『三菱A型』2019日本自動車殿堂 歴史遺産車に選定

2019年11月08日
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三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表執行役CEO:加藤 隆雄、以下三菱自動車)のクルマづくりの起源である『三菱A型』が、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車として、日本自動車殿堂*(特定非営利活動法人:藤本 隆宏会長)の「歴史遺産車」に選定されました。
 
『三菱A型』は、1917年夏に試作が開始され1918年11月に完成、1921年までに計22台が生産されました。まとまった数量を見込みで生産・販売された『三菱A型』は日本初の量産乗用車といえ、日本自動車工業史上意義深いクルマとして評価されています。
 
当時は自動車製造の専用工具、工作機が未整備の状態でしたが、ハンマーや鏨(たがね)を使用した手作りにより、第一号車が完成。ボディは木製で黒うるし塗りが施され、室内には高級な英国製の毛織物が使用されました。図面もなければ、ガソリン機関や車体・室内の知識も生産経験もない技術者達が幾多の困難を打破して、国産でも可能なことを実証しました。
 

  • 『三菱A型』
 
当時の三菱造船株式会社(現・三菱重工業株式会社)神戸造船所にて設計されました。なお、三菱自動車工業株式会社は三菱重工業株式会社より1970年に分離独立しました。
 

  • 『三菱A型レプリカ』
 
現在「三菱オートギャラリー」(愛知県岡崎市)には当時の資料を参考にして1972年に復元された『三菱A型レプリカ』が展示されています。
<三菱オートギャラリーサイトはこちら>
 
 
*日本自動車殿堂: 日本における自動車産業・学術・文化などの発展に寄与し、豊かな自動車社会の構築に貢献した人々の偉業をたたえ、殿堂入りとして顕彰し、永く後世に伝承してゆくことを主な活動とする特定非営利活動(NPO)法人
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