ページの先頭です

ホーム > ニュース・イベント > プレスリリース > モータースポーツ

モータースポーツ



2009年01月11日
2009年ダカールラリーの前半戦が終了
ホアン・ナニ・ロマが総合4位で後半戦の巻き返しに望む

後半戦に向けマシンをリフレッシュする三菱自動車チーム

 

2009年ダカールラリー休息日のビバーク全景

2009年ダカールラリーは1月10日(土:現地時間、以下すべて現地時間)、前半戦を終え、チリのバルパライソで休息日を迎えた。

今回のダカールラリーは、30年の歴史の中で初めてアフリカ大陸を離れ、アルゼンチン、チリといった南米大陸を舞台に開催されている。新型競技車『レーシング ランサー』を駆って参戦しているチーム・レプソル三菱ラリーアートは、同大会では初日の第1ステージから増岡浩(日本)/パスカル・メモン(フランス)組がリタイアするなど3台が戦列を離れるといった波乱含みの中、ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組が、首位から29分16秒差の24時間11分56秒分の総合4位につけ、大会の山場と目される後半戦での上位浮上を狙う。

ダカールラリー初の南米大会は、三菱自動車チームにとって過酷な展開が続いている。1月3日(土)にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタートした第1ステージで、三菱自動車チームはリュック・アルファン/ジル・ピカール(ともにフランス)組が5位、ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組が6位、ロマが8位ながらトップから約5分以内の僅少差でまずまずの滑り出しを見せたが、期待の日本人エースドライバーの増岡は、SS中に突然、エンジンプーリー(エンジンの動力を伝える滑車)を固定するボルトが破損するといったトラブルでストップ。ビバークでの懸命な修復作業にもかかわらず、初日でまさかのリタイアを喫することとなった。

続く第2ステージではその無念を晴らすかのようにペテランセルがSS2位と健闘し、総合3位に浮上。第3,4ステージでは、三菱自動車チームの3台が後半の勝負に備え、トップと離されないような慎重な走りに徹し、上位をキープしてきた。

その後、本格的な砂丘が登場し、最初の難関となった第5ステージでペテランセル車が転倒。ルーフに設置されたラジエータを破損し、ビバークまで自力での走行ができなくなり、サービスカーの牽引を余儀なくされ、15分のペナルティを喫する。
続く第6ステージではアルファン車のコ・ドライバー、ピカールがスタック脱出作業中に突然体調不良となり、病院に運ばれるといったアクシデントにより、途中棄権を余儀なくされるなど不運が続いた。

そしてアルゼンチンからチリに入国する前半戦最後の第7ステージで、ロマとともに順調な走りを見せていたペテランセルの『レーシング ランサー』はエンジントラブルにより114km地点でストップ。惜しくもここで戦列を去ることとなった。この結果、三菱自動車チームは、ロマ車1台で1月11日(日)からの後半戦を戦うことになった。

ロマは「チームのエンジニアとメカニックは、新型『レーシング ランサー』で結果を出すため、一生懸命に良い仕事を続けてくれています。三菱自動車チームは、かなり厳しい状況となったが、僕とルーカスは後半戦もプッシュをし続けて、チームに良い結果をもたらすように全力を尽くすつもりです」と語り、孤軍奮闘ながらチームメイトの分まで頑張ると、やる気を漲らせている。

三菱自動車チームを率いるドミニク・セリエス監督は「我々の新しいマシンとエンジンは、短い準備期間にもかかわらず、ダカーラリーで十分に戦っていけるパフォーマンスを見せている。しかし、今回のラリーを通じて、このマシンとエンジンを成長させるため、我々がやるべきことが幾つもあることもわかってきています」と話す。また、後半戦に向けて「今回のダカールラリーは、ロマがまだ十分優勝を狙えるポジションにつけています。彼が前半戦と同様に後半戦も好調を保つことができれば、表彰台もしくは高順位での完走を果たすことができると思います」と語り、現状を前向きに見据えている。

休息日を迎えて人がごった返すビバークで、三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSPの中山修社長は次のように語った。「前半戦終了時点での我々の状況は想定以上に厳しい。改めてダカールラリーでの厳しさを感じています。しかし、昨日のステージで、ロマは、後半戦に向けて十分期待が持てる走りを見せてくれました。あとは、チーム一丸となって全力を尽くすだけです」

バルパライソのビバークは、チリ海軍の兵学校の運動場に設けられた。連日の過酷な走行で疲れ切ったドライバーたちにとって束の間の一日も、各チームはマシンをリフレッシュさせるため、メカニック達は懸命に作業にあたり、時間は足早に過ぎていった。

翌1月11日(日)の大会9日目から、2009年ダカールラリーもいよいよ後半戦に入る。後半戦最初のステージとなる第8ステージは、バルパライソから太平洋岸を北上し、歴史的建造物の多い古い港町ラ・セレナまでの652km(うち競技区間=SS:294km)で予定されている。

 

【総合成績(暫定)1月9日(金)STAGE 7終了時】

 

順位 ドライバー 車両 タイム
1 C・サインツ(E) VW・レーストゥアレグ2(T1-2) 23時間42分40秒
2 G・ドゥビリエ(ZA) VW・レーストゥアレグ2(T1-2) 9秒
3 M・ミラー(USA) VW・レーストゥアレグ2(T1-2) 13分53秒
4 J・ナニ・ロマ(E) 三菱レーシング ランサー(T1-2) 29分16秒
5 R・ゴードン(USA) ハマーH3(OP-1) 1時間08分21秒
6 K・ホロウチェック(PL) 日産・ナバラ(T1-1) 2時間39分32秒
7 I・トレフセン(N) 日産・ナバラ(T1-1) 2時間59分21秒
8 O・テラノヴァ(RA) BMW X3 CC(T1-2) 4時間04分53秒
9 D・デッピング(D) VW・レーストゥアレグ2(T1-2) 4時間47分43秒
10 R・クーパーズ(NL) BMW X3 CC(T1-2) 4時間59分51秒

 
11 T・ヴァンデイン(NL) 三菱L200(T1-1) 5時間30分18秒
13 M・ザプレタル(CZ) 三菱L200(T1-1) 6時間25分46秒
14 J・デ・アゼヴェード(BR) 三菱パジェロ(T1-1) 9時間31分20秒
15 B・ブカトフ(RUS) 三菱パジェロ(T1-1) 9時間36分50秒
17 I・クズネツォフ(RUS) 三菱L200(T1-1) 11時間00分39秒
27 三橋 淳 トヨタ・ランドクルーザー(T2-2) 14時間09分01秒
38 C・バルビエール(F) 三菱パジェロ(T2-2) 21時間55分50秒
51 A・ミロネンコ(RUS) 三菱パジェロ(T1-1) 26時間53分39秒
60 F・イノセンシオ(P) 三菱パジェロ(T1-2) 31時間53分54秒
61 L・リスズィ(H) 三菱パジェロ(T1-2) 31時間55分32秒
68 R・ガルスチー(I) 三菱パジェロ(T2-2) 34時間57分40秒
71 N-P・イノセンシオ(P) 三菱パジェロ(T1-2) 36時間26分07秒
74 S・スコット(D) 三菱パジェロ(T1-2) 38時間46分44秒
80 M・ポーンシリチャン(T) 三菱パジェロ(T1-2) 44時間32分22秒
95 P-H・ピッチーニ(B) 三菱L200(T1-2) 61時間18分20秒

 
1位のタイムはSTAGE 1からのSS合計所要時間とペナルティの合計
 
  2位以下のタイムはトップとの差

 

カテゴリー区分

 

T1-1    スーパープロダクション    4輪駆動ガソリン車
T1-2 スーパープロダクション 4輪駆動ディーゼル車
T1-3 プロダクション 2輪駆動ガソリン車
T1-4 プロダクション 2輪駆動ディーゼル車
T2-1 TTシリーズ ガソリン車
T2-2 TTシリーズ ディーゼル車
OP-1 オープンクラス  

 

D=ドイツ、E=スペイン、F=フランス、N=ノルウェー、NL=オランダ、PL=ポーランド、RA=アルゼンチン、RUS=ロシア、USA=アメリカ合衆国、ZA=南アフリカ

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る