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RALLI ART

Daily Report
2008年ダカールシリーズ
セントラルヨーロッパラリー

2008年4月26日(土) 最終・ステージ7
ヴェスプレム〜バラトンフレッド(ハンガリー)
SS7 155km リエゾン42km
総走行距離 197km


チーム・レプソル三菱ラリーアート、ペテランセルは逆転ならず総合2位
アルファンも総合4位にとどまる
三菱パジェロエボリューション
S・ペテランセル / J-P・コトレ






三菱パジェロエボリューション
S・ペテランセル / J-P・コトレ






三菱パジェロエボリューション
L・アルファン / G・ピカール

 セントラルヨーロッパラリーは4月26日(土)、ハンガリーのヴェスプレムからバラトンフレッドへと向かう総走行距離197km(SS距離155km)のステージ7を行い、チーム・レプソル三菱ラリーアートのステファン・ペテランセル(フランス、三菱パジェロエボリューション)は、痛恨のミスコースにより同ステージで4位となって2分1秒差の総合2位。同ステージでトップタイムを記録したカルロス・サインツ(スペイン、フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2)が逃げ切り、総合優勝を果たした。リュック・アルファン(フランス)は同ステージで3位となるが、ディーター・デッピング(ドイツ、フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2)を捉えることができず総合4位。ホアン・ナニ・ロマ(スペイン)は、前日のステージ6でリタイヤを喫したもののSS終了後のサービスで修復を終えたため、1時間のペナルティタイムを加算されることで再出走が認められた。同ステージでは6位ながら、総合ではこのペナルティタイムが響いて32位となっている。尚、増岡浩はディーゼルターボエンジンを搭載したパジェロエボリューション(MPR14)で出場していたが、総合10位で迎えたステージ3で不運なアクシデントによりリタイヤしていた。

 最終日のステージ7は、大司教がハンガリー王妃の戴冠式を行なっていたことから“王妃の都”とも呼ばれるヴェスプレムをスタートして、同ラリー中、2番目に長い155kmのスペシャルステージ(SS:競技区間)を行い、バラトン湖畔の温泉療養地として知られるバラトンフレッドにゴール。7日間にわたる戦いを終えたラリーカーがバラトン湖畔に設けられたポディウム(表彰台)に登壇し、お祭りムードで沸きあがる大観衆からその健闘ぶりを讃えられた。

 総合首位サインツから僅か18秒遅れの総合2位でステージ7を迎えたペテランセルは、逆転優勝を狙ってマキシマムアタックを敢行。「スタート直後から尋常でないハイペースでした。クロスカントリーラリーでこれほど速くドライブした経験は、ほとんどありません。ステージ6でサインツの前に出ようと、敢えてリスクを冒しました。ステージ7も引き続きハードにプッシュしたのですが、ミスコースしてしまって50秒ほどタイムを失いました。その後は、すべてを失っても構わないという走りをする以外に、逆転する方法はありませんでした。結果は2位ですが、戦わずして2位になったのではなく、戦った末のことなので、すっきりした気分です」と、最終日を振り返った。

 総合3位のデッピングと7秒という僅差の総合4位でステージ7に臨んだアルファンも、「非常にハイスピードなラリーで、ステージ1のスタートからステージ7のゴールまで、一瞬たりとも気を抜くことができませんでした。パジェロエボリューションは完璧でした。1,000km以上のSSを戦い、その末に54秒差で表彰台を逃したという事実が、一週間に及ぶ接戦を物語っています。今回は非常にいい勉強になりました。この経験が私をさらに進化させてくれるでしょう」と、今後に向けて好感触を得ている様子。

 ドミニク・セリエス監督(フランス)は「今回のラリーは、エキサイティングなバトル、素晴らしいドライバー、高度に進化したラリーマシンと、どれを取っても最高のレベルに達しています。我々のパジェロエボリューションは、スタートからゴールまで、非常に高い信頼性を発揮してくれました。新たなラリーで見せた我がクルーのパフォーマンスを、誇りに思います。また、ヒロシ(増岡)はリタイヤを喫しましたが、ディーゼルターボエンジンのパジェロエボリューション(MPR14)に関しても、得るものがありました。しばらくハンガリーにとどまり、MPR14のテストを行う予定です」と語った。

 チーム・レプソル三菱ラリーアートの次回の戦いは、5月20日(火)から25日(日)に開催される、FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップの第2戦トランス・イベリコラリー(ポルトガル)となるが、このラリーでもディーゼルターボエンジンを搭載したパジェロエボリューション(MPR14)を投入する予定。今回のセントラルヨーロッパラリーで走行したMPR14のSS合計距離は251km(SS1、SS2A、SS2B、SS3A)にとどまったが、それでもテストでは得られない貴重なデータを収集できたことが、今後の開発に向けて大きな収穫となった。


■ステージ7終了時・総合成績
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  C・サインツ E  VW・レーストゥアレグ2 11時間18分08秒
2  S・ペテランセル F  三菱パジェロエボリューション 2分01秒
3  D・デッピング D  VW・レーストゥアレグ2 6分34秒
4  L・アルファン F  三菱パジェロエボリューション 7分28秒
5  C・スーザ P  VW・レーストゥアレグ2 33分45秒
6  B・サビー F  BMW X3 46分30秒
7  R・バルドウィン USA  ハマー H3 56分02秒
8  P・ガシュ F  S.M.G 1時間07分08秒
9  M・ザプレタル CZ  三菱L200 1時間12分19秒
10  R・ゴードン USA  ハマー H3 1時間25分38秒
11  T・ヴァンデイン NL  三菱L200 1時間36分44秒
20  L・リスズィ H  三菱パジェロ 3時間34分07秒
21  V・ネステルチュク UA  三菱L200 3時間40分40秒
26  C・バルビエ F  三菱パジェロ 4時間41分08秒
29  G・ニコラ RO  三菱L200 4時間47分33秒
32  J-N・ロマ E  三菱パジェロエボリューション 5時間10分43秒
33  J・ロペスリバス E  三菱L200 5時間10分43秒
36  J・ラレイグノ F  三菱パジェロ 5時間29分31秒
56  F・イノセンシオ P  三菱パジェロ 18時間15分43秒
1位のタイムはステージ1からのSS合計所要時間とペナルティーの合計
国籍:CZ=チェコ、D=ドイツ、E=スペイン、F=フランス、H=ハンガリー、NL=オランダ、 P=ポルトガル、RO=ルーマニア、UA=ウクライナ、USA=アメリカ

■ステージ7(SS7)・成績
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  C・サインツ E  VW・レーストゥアレグ2 1時間37分31秒
2  D・デッピング D  VW・レーストゥアレグ2 27秒
3  L・アルファン F  三菱パジェロエボリューション 1分14秒
4  S・ペテランセル F  三菱パジェロエボリューション 1分43秒
5  R・バルドウィン USA  ハマー H3 2分51秒
6  J-N・ロマ E  三菱パジェロエボリューション 3分49秒
7  G・シシェリ F  BMW X3 4分18秒
8  R・ゴードン USA  ハマー H3 4分25秒
9  C・スーザ P  VW・レーストゥアレグ2 4分28秒
10  B・サビー F  BMW X3 6分14秒
国籍:CZ=チェコ、D=ドイツ、E=スペイン、F=フランス、H=ハンガリー、NL=オランダ、 P=ポルトガル、RO=ルーマニア、UA=ウクライナ、USA=アメリカ

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