アライアンス・ベンチャーズ、パワーシェア社に投資

電気自動車用の充電ソリューションおよびサービスの拡充を目指す

2019年02月18日
企業情報

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ルノー・日産自動車・三菱自動車の戦略的ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ」は本日、中国に本社を置き、電気自動車(EV)用充電プラットフォームを手掛ける新興企業のパワーシェア社への投資を発表しました。パワーシェア社は、EV、充電スポット事業者、電力事業者をつなぐオンラインプラットフォームを提供し、充電プロセスを効率化します。同社が提供するクラウドベースシステムを通じて、充電スポット事業者はEVからの電力需要量と電力グリッドの供給能力を監視することができ、またEV利用者は利用可能な充電スポットを見つけることが可能になります。
 
パワーシェア社は、自動車業界向けに最先端の次世代システムを手がける新興企業、初期段階の技術開発、起業家などを支援する最も新しい取り組みとして、アライアンス・ベンチャーズの投資ポートフォリオに組み込まれます。
 
アライアンス・ベンチャーズとオープンイノベーションを担当するアライアンス グローバル バイス プレジデントのフランソワ・ドーサは、「パワーシェア社が持つ専門知識は、電動化分野でリーダーであり続けるというアライアンスの目的に合致するものです。EVをおよび新たなモビリティサービスの展開を促すには堅固なインフラネットワークを確立する必要があり、パワーシェア社の技術はその実現を後押ししてくれることを期待しています。さらに同社が拠点を置く中国は、我々が戦略的ハブとして重視している市場でもあります。」 と述べました。
 
パワーシェア社の創業者兼CEOの朱 卓敏(イーサン・ズー)は、「電気自動車の充電に特化した技術系の新興企業として、パワーシェア社は国内外の自動車メーカー、充電スポット事業者、充電スタンドメーカーとの4年間の密接な連携を通じ、この分野で豊富な経験を積んできました。アライアンス・ベンチャーズからの投資により、グローバルなeモビリティ事業の拡大、中核技術の開発、新たなビジネスモデルの探求をより広く、迅速に進めることが可能となるでしょう。」と述べました。
 
今回の投資は、北米、欧州、中国の新興企業を含む、アライアンス・ベンチャーズが実施した10件の直接投資に続くもので、いずれもモビリティの未来に貢献することに焦点を当てています。
 
パワーシェア社への投資に関する金額等の情報は、開示していません。
 
パワーシェア社について
 
パワーシェア社は2015年に設立され、IOT技術をベースにeモビリティの分野で様々なサービスを提供しています。中国における充電インフラおよび同分野での幅広い事業に関し、ノウハウを豊富に持っており、利用者は同社のSaaSプラットフォームサービスを使用することで、充電ステーションに容易にアクセスできます。充電プラットフォームとアルゴリズムをベースに、パワーシェア社はeモビリティに求められるソリューションを提供していきます。同社にはルノー・日産自動車・三菱自動車、BP、DETONG CAPITALなどが出資をしています。
 
 
アライアンス・ベンチャーズについて
 
アライアンス・ベンチャーズは、世界最大の自動車アライアンスであるルノー・日産自動車・三菱自動車の戦略的ベンチャーキャピタルファンドです。2018年に設立され、アムステルダム、シリコンバレー、パリ、横浜、北京、テルアビブに拠点を置き、オープンイノベーションを支援するため5年間に10億ドルの投資を予定しています。同社は、新たなモビリティ、自動運転、コンテクテッドサービス、EV・エネルギー、エンタープライズ2.0の分野における技術およびビジネスモデルのイノベーションを目指しています。世界最大の自動車アライアンスが持つ知識とビジネス機会を活用して、スタートアップ段階で戦略的投資を行い、自動車業界の最先端次世代システムを手がける新たな起業家を育てます。アライアンス・ベンチャーズは、ルノー・日産自動車・三菱自動車の連携を強化し年間のシナジーを100億ユーロに倍増させる中期計画「アライアンス2022」の目標に合致するものです。
 
 
  ルノー・日産自動車・三菱自動車について
 
ルノーグループ、日産自動車、三菱自動車は世界最大の自動車アライアンスを結んでいます。また、多文化にまたがるパートナーシップとして、自動車業界の中で最長の継続期間と最高の生産性を誇ります。2018年には、パートナー各社合計で、世界の200か国近くで1,070万台以上の車両を販売しました。3社は競争力強化のため、協業とシナジー最大化に注力しています。また、3社はドイツのダイムラー、中国の東風汽車などの自動車メーカーと戦略的な協力関係を結んでいます。本戦略的アライアンスは、ゼロ・エミッション車における業界リーダーであり、最新の先進技術を開発しながら、自動運転およびコネクティビティの機能やサービスを、手頃な価格の幅広い車種で提供していく予定です。
 
 
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