三菱自動車は、職場におけるLGBTQなど性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」*1において、2018年から7年連続でゴールド認定を獲得しました。
「PRIDE指標」は、企業などの団体においてダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体「work with Pride」*2が、職場におけるLGBTQに関する取り組みにおいて日本初の評価指標として2016年に策定したものです。
当社は、人権の尊重は事業活動の基本であると考え、国連が提唱する「人権・労働・環境・腐敗防止」4分野・10原則についての「国連グローバル・コンパクト」に署名しました。また、当社の「人権方針」においてはステークホルダーの人権尊重を定め、性別・性的指向・性自認などに基づく不当な差別やハラスメントを容認せず、多様性を尊重することを表明しています。さらに、すべての役員・社員が守るべき規範であるグローバル行動規範の中で、人権と多様性の尊重を表明しています。
これらの考え・方針のもと、社内のLGBTQ当事者が活躍できる働きやすい環境づくりを目指し、職場環境の改善や社内制度の整備に努めています。主な取り組みとして、社員制度に関しては、結婚の定義に同性婚の関係を含め、結婚休暇や育児休業の取得、社宅の利用を認めています。2021年10月には、婚姻の平等を求める企業を募る「Business for Marriage Equality」キャンペーンへの賛同を表明しました。さらに、外部講師によるLGBTQ理解促進セミナーの継続的な開催や、e-Learningでの学習に加え、オリジナルの「ALLY(アライ)ステッカー」と「バーチャル背景」を作成し配布することにより、社内におけるALLYの見える化を推進しています。
こうした取り組みが評価され、「PRIDE指標」においてゴールド認定を獲得しました。
当社は、今後もダイバーシティ推進を通して、社員一人ひとりが活躍し輝き続けられる環境づくりに取り組み、当社の持続的成長を目指してまいります。

- 「PRIDE 指標について」
「PRIDE 指標」は、LGBTQ+など性的マイノリティが働きやすい職場づくりを日本で実現するためにwork with Pride が2016 年に策定した日本で初めてとなるLGBTQ+に関する企業・団体等の取り組みの評価指標です。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5 つの指標で構成されており、各指標内で指定の要件を満たしていれば点数が付与され、点数により、ゴールド、シルバー、ブロンズとして企業・団体が認定されます。 - 「work with Pride について」
一般社団法人work with Pride は、企業などの団体におけるLGBTQ+など性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する団体です。年に一回、企業・団体の人事・人権・ダイバーシティ担当者を主な対象に、LGBTQ+に関するカンファレンスの開催や、『PRIDE 指標』、『レインボー認定』の運用等行なっています。https://workwithpride.jp/