競技2日目となるLEG2が8月11日(火)に行われました。この日は、プラーチーンブリーからナコーンサワンへと向かう、総走行距離478.22kmのコース。うち、スペシャルステージ(SS)は145.67kmが設定されていましたが、軍の演習に伴った距離の短縮が発表され、総走行距離は399.87km、SS距離はわずか67.32kmという短距離戦となりました。大幅に短縮されたと言えど難度は変わらず、雑木林の中を抜けるコースやぬかるみ、パンクのリスクがある岩場などが選手たちの行く手を阻みます。

この日を3番手でスタートした田口勝彦選手/保井隆宏選手。前半区間ではライバルとデッドヒートを展開して2台を追い抜いたものの、別のライバルにかわされ2番目にサービスにたどり着きました。どの車両も泥で覆われており、戦いの過酷さが伝わってくる状況です。暫定総合3番手を維持している田口選手は「前半はロードブックとの距離が合わなかったりしてロスした部分もありましたが、後半はすぐ目の前で迷っていたライバルをかわすことができ、まあ悪くない出来かなという印象です。岩場でもトライトンはまったく問題ないですし、無理はしていません。まだ先も長いですから」と、ベテランらしい落ち着きを見せています。順位こそ変わらないものの、上位陣は非常に接近した戦いとなっています。

前日のアクシデントからの巻き返しを図る小出一登選手/千葉栄二選手は、大きな問題なく全行程を走り切ってサービスへとたどり着きました。総合35番手で明日の競技に挑みます。

チャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手は後半のロックセクションでタイヤをパンクさせてしまい、コース内で交換。タイムをロスしてしまったものの、前日まで9分33秒あった総合首位の選手との差を4分45秒にまで縮めることに成功。ヨーター選手も順位は前日同様ながら、非常に僅差の戦いとなっています。

競技3日目となる12日(水)のLEG3は、ナコーンサワンをスタートし、東部の農園エリアと山岳路を巡り、再びナコーンサワンへと戻るルートです。総走行距離は330.25km、SS距離は146.4kmで競われます。

チーム三菱ラリーアート 101号車 チャヤポン・ヨーター選手のコメント
「前半はかなりスピードが出るコースで、ずっとマッド路面でした。とても滑りやすかったですが、うまく走ることができたと思います。午後はスタートしてすぐにパンクしてしまいましたが、交換後は自分たちのペースを守って走りました。タイヤ交換のロスを考えれば、最終的なタイムとしては悪くなかったと思います。トライトンのセッティングはかなり良い状態に仕上がっているので、この状態を保ちながら明日に備えたいと思います」

※暫定順位

AXCR2026競技初日 田口選手が3番手につける

難コンディションのSS1は田口選手が3番手、ヨーター選手が7番手

LEG1の様子LEG1の様子LEG1の様子

2026年のアジアクロスカントリーラリーは、競技初日を終えてチーム三菱ラリーアートの田口勝彦選手/保井隆宏選手が暫定3番手タイムをマーク、チャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手は7番手につけ、明日からの巻き返しを狙います。
この日行われたのは、パタヤからプラーチーンブリーに向かう総走行距離375.23kmのコースです。そのうちスペシャルステージ(SS)は206.83kmと、初日にして大会最長の1日となります。

3台の『トライトン』ラリーカーはプランテーションや森林の中の難しい路面に挑みました。走行順の早いヨーター選手と田口選手は、途中正しいルートの見極めが難しい場所もありタイムをロスしてしまうシーンもありましたが、車両に大きなダメージを負うことなく無事にSSを走り切りました。

開催エリアは時折スコールに見舞われ、路面には川や大きな水たまりができる箇所もあったものの、ふたりはトライトンの高い走破性を遺憾なく発揮し、この日のゴール地点であるプラーチーンブリーにたどり着きました。

田口選手は「走りは好調ですが、上位陣が皆ミスコースでペースを崩しています。そんななかでも、そこそこのポジションには入れているので、悪くはないと思います。コースは『ザ・アジアクロカン』という感じです。水溜まりもあるし、スコールが降れば前も見えないですし。それでも、『トライトン』はマッド路面だろうがグイグイと進んでいくので乗りやすいですね。 まだ1日目ですし、うまくこの順位をキープしながら、上を目指していきたいです」と、前向きなコメントを残しています。

一方、小出一登選手/千葉栄二選手はこの日後半のコースで道の脇にある溝でスタック、なんとか脱出しSSを走り切ったもののタイムアウトとなり38番手となりました。小出選手は明日以降も引き続きヨーター選手と田口選手のサポートを行います。
競技2日目となる11日(火)のLEG2は、プラーチーンブリーからナコーンサワンに向かう478.22kmで、SS距離145.67kmで争われます。

チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩のコメント
「スタートから中間地点、何カ所かコースサイドで視察してきましたが、行く場所ごとに来る順番が違って。今年も波乱の幕開けですね。雨も降ってコースもマッドになって、非常に厳しい初日だったと思います。そのなかで、チャヤポン選手と田口選手はしっかりと帰ってきてくれました。まだ始まったばかりなので、ミスなく最終日まで全力で優勝を目指して頑張ります」

3台の『トライトン』で挑むAXCR2026 パタヤの繁華街でセレモニアルスタートを実施

2026年のアジアクロスカントリーラリーが、いよいよ幕を開けました。3台の三菱『トライトン』は、8月10日(月)から15日(土)にかけて、過酷な試練が待ち受けるラリーに挑みます。

セレモニーの様子セレモニーの様子セレモニーの様子

セレモニアルスタートは8月9日(日)午後8時から、タイのビーチリゾートであるパタヤのウォーキングストリートで行われました。2輪、4輪すべての参加車両がズラリと列をなし、大きな音楽とネオンがきらめくなか、1台ずつスタートを切っていきます。昨年の優勝者であるチャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手は地元タイの人気選手。ふたりが乗る101号車は、ひときわ大きな声援を浴びながらスタートゲートをくぐりました。106号車の田口勝彦選手/保井隆宏選手、118号車の小出一登選手/千葉栄二選手も多くのギャラリーが見守るなかスタートを切りました。

10日(月)、ラリー初日の舞台となるスペシャルステージ(SS)1は、パタヤからプラーチーンブリーに向かう206.83kmのコースです。初日にして大会最長となるこのSSは、前半が森林やプランテーション内の農道が主体でジャンクションが多く、後半では厳しい路面となるため、ナビゲーションの正確性と車両の信頼性が問われるものと予想されます。

チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩のコメント
「チーム三菱ラリーアートとして5回目のアジアクロスカントリーラリー参戦ですが、今までのなかで一番の大勝負になると思っています。『トライトン』には様々な改良を施し、ドライバーからもフィーリングや信頼性について非常にいいコメントをもらっていますので、準備の方向性が正しかったと感じています。厳しい戦いとなるでしょうが、最高の結果を得られるようにチーム一丸となって最後まで選手をサポートし、選手たちには精いっぱい頑張ってもらおうと思っています。応援よろしくお願いします」

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