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2024年アジアクロスカントリーラリーが開幕、4台の三菱『トライトン』が声援を受けてスタート

2024年のアジアクロスカントリーラリー(以下、AXCR)が、8月11日(日)、タイ南部のスラタニでスタートした。この日はターピー川沿いの繁華街に設けられたゲートから、各ラリーカーが1台ずつ紹介を受けるセレモニアルスタートが行われ、4台の三菱『トライトン』は、翌日から始まる競技に向けて、多くの声援を受けてスタートした。

チーム三菱ラリーアートは、6日(火)に実施されたシェイクダウンテストののち、スラタニに拠点を移し、車両整備を実施。夕方には連日スコールが襲う、いかにも東南アジアらしい気候のなか、チームは着々とラリーに向けた準備を進めていった。

11日(日)の朝8時、快晴のもと、ラリーの拠点となるホテルに隣接した広場で公式車検が始まった。『トライトン』をはじめとする競技車両が続々車検場へと到着する。ここでは、各車両の改造範囲や安全装備についてのチェックが実施された。『トライトン』は昨年同様、改造クロスカントリー車両であるT1クラスでの参戦。チーム三菱ラリーアートの『トライトン』は4台とも無事に公式車検を通過し、夜のセレモニアルスタートに向けての準備は整った。

午後の参加者ブリーフィングを経て、17時すぎ、会場となる時計塔広場に向けて、警察の先導のもと四輪部門46台、二輪部門19台、サイドカー部門2台の合計67台がホテルを出発。色とりどりの競技車両が並び、スラタニエリア中心部は大きな賑わいを見せた。午後8時、まずは二輪部門からスタート。4台の『トライトン』は、103号車のチャヤポン・ヨーター(タイ)/ピーラポン・ソムバットウォン(タイ)を筆頭に、107号車の田口勝彦(日本)/保井隆宏(日本)、130号車のサクチャイ・ハーントラクーン(タイ)/ジュンポン・ドゥアンティップ(タイ)、137号車の小出一登(日本)/千葉栄二(日本)が、それぞれカーナンバー順に出発し、夜の街を駆け抜けて行った。

12日、初日の舞台となるセレクティブセクション(SS)1は、スラタニから街から約100km南に移動したエリアに設定される162.54kmのコースだが、雨の影響でコースにダメージがあった影響で、距離が短縮。SSの36.16km地点にスタートが変更された。


チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩のコメント
「すべて準備が整って、あとはスタートを待つばかりです。最終的に本番車両が仕上がったところで、シェイクダウンテストを行いましたが、4台とも車両は完璧です。もちろん目標は優勝、王座奪還です。ここは毎晩のようにスコールがやってきます。かなりマディなコースになることも想定し、対策を進めてきました。それでも最悪の場合、ぬかるみや川などの滑りやすい路面でスタックすることも考えられます。その時チームの4台がどう動くのか、色々なパターンを考えて入念にミーティングを重ねてきました。また、クイックサポートとして参加する小出選手は運転に加えてメカの知識もありますから、他の選手たちは安心して走れるはずです。ドライバーたちが安心して100%で走ってほしいというのが僕の願いです。“チーム三菱ラリーアートここにあり、新型『トライトン』で頑張るぞ”と決意を新たにしました。応援のほど、よろしくお願いいたします」


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