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Daily Report
2009年ダカールラリー
12月3日(水)

三菱自動車 2009年ダカールラリー 参戦概要
三菱レーシング ランサー

三菱自動車と同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、競技の舞台をアフリカから南米に移して開催される記念すべき30回目の大会となる2009年ダカールラリーに、チーム・レプソル三菱ラリーアートからディーゼルターボエンジンを搭載した新型競技車『レーシング ランサー』(FIAグループT1規定のスーパープロダクション仕様)4台で参戦する。2009年大会は、1月3日(土)にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタートし、アンデス山脈を越えてチリに入国、同国を北上してアタカマ砂漠を越え、その後、東方へと向かって再びアルゼンチンに入国、同国第2の都市コルドバを経由して、18日(日)にブエノスアイレスにゴールするという、総走行距離9,574km、うち競技区間5,652kmの路面の9割以上がハードなグラベル(未舗装路)といった過酷なコース設定で競われる。

ドライバーは、パリダカ通算2勝を挙げている日本人エース・増岡浩を筆頭に、四輪部門で同じく通算3勝のステファン・ペテランセル(フランス)、2006年大会で初優勝を飾ったリュック・アルファン(フランス)、そして気鋭の若手ホアン・ナニ・ロマ(スペイン)という強力な4名体制。前人未到の8大会連続総合優勝と通算13勝目の獲得を目指す。

■2009年ダカールラリー大会概要


三菱自動車チームは、第5回の1983年大会から26年連続出場となるダカールラリーに、8大会連続・通算13勝を賭けて、新型競技車『レーシング ランサー』の4台体制での磐石の体制で臨む。2009年大会は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタートして同国を南下。大西洋沿岸の観光地として知られるプエルト・マドゥリンで折り返して西方へと向かいアンデス山脈を越えてチリに入国すると、同国を北上して太平洋沿岸の歴史的な港町バルパライソに到着。同地で10日(土)に休息日をとり、11日(日)から競技を再開。同国をさらに北上してアタカマ砂漠を越え、東方へと向かって再びアルゼンチンに入国すると、同国を南下しながら第2の都市コルドバを経由して、18日(日)にブエノスアイレスにゴールするという、総走行距離9,574km、うち競技区間5,652kmといった壮大な環状コースで競われる。

■「チーム・レプソル三菱ラリーアート」チーム体制


メインスポンサー :レプソル(スペインに本拠を置く石油会社)
出場車両 :三菱『レーシング ランサー』
チーム代表 :中山 修(MMSP SAS社長)
チーム監督 :ドミニク・セリエス(フランス)
ドライバー/コドライバー :増岡 浩(日本)/パスカル・メモン(フランス)
 ステファン・ペテランセル(フランス)/ジャン-ポール・コトレ(フランス)
 リュック・アルファン(フランス)/ジル・ピカール(フランス)
 ホアン・ナニ・ロマ(スペイン)/ルーカス・センラ・クルス(スペイン)

21回目の出場となるベテランの増岡浩は、新型競技車『レーシング ランサー』の開発に深く関わってきた。ダカールラリーでは、2002年大会と2003年大会で2年連続総合優勝を飾って以降、不運に見舞われてきたが、2007年大会はトラブルに見舞われながらも総合5位で完走を果たすなど、復調の兆しを見せてきており、今回の大会にかける意気込みは他のドライバーよりも強い。フィジカル面でも、モロッコでの3週間にわたる実戦を想定した過酷なテストや、チーム合同のフィジカルトレーニングも精力的にこなし、心身・マシンともにリフレッシュして2009年大会を迎える。

また、ステファン・ペテランセル(フランス)は、二輪部門で歴代最多の通算6勝を記録したあと、四輪部門転向後も三菱自動車チームで活躍。2004、2005年大会に続いて2007年大会で総合優勝を飾り、四輪部門でも通算3勝を挙げている。
2008年9月に行われたダカールラリー前哨戦となる、ダカールシリーズ第2戦パックスラリーで総合優勝し、『パジェロ エボリューション』の最後のラリーで有終の美を飾るとともに、『レーシング ランサー』のデビュー戦となった2008年10月30日(木)〜11月2日(日)にポルトガルで開催されたFIAクロスカントリーバハ・インターナショナルカップ第6戦バハ・ポルトガルで総合優勝を果たすなど好調を維持しており、2009年大会では二輪/四輪両部門合計で通算10勝目を目指す。

一方、元アルペンスキーチャンピオンで知られるリュック・アルファン(フランス)は、三菱自動車チームから初めて出場した2005年大会でいきなり総合2位に入り、チームのワン・ツー・フィニッシュに貢献。さらに2006年大会では僚友ペテランセルとの接近戦を制して初の総合優勝を飾った。2007年大会でもペテランセルと終盤まで首位を争った末に再び2位入賞を、さらに、本年9月に行われたダカールラリー前哨戦となる、ダカールシリーズ第2戦パックスラリーでは総合3位に入るなど、常に安定した結果を残しており、通算2勝目を狙う今大会でも活躍が期待される。

そして2004年大会の二輪部門で総合優勝を果たし、三菱自動車チームからの抜擢を受けて2005年大会から四輪部門に転向したホアン・ナニ・ロマ(スペイン)は、2年目の2006年大会では総合3位に入るなど、期待通りの実力と才能を見せている。2007年大会ではアクシデントにより総合13位にとどまったが、本年9月に行われたダカールラリー前哨戦のパックスラリーでは総合6位に入るなど好調である。また、三菱自動車チームで最も若いドライバーであるだけに、経験と実績を積んできており、非常に楽しみなドライバーである。

三菱自動車チームを統率するドミニク・セリエス監督は、「2009年ダカールラリーは、ディーゼルエンジンとフルタイム4WDを搭載した『レーシング ランサー』4台で参戦します。しかし、ライバルチームはディーゼルエンジンの実戦経験が豊富であるため、そう簡単には勝てるとも思っていません。我々は今回のダカールラリーに向けて、本番の3倍にわたる距離のテストを行いデーターを蓄積するなど、このラリーのために十分な準備を行ってきました。最終的には、ドライバーからも「バランスが良い」「操りやすい」と言うコメントがもらえるまでに仕上がってきています。また、『レーシング ランサー』のデビュー戦であるバハ・ポルトガルで優勝するなど結果も残しています。
さらに、我々は2005年のポー・ラス・パンパスラリーに出場し、標高3,000m以上の高地であるアンデス山脈や、チリのアタカマ高原を経験しているのも強味です。
中でも、我々のチームの最大の武器は、チームスピリッツです。4人のドライバーは心も体も鍛えられ、やる気は十分です。またチームで強い絆ができています。きっと良い結果が得られると確信しています。」と語った。
また、三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSPの中山修社長は次のように語っている。「三菱自動車とMMSPのエンジニアが作り上げた最新の競技車両『レーシング ランサー』と、ダカールラリー最強のチームである「チーム・レプソル三菱ラリーアート」で2009年ダカールラリーも総合優勝を目指します。
『ランサー』(日本名:『ギャラン フォルティス』)は三菱自動車の世界戦略車として重要な車種であり、過去にも『ランサー』をベースとした『ランサーエボリューション』によって、WRCを含む多くのモータースポーツで結果を残してきました。この度、ディーゼルエンジンとフルタイム4WDを搭載した『レーシング ランサー』でクロスカントリーラリーという新しい分野に挑戦しますが、モータースポーツの世界で培ってきた『ランサー』の伝統を受け継いでいきたいと思います。
2009年は、『レーシング ランサー』のディーゼルエンジン技術を受け継いだ、新開発のディーゼルエンジンを欧州市場に投入する予定となっていますが、今回のダカールラリーで、耐久性や動力性能などエンジン技術の高さを証明したいと思います。
最後に、ドライバー、コドライバーなどチーム全員で力を合わせ8大会連続総合優勝と通算13勝目を勝ち取りたいと思います。」

■ チーム・レプソル三菱ラリーアート2009年ダカールラリー出場ドライバーラインナップ

増岡 浩 (Hiroshi Masuoka)
埼玉県出身、1960年3月13日生まれ。日本を代表するクロスカントリーラリードライバーである増岡の国際ラリーデビューは、1985年のファラオラリーで、ダカールラリーには1987年大会から出場。今回で21回目の挑戦となる。1990年大会と1994年大会では市販車改造クラスで優勝を飾り、2002年大会では悲願の総合初優勝。続く2003年大会も制して2連覇を達成した。2004年大会は総合2位となるも、2005年、2006年大会は連続リタイア。2007年は相次ぐパンクとクラッチトラブルに見舞われながらも総合5位で完走を果たし、今大会では自身3度目の総合優勝に挑む。なお、2006年、2007年大会に続き、2002年の初優勝時のパートナーでもあるパスカル・メモン(フランス)がコドライバーを務める。
「私は、今回参戦する新型『レーシング ランサー』の開発については、愛知県岡崎市にある技術開発本部で開発ドライバーの立場で、初期段階から携わってきました。
その新型車両で2009年ダカールラリーに挑戦することができることを非常に光栄に思います。中でも、新型ディーゼルエンジンについては、非常にトルクフルなエンジンに仕上がり、驚かされるほどにまで十分な動力性能を得るようになりました。
また燃費も良いため、今までより燃料の搭載量を減らすことができ、車体の軽量化にも寄与しています。さらに、車体側でも重量配分の適正化など多くの改良が施こされており、大変コントロールしやすいマシンに仕上がりました。
また、ラリーの舞台がアフリカから南米へと移り、今までのような「ダカールラリー=大砂丘」というイメージからコースの雰囲気も一変します。
私にとっては、新しいマシンに新しいコースと未知の領域が多いのですが、心機一転、あらためて挑戦者としての気持ちを持って今大会に挑みます。
1987年のダカールラリー初参戦から20年、私がこれまで培った経験やノウハウを生かし、クレバーな戦いをしたいと考えています。目標は「ノーミス・ノートラブル」。そうすればおのずと結果はついてくると確信しています。」

ステファン・ペテランセル (Stephane Peterhansel)
フランス出身、 1965年8月6日 生まれ。ダカールラリーの二輪部門で史上最多記録となる6度の総合優勝を獲得しているペテランセルは、まさにダカールラリーの申し子といえる。二輪部門では1991年大会で初の総合優勝を飾り、以後1998年大会までの8回のダカールラリーで6勝をマーク。1999年大会から四輪部門に転向し、2002年夏に三菱自動車チームに加入した。そして2004年大会では四輪部門でも総合優勝を果たし、ユベール・オリオール以来、史上2人目の二輪/四輪両部門制覇を成し遂げた。さらに2005年大会でも総合優勝を飾り2連覇を達成した。2006年は総合4位となったものの、2007年大会では総合優勝、四輪部門で自身3度目の総合優勝を飾った。コドライバーは、四輪部門転向後、長年コンビを組んでいるジャン-ポール・コトレ(フランス)。
「『レーシング ランサー』については、実戦を含め、長期間にわたってテストを行ってきましたが、大きなトラブルも無く、クルマの信頼性や耐久性の高さも確認できています。新しいディーゼルエンジンはトルクフルで力強く、かつて乗ったクルマの中でもトップクラスの動力性能であると思います。また、とても乗り心地が良いのも特徴で、凹凸路面でもしなやかな足回りが、ショックを吸収してくれるし、ジャンプも安定しています。これは、『レーシング ランサー』のデビュー戦である11月のバハ・ポルトガルラリーで優勝することができたことで十分示すことができたと思っています。2009年ダカールラリーの開幕を今から楽しみにしています。」

リュック・アルファン (Luc Alphand)
フランス出身、1965年8月6日生まれ。1997年のワールドカップ年間タイトル獲得など、アルペンスキーの元世界王者としてヨーロッパでは非常に高い知名度を誇るアルファン。スキー引退後はモータースポーツに打ち込み、自らチームを組織してル・マン24時間などの耐久レースにも参戦。その一方でダカールラリーをはじめとするクロスカントリーラリーにも挑戦してきた。ダカールラリー初参戦は1998年大会で、翌1999年大会では三菱『パジェロ』を駆り、市販車無改造クラスで優勝。三菱自動車チームには2004年夏に加入し、ワークス体制で2度目のダカールラリーとなった2006年大会で初の総合優勝。2007年は大会2連覇を目指すも惜しくも総合2位となった。コドライバーのジル・ピカール(フランス)は2006年大会以来のコンビ。
「私とジル(コドライバー)は、南米を舞台にしたポー・ラス・パンパスラリーで2回優勝(2006年、2007年) しています。この経験は今回のダカールラリーでは、大きな武器となると思います。このコースは、最初から最後まで走行ペースが速く、集中力の持続を試されるような長いステージもあるため、集中力を保ち、安定した運転を持続できるかが重要なポイントとなります。新型『レーシング ランサー』の新しいディーゼルエンジンは力強く、ボディ、シャシーも完成度が高く、十分な熟成期間を経てとてもバランスの良いクルマに仕上がっているので、ラリーの開始をとても楽しみにしています。」

ホアン・ナニ・ロマ (Joan "Nani" Roma)
スペイン出身、1972年2月17日生まれ。チームメイトのペテランセルと同じように、ダカールラリーの二輪部門で総合優勝を飾った後に四輪部門に転向してきたロマ。1994年にエンデューロ(二輪のオフロード耐久レース)のヨーロッパ選手権チャンピオンとなり、ダカールラリーには1996年に初出場。そして2004年大会の二輪部門で総合優勝を果たした。2005年夏には彼の将来性を見込んだ三菱自動車チームに抜擢されて、四輪部門に転向。四輪部門で初のダカールラリーとなった2005年大会で6位、2006年大会では3位に入賞している。2007年大会はアクシデントにより総合13位となったが、今回は再び上位進出を狙う。
「私はダカールラリーで、未だ四輪での優勝が無いため、今回は、新型『レーシング ランサー』で是非勝利したいと思っています。そのため、十分なトレーニングをこなしてきました。
今回は、エキサイティングな勝負になる予感がしますが、我々三菱自動車チームは、チームワークにも優れているため、良い結果が得られると思っています。
私は、ポー・ラス・パンパスラリーに2回出場しており、コース状況もインプットできていますし、スペイン語圏で開催されることも私にとって有利な要素でしょう。とにかく、集中力を高め、確実なドライビングを心がけるつもりです。」

■『レーシング ランサー』概要


『レーシング ランサー』は、2002年大会から施行されているFIA(世界自動車連盟)のグループT1規定に則り、2010年から施行される新しいレギュレーションにも一部対応した、スーパープロダクション仕様のクロスカントリーラリーカーで、『パジェロ エボリューション』で培ったノウハウを随所に盛り込んでいる。
ディーゼルターボエンジンは2006年4月に開発に着手し、2007年6月には『パジェロ エボリューション』に搭載して先行試験を始めた。さらに、2007年8月に車体側の開発も始め、2008年6月に1号車が完成した。この1号車はフランスのオフロードコースでシェイクダウンを行った後、スペインとモロッコでそれぞれ1週間ずつのテストを実施。ここで得たデーターを元にモディファイを施した。さらに、8月下旬〜9月上旬、10月中旬〜下旬に約2週間のテストをモロッコで行い完成度を高めた結果、10月30日(木)〜11月2日(日)にポルトガルで開催されたFIAクロスカントリーバハ・インターナショナルカップ第6戦バハ・ポルトガルで、ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組によって、デビュー戦での総合優勝を果たした。
『レーシング ランサー』は、軽量化をテーマとして新たに設計したスチール製の一体構造マルチチューブラーフレームを採用。2010年からの新規定に対応してホイールベースを延長したことにより生まれたスペースを利用し、従来よりも燃料タンクの搭載位置を低下させて低重心化を図っている。また、エンジンの高出力化と低燃費が両立した事により、燃料タンク容量も『パジェロ エボリューション』に比べ、減少させることができ、軽量化にも寄与している。さらに、スペアタイヤの積載位置を従来よりも前方に配置したことで慣性モーメントを抑制し、ハンドリング性能を向上させた。また、ボディパネルは、高速化するクロスカントリーラリーに対応するため、『ランサー スポーツバック』(日本名:『ギャラン フォルティス スポーツバック』)のスタイリングの特長でもある、より空力性能を重視した形状とした。エンジンは、3L V型6気筒ディーゼルターボエンジンで、全域で高出力を発揮する2ステージターボシステムを採用。これはエンジンの両側のバンクそれぞれに大型と小型のタービン2個を備え、回転数と負荷に応じて大小のタービンを協調させるシステムで、現状では最高出力280PS(206kW)以上、最大トルク66.3kg・m(650N・m)以上を実現しており、さらなる高性能化を追求して開発を進めている。インタークーラー用のラジエーターは車体後方に配置し、これに冷却風を導入するエアスクープがルーフ幅いっぱいの特徴的な形状となっている。トランスミッションはリカルド社製5速マニュアル(シーケンシャル)で、ディーゼルターボエンジンが発生する強力なトルクにも耐えうる強度を有している。また、ディファレンシャルは従来の2段減速機構からシンプルな1段減速機構としたほか、ハウジングをアルミ製からスチール製として剛性を向上させ、『パジェロ エボリューション』から差動制限装置付センターデフ式フルタイム4WDを継承している。サスペンションは前後とも独立懸架ダブルウィッシュボーン式コイルスプリングを踏襲しつつジオメトリーを大幅に変更して採用したほか、BOS社製ダンパーも調整範囲を拡大させるなど、ハンドリング性能を向上させている。尚、ブレーキはbrembo社製16インチベンチレーテッドディスク(6ポッドキャリパー)を、ホイールはOZ社製アルミホイール、タイヤはBFグッドリッチ社製のラリータイヤを採用している。

また、『レーシング ランサー』は、2009年ダカールラリーにおいて環境に配慮した各種施策を実施する。『レーシング ランサー』では、実戦を通じて低圧縮比燃焼や高圧燃料噴射といったディーゼル技術の開発を進めるほか、バレオ社製の優れた冷却性能を発揮する冷却システムと高効率で省エネタイプのLEDライトを採用。また、損耗頻度の高いリヤマッドガードに環境に配慮した当社独自の植物由来樹脂「グリーンプラスチック」*1を採用する。

*1グリーンプラスチック・・・石油由来樹脂に替わる植物由来樹脂。


■ 『レーシング ランサー』主要諸元

全長
4475 mm
全幅
1990 mm
ホイールベース
2900 mm
トレッド(前/後)
1750 mm/1750 mm
車両重量
1900 kg(規定最低重量)
エンジンタイプ
V型6気筒 ディーゼルターボ(ドライサンプ式オイルシステム付)
燃料噴射装置
コモンレールシステム
排気量
2.997L
最高出力
280PS(206kW)以上
最大トルク
66.3kg・m(650N・m)以上
燃料タンク容量
未定
変速機
リカルド社製5速シーケンシャルマニュアル
4WDシステム
差動制限装置付センターデフ式フルタイム4WD
フロントデフ
リカルド社製差動制限装置付
リアデフ
リカルド社製差動制限装置付
フロントサスペンション
独立懸架/ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
リヤサスペンション
独立懸架/ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
+アンチロールバー
ショックアブソーバ
BOS社製 減衰力調整式ダンパー
ホイールストローク(前/後)
250 mm/250 mm
ステアリング形式
ラック&ピニオン(パワーステアリング)
ブレーキ形式
ブレンボ社製 6ポッドキャリパー+ベンチレーテッドディスク
ホイール
OZ社製アルミニウムホイール
タイヤ
BFグッドリッチ社製
その他特徴
スチール製マルチチューブラーフレーム+カーボン製ボディ


■チームサポートカー『パジェロ スポーツ』

「チーム・レプソル三菱ラリーアート」をサポートする車両は、カミオン7台、『パジェロ』5台、『アウトランダー』1台、そして『パジェロ スポーツ』2台の合計15台となる。今回、初めてサポートカーを務める『パジェロ スポーツ』は、3.2Lコモンレール式直噴ディーゼルエンジンを搭載し、ロールゲージやOMP社製のバケットシートなどの安全装備、BOS社製ショックアブソーバー、タイヤ、各種ガード類などのラリー専用装備を装着している。駆動系を含むパワートレインには手を加えず、過酷な走行に適したセッティングに一部仕様を変更した程度である。なお、1日の走行距離が長いため、120Lの補助燃料タンクを搭載して対応する。また、2008年大会にサポートカーとして出場予定であった『アウトランダー』サポートカーも同様の変更を施すほか、ドアインナーパネル、運転席シート生地に、「グリーンプラスチック」を採用する。「チーム・レプソル三菱ラリーアート」は、これらサポートカーにエンジニアを同乗させ、各種サービスツールを積載してチームをサポートする。

■「チーム三菱ラリーアート」のサテライトチームも参戦

三菱自動車及びラリーアートがサポートするサテライトチームとして、ブラジル現地の生産・販売会社MMCB(MMC Automotores do Brasil Ltda.)、「チーム三菱ラリーアート・イタリア」「チーム三菱ラリーアート・タイランド」から参戦する予定である。MMCBからは、2007年大会で総合優勝した『パジェロ エボリューション』(MPR13)で、「チーム三菱ラリーアート・タイランド」では、『パジェロ スポーツ』(市販車改造クラス、3.2Lディーゼル)をマナ・ポーンシリチャン(タイ)がドライブし出場する予定である。


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