MITSUBISHI MOTORS

RALLI ART

Daily Report
2008年度上期クロスカントリーラリー活動計画
4月11日(金)

チーム・レプソル三菱ラリーアート
2008年度上期クロスカントリーラリー活動計画を発表
〜ディーゼルターボエンジンもラインアップし、新たな挑戦を開始〜
三菱パジェロエボリューション(MPR14)
シェイクダウン

 三菱自動車及び同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、レプソル、バレオ、BFグッドリッチからの協力のもと、チーム・レプソル三菱ラリーアートとして、2008年のクロスカントリーラリー活動を始動する。同チームは、新規に創設されたダカールシリーズや、FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ(以下、CCRと省略)、FIAクロスカントリーバハ・インターナショナルカップ(以下、CCBと省略)の数戦に参加。ダカールラリー7連勝中のガソリンエンジンを搭載したパジェロエボリューション(コードネーム:MPR13)に加えて、開発中のディーゼルターボエンジンを搭載したパジェロエボリューション(コードネーム:MPR14)も出走させることで、実戦を通じてディーゼルターボエンジンの開発を進める。また、2009年ダカールラリー(南米)には、このディーゼルターボエンジンを搭載した新型車両を投入する計画である。

 チーム・レプソル三菱ラリーアートは、ドミニク・セリエス(フランス)が監督として指揮をとり、ティエリー・ヴィアルド(フランス)がテクニカル・ディレクターを務める。ドライバー/コ・ドライバーは、増岡浩(日本)/パスカル・メモン(フランス)、ステファン・ペテランセル(フランス)/ジャン・ポール・コトレ(フランス)、リュック・アルファン(フランス)/ジル・ピカール(フランス)、ホアン・ナニ・ロマ(スペイン)/ルーカス・センラ・クルス(スペイン)の4組が務め、ダカールシリーズ、CCR、CCBの数戦をローテーションで戦う。

 また、チーム・レプソル三菱ラリーアートは、クロスカントリーラリー活動を通して低圧縮比燃焼や高圧燃料噴射といったディーゼルエンジン技術を培い、今後の市販車にフィードバックしていくなど三菱自動車の環境技術開発の一翼を担うこととなる。また、パートナーであるレプソルからは非食物系バイオ燃料、バレオからは高効率冷却システム、BFグッドリッチからは低エネルギーロスタイヤの供給を順次受け、チーム一丸となってモータースポーツにおける環境への取り組みを推進していく。

■2008年度上期の活動計画
 チーム・レプソル三菱ラリーアートは、4月20日(日)〜26日(土)に開催されるセントラルヨーロッパラリー(ハンガリー〜ルーマニア)の後、5月20日(火)〜25日(日)に開催されるCCR第2戦トランス・イベリコラリー(ポルトガル)、7月17日(木)〜20日(日)に開催されるCCB第3戦バハ・スペイン(スペイン)に参戦する予定。いずれのラリーも、ガソリンエンジンを搭載したパジェロエボリューション(MPR13)に加えて、開発を目的としたディーゼルターボエンジン搭載のパジェロエボリューション(MPR14)を出走させる。セントラルヨーロッパラリー以外の参戦台数及び参戦ドライバーは、現時点で未定。また2008年度下期の活動計画についても、現在検討中である。

■セントラルヨーロッパラリーの開催概要及び参戦体制について
【増岡浩選手が、ディーゼルターボエンジン搭載車で参戦】
チーム・レプソル三菱ラリーアートの今季の初戦となるのは、新たに創設されたダカールシリーズのセントラルヨーロッパラリー(ハンガリー〜ルーマニア)。同ラリーは、4月20日(日)にハンガリーの首都ブダペストをスタートして、ハンガリーとルーマニアにおいてスペシャルステージ(競技区間)を競い、26日(土)にハンガリーのバラトン湖岸でゴールを迎える。

チーム・レプソル三菱ラリーアートは、4台のパジェロエボリューションで参戦。うち、1台が3.0L V型6気筒のディーゼルターボエンジンを搭載したパジェロエボリューション(MPR14)で、2002年大会、2003年大会でダカールラリー連覇を飾っている増岡がこれをドライブする。昨年の6月からテストを担当してきた増岡は「ディーゼルターボエンジンは非常にトルクフルで、悪路では抜群に扱いやすい。最高速でも勝っており、性能面では既にガソリンエンジンを上回っています」と述べている。また、4.0L V型6気筒のガソリンエンジンを搭載したパジェロエボリューション(MPR13)3台を、S.ペテランセル、L.アルファン、J-N.ロマが駆り、セントラルヨーロッパラリーの初代優勝者を目指す。

■サポートカーにアウトランダー(欧州仕様)を採用
 セントラルヨーロッパラリーにおいてスペアパーツやサービスツールを積載して4台のパジェロエボリューションをサポートする車両は、カミオン、パジェロ、アウトランダーなど合計13台。とりわけ、初めてサポートカーを務めるアウトランダーは街乗りを主体とするSUVでありながら、3モード切替式の電子制御4WDシステムという長所を活かし、パジェロのような本格的な4WD車と同様、過酷なダカールラリーでも十分なサポートができるよう製作されている。今回は2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンと6速マニュアルトランスミッションを搭載した欧州仕様をベースに、競技車両と同様のチームカラーを施し、ロールゲージやバケットシートなどの安全装備、サスペンション、タイヤ、各種ガード類などのラリー専用装備を装着している。エンジン、トランスミッション、電子制御4WDシステムは、ハードそのものには手を加えず、過酷な走行に適したセッティングに一部仕様を変更。また、長距離走行にも対応できるよう、燃料タンクは容量を増やしている。

■ 『パジェロ エボリューション』(MPR14)主要諸元

全長
4195 mm
全幅
1990 mm
ホイールベース
2775 mm
トレッド(前/後)
1750 mm/1750 mm
エンジンタイプ
V型6気筒ディーゼルターボ
燃料噴射装置
高圧コモンレール
排気量
2.997L
最高出力
190kW(260PS)以上
最大トルク
650Nm(66.3kgfm)以上
変速機
リカルド社製5速シーケンシャルマニュアル
4WDシステム
フルタイム4WD デフロック付セルフロッキングデフ
フロントデフ
Xトラック製 デフロック付セルフロッキングデフ
リアデフ
Xトラック製 デフロック付セルフロッキングデフ
フロントサスペンション
独立懸架/ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
+アンチロールバー
リヤサスペンション
独立懸架/ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
+アンチロールバー
ショックアブソーバ
BOS社製 減衰力調整式ダンパー
ステアリング形式
ラック&ピニオン(パワーステアリング)
ホイールストローク(前/後)
250 mm/250 mm
ブレーキ形式
ブレンボ社製 6ポッドキャリパー+ベンチレーテッドディスク
ホイール
OZ社製 7x16インチアルミニウムホイール
タイヤ
BFグッドリッチ社製 235/85-16
車両重量
1900 kg
その他特徴
スチール製マルチチューブラーフレーム+カーボン製ボディ
燃料タンク容量
500 L


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