三菱自動車工業株式会社(木村雄宗社長)と株式会社ラリーアート(近藤昭社長)は、来る1997年1月4日から19日まで開催されるクロスカントリーラリー、『1997ダカール〜アガデス〜ダカールラリー』に三菱パジェロT2(市販車改造)仕様車3台と三菱チャレンジャーT2仕様車1台で出場いたします。また、前回からサポート部隊に加わった三菱ふそうザ・グレートT4(トラック)仕様車2台が、アシスタントトラックとして三菱ラリーアートチームをサポートいたします。同大会には、三菱石油株式会社、PIAA株式会社、オフロード・エクスプレス各社とパートナーシップを結び、三菱パジェロT2(市販車改造)仕様車による3チームを結成いたしました。又、三菱石油株式会社、及び国内の三菱チャレンジャー取り扱い販売会社であるカープラザ系販売会社128社のサポートを受け、三菱チャレンジャーT2仕様車によるチームが参加いたします。今年も日本ミシュラン株式会社をはじめ各方面、各業種の皆様方にご協賛をいただき、強力なチーム体制を組み上げることができました。この4チームで総合優勝を目指してチャレンジいたします。
〈チーム体制〉
「チーム三菱石油ラリーアート」 ドライバー:篠塚建次郎(三菱自動車工業社員) :パジェロT2仕様車 「チームPIAA三菱ラリーアート」 ドライバー:ブルーノ・サビー(仏) :パジェロT2仕様車 「チーム・オフロードエクスプレス三菱ラリーアート」 ドライバー:ジャン・ピエール・フォントネ(仏) :パジェロT2仕様車 「チーム・カープラザ三菱石油ラリーアート」 ドライバー:増岡浩(ラリーアート社員) :チャレンジャーT2仕様車
第19回目を迎える"パリダカ"は『1997ダカール〜アガデス〜ダカールラリー』として、フランスに拠点を置くT.S.O.(ティエリー・サビーヌ・オーガニゼーション)の主催で開催されます。今年も昨年同様、T.S.O.代表に"パリダカ"で唯一2輪/4輪の総合優勝経験をもつユベール・オリオール(仏)氏が就任しております。12月21・22日にフランス国内で車検を受けた後に車両・競技者は、西アフリカ・セネガルの首都ダカールに渡り、1997年1月4日にスタート、12日にアガデスで折り返し、19日ダカールにゴールします。今回は"パリダカ"の創始者ティエリー・サビーヌが提唱した「冒険とスポーツの精神」の原点に帰ることに主眼を置き、レギュレーションが大きく変更されました。四輪(T1、T2、T3部門)でガソリンターボが全面禁止され、T3プロト部門へのワークスチームの出場禁止により、三菱ラリーアートチームはパジェロT2仕様車、チャレンジャーT2仕様車を中心にチームを結成し同大会に新たな挑戦をいたします。尚、これらの車両で参加した10月末のUAE(アラブ首長国連邦)で開催されたワールドカップ・クロスカントリーラリー第9戦「UAEデザートチャレンジ」ではパジェロが総合優勝(ブルーノ・サビー)、チャレンジャーが総合4位(増岡浩)の好成績を収めています。
今大会は、ラリーコースが"パリダカ"史上初めて、アフリカ大陸のみでスタート・ゴールとなります。通過国はセネガル、モーリタニア、マリ、ニジェールの4か国。"パリダカ"にはなじみの深いニジェールの町アガデスを折り返し地点に設定したことにより、広大なテネレ砂漠がメインステージに復活しました。しかも「全ての参加者に平等なコース」という主催者側の提唱により、実際のSS(セレクティブ・セクション=競技区間)は大会期間中、その前夜まで公表されず、かつGPSの使用も制限されるため、毎日激しいトップ争いのラリーが予想されます。
これまでの"パリダカ"で3度の優勝経験をもつ三菱パジェロは、前大会で国産車連続13年ナンバーワンの輝かしい記録を樹立しました。『97年ダカール〜アガデス〜ダカールラリー』の新レギュレーションに対応するよう製作されたT2仕様車は、市販車パジェロを砂漠走行用にチューニングした新戦力。ガソリンターボ禁止に伴い今回のラリーカーのエンジンは、市販車に搭載されているものと同じV6・3.5P・DOHC・ノーマルアスピレーション(NA)エンジンながら、270psのパワーを発揮、最高速度195km/hまでの高速走行を可能にしたスーパー4WDです。このパジェロT2仕様車を駆ってチームが狙う標的は4度目の総合優勝!アフリカのいつ、いかなるコンディションにも最強のパワーと比類なき高性能で挑み続けたパジェロの新しい闘いがはじまります。
また、RVRプロトタイプで初出場ながら前大会で総合6位の好成績をあげた「チーム・カープラザ三菱石油ラリーアート」は、ニューモデルの三菱チャレンジャーT2仕様車で2度目の闘いに挑みます。チャレンジャーT2仕様車に搭載されるエンジンもパジェロ同様、V6・3.5PDOHC(NA)エンジンで、250psのパワーは力強いトルクとともにアフリカのあらゆる地形に対応できる新戦力です。逞しいボディに秘めた高いポテンシャルを武器に初挑戦、初優勝のダカール凱旋にむけ発進します。
尚、三菱ラリーアートチームのアシスタントトラックとして出場する三菱ふそうザ・グレートT4(トラック)仕様車2台は、V型8気筒、排気量16031ccインタークーラー付きディーゼルターボエンジンを搭載、440psのパワーを持ち、主として増岡 浩選手のチャレンジャーのサポートを行ないます。また、今回初の試みとしてこのアシスタントトラックのドライバーに日本人(今井政昭)を起用、またエアメカ(飛行機で移動するメカニック) として、三菱のトラック・バスの販売会社であるふそう系販売会社47社から選抜されたディーラーメカニック2名を派遣いたします。
『1997 ダカール〜アガデス〜ダカールラリー』に、総合優勝を賭けて挑戦いたします 三菱ラリーアートチームに絶大なるご支援とご声援を賜りますようお願い申し上げます。
カテゴリー ・4輪 T1 市販車無改造部門 T2 市販車改造部門 4輪駆動車 T3ー1 プロトタイプ部門 4輪駆動車 T3ー2 プロトタイプ部門 2輪駆動車 (T3-1・T3-2: プライベート参加者のみ)
・トラック T4ー1 競技トラック 部門 総排気量10P未満 T4ー2 競技トラック 部門 総排気量10P以上 T4ー3 競技トラック部門 競技コースを走るが、競技には参加せず競技車のサポート、パーツ 搬送などを目的とする。表彰対象にはならない。 T5 サポートトラック部門競技に参加せずサービスを目的として 一般道のみを走る。表彰対象にはならない。
T2 パジェロチーム
●チーム監督:ウーリッヒ・ブレーマー(独)Ullrich Brehmer
1:チーム三菱石油ラリーアート
ドライバー 篠塚 建次郎 コ ・ドライバー アンリ・マーニュ(仏)Henri Magne 車両・カテゴリー パジェロ市販車改造仕様・T2(ガソリン) エンジン 3、496cc DOHC タイア ミシュラン 2:チームPIAA三菱ラリーアート
ドライバー ブルーノ・サビー(仏)Bruno Saby コ ・ドライバー ドミニク・セリエズ(仏)Dominique Seryes 車両・カテゴリー パジェロ市販車改造仕様・T2(ガソリン) エンジン 3、496cc DOHC タイア ミシュラン 3:チーム・オフロードエクスプレス三菱ラリーアート
ドライバー ジャン・ピエール・フォントネ(仏)Jean Pierre Fontenay コ ・ドライバー ブルーノ・ムスマラ(仏)Bruno Musmarra 車両・カテゴリー パジェロ市販車改造仕様・T2(ガソリン) エンジン 3、496cc DOHC タイア ミシュラン
●三菱ラリーアートT2パジェロチーム サポート体制(全48名)
アシスタントトラック(メルセデス4X4) 3台(9名) サポートトラック(メルセデス6X6) 3台(9名) 監督 1名 スタッフ 10名 エアーメカニック* 19名 *エアーメカニックは、トラックメカニック(6名)、パーツ責任者(3名)、タイヤ責任者(1名)を含みます。
T2 チャレンジャーチーム
●チーム監督:カール・イレ(独)Karl Ille
1:チーム・カープラザ三菱石油ラリーアート
ドライバー 増岡 浩 コ ・ドライバー アンディー・シュルツ(独)Andreas Schulz 車両・カテゴリー チャレンジャー市販車改造仕様・T2(ガソリン) エンジン 3、496cc DOHC タイア ミシュラン ●三菱ラリーアートT2チャレンジャーチーム サポート体制(全43名)
アシスタントトラック(三菱ふそうザ・グレート) 2台(6名) サポートトラック(メルセデス6X6) 3台(9名) 監督 1名 スタッフ 6名 エアーメカニック* 18名 *エアーメカニックは、トラックメカニック(6名)、パーツ責任者(1名)を含みます。競技車両主要スペック
三菱パジェロT2仕様車
写真 1996年 UAEデザートチャレンジ
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全長 : 4,030mm 全幅 : 1,885mm ホイールベース : 2,420mm 車両重量 : 1,700kg ボディ : スチール+一部ケブラーカーボン エンジン : 6G74 V型6気筒 DOHC24バルブ 燃料供給装置 : ECIマルチ(電子制御燃料噴射) ボア×ストローク : 93.0×85.8mm 総排気量 : 3,496cc 最高出力 : 270PS/6,500rpm 最大トルク : 34kg-m/3,000rpm トランスミッション : マニュアル5速(ハイ・ロー切り替え付) サスペンション(フロント) : ダブルウィッシュボーン・コイルスプリング サスペンション(リア) : 4リンク・リジットアクスル・コイルスプリング ステアリング : ラック&ピニオン パワーステアリング ブレーキ : ベンチレーテッドディスク・4ポットキャリパ タイヤ : ミシュラン 16/78-16 燃料タンク : 400P 最高速度 : 195km/h
三菱チャレンジャーT2仕様車
写真 1996年 UAEデザートチャレンジ
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全長 : 4,530mm 全幅 : 1,875mm ホイールベース : 2,725mm 車両重量 : 1,900kg ボディ : スチール+一部カーボンファイバー エンジン : 6G74 V型6気筒 DOHC24バルブ 燃料供給装置 : ECIマルチ(電子制御燃料噴射) ボア×ストローク : 93.0×85.8mm 総排気量 : 3,496cc 最高出力 : 250PS/6,000rpm 最大トルク : 33kg-m/3,000rpm トランスミッション : マニュアル5速(ハイ・ロー切り替え付) サスペンション(フロント) : ダブルウィッシュボーン・トーションバースプリング サスペンション(リア) : 3リンク・リジットアクスル・コイルスプリング ステアリング : ボールナット パワーステアリング ブレーキ : ベンチレーテッドディスク+4ポットキャリパ タイヤ : ミシュラン 16/78-16 燃料タンク : 350P 最高速度 : 180km/h
三菱ふそう ザ・グレートT4(トラック)仕様車
写真 国内テスト
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全長 : 7,420mm 全幅 : 2,490mm ホイールベース : 4,290mm 車両重量 : 約14,000kg エンジン : 8DC9T2型 V型8気筒 インタークーラー付 過給ディーゼルエンジン 燃料供給装置 : 電子ガバナ(電子制御燃料噴射) ボア×ストローク : 135.0×140.0mm 総排気量 : 16,031cc 最高出力 : 440PS/2,200rpm 最大トルク : 160kg-m/1,400rpm トランスミッション : マニュアル10速(ハイ・ロー切り換え付き) サスペンション(前後) : リーフスプリング・リジットアクスル ステアリング : ボールナット パワーステアリング ブレーキ(前・後) : エアオーバーハイドロリック・ベンチレーテッドディスクブレーキ+4ポットキャリパ タイヤ : ミシュラン 14.00R20 燃料タンク : 1,300P 最高速度 : 135km/h
三菱ふそうザ・グレートT4(トラック)体制
1号車
ドライバー ジルベール・ベルシノ(仏)Gilbert Versino コ ・ドライバー クリスチャン・ラクール(仏)Christian Lacourt ナビゲーター クリスチャン・ベルシノ(仏)Christian Versino 2号車
ドライバー クリストフ・グロンジョン(仏)Christophe Granjon コ ・ドライバー 今井 政昭 ナビゲーター アントニー・マルティーノ(仏)Antony Martineau
●ジルベール・ベルシノのプロフィール
長年ソノートでパリダカのトラックのドライバーを務めているスペシャリスト。 1993年のパリ〜ダカールでは、T4トラック部門3位(総合13位)、1995年は T4トラック部門4位(総合30位)。42歳。
●グロンジョンのプロフィール
クロスカントリーラリーにトラック部門で数多く出場。1986年からは、 10年連続パリダカにトラックで出場している。1990年ファラオラリー トラック部門優勝。36歳。
●今井政昭のプロフィール
1952年生まれ 愛知県出身。 現在の職業は10tトラックの運転手であり、ダートト ライアル出場23年の競技経歴を持つ。主な戦歴として、 1993〜95年、全日本ダートトライアル選手権C。クラ スにおいて、三菱ランサーで3年連続シリーズ第2位。
●三菱ふそうディーラーメカニック
服部義昌ハットリヨシマサ:豊橋三菱ふそう自動車販売(株)勤務 26歳
金満智章カネミツトモアキ:山口三菱ふそう自動車販売(株)勤務 27歳