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2008年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦 2008年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第3戦 アクロポリスラリー 5月30日(金)〜6月1日(日) DAY 1 - 3 タトイ〜タトイ(総走行距離 1311.32km) SS1〜20 (SS総走行距離 339.94km) DAY 1 SS1〜SS7 (SS総走行距離 110.08km) DAY 2 SS8〜SS13 (SS総走行距離 119.12km) DAY 3 SS14〜SS20 (SS総走行距離 110.74km) 参加台数:62台(三菱車24台) グループN 38台(三菱車22台) PWRC 29台(三菱車16台) 三菱ランサーエボリューションの A・アイグナーがグループN / PWRC今季2勝目をマーク ランサーエボリューションはグループNで今季負けなしの7連勝、PWRCも開幕3連勝 奴田原文雄は今季最高位タイのグループN / PWRC4位 |
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2008年FIA世界ラリー選手権の第7戦およびPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)の第3戦となるアクロポリスラリーが5月30日(金)から6月1日(日)にかけてギリシャの首都アテネ郊外のタトイを中心に行われ、三菱ランサーエボリューションで出場したアンドレアス・アイグナー(オーストリア)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム4時間16分06秒7でグループN優勝 / PWRC優勝(WRC総合14位)を果たした。グループN2位 / PWRC2位(WRC総合15位)はアイグナーのチームメイトであるベルナルド・スーザ(ポルトガル/ランサーエボリューション)、グループN3位 /PWRC3位(総合16位)はアルミンド・アラウージュ(ポルトガル/ランサーエボリューション)、グループN4位 / PWRC4位(総合17位)には奴田原文雄(ランサーエボリューション)が入るなど、ランサーエボリューションがグループN / PWRCのトップ5を独占する結果となった。なお、総合優勝はセバスチャン・ローブ(フランス/シトロエンC4WRC)で今季5勝目。総合2位はペター・ソルベルグ(ノルウェー/スバル・インプレッサWRC2008)、総合3位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド/フォード・フォーカスRS WRC07)という結果となった。 WRCでも1,2位を争うラフロードでランサーエボリューションの速さと耐久性の高さが証明された。55回目の開催を迎えたアクロポリスラリーは近年まれに見るほどコースが荒れ、スタート前から大荒れの展開となることが予想された。この時期のギリシャは降雨量が極端に少なく、グラベル(未舗装路)はカラカラに乾いている。しかも、コースサイドには大きな岩が転がっており一瞬のミスさえも許されない状況だ。 ラリーは5月29日(木)に、名前の由来ともなったアテネ中心部アクロポリスでのセレモニースタートで開幕。かのパルテノン神殿をバックに伝統の一戦は華やかにスタートした。そして、翌日の30日(金)からはアテネの中心地から北約10kmに位置するアテネ市内のタトイ陸軍空港内に設けられたサービスパークを中心に競技がスタート。摂氏40度近くに達する高温の中苛酷なサバイバルラリーがスタートした。 競技初日となるDAY 1では、スウェディシュラリーのグループN / PWRCウイナーであるユホ・ハンニネン(フィンランド/ランサーエボリューション)と、2006年のPWRCチャンピオンであるネッサー・アルアティヤ(スバル・インプレッサ)が激しいバトルを展開。ハンニネンはSS2とSS3でベストタイムをマークするが、SS6で大きく遅れアルアティヤに次ぐグループN / PWRC 2位でDAY 1をフィニッシュした。 3日間の中でもっともラフなステージが続く2日目のDAY 2では上位陣が悪路の洗礼を受け次々とリタイア。まずアルアティヤが石にヒットしてコースアウト、代わってトップに立ったハンニネンはSSベストタイムを連続して刻むなどして首位の座を確実なものとしていく。いつしか2位にはアイグナーが順位を上げてきていたが、両者の間には50秒近い差が広がっている。そのままリードを拡大するかと思われたハンニネンだったが、午後のステージでパワーステアリングのトラブルが原因でマシンのコントロールを失いコースアウト。残念ながらデイリタイアとなってしまった。 ハンニネンの脱落によりトップに立ったアイグナーは、2位のミルコ・バルダッチ(サンマリノ/ランサーエボリューション)にこの時点で2分以上の差をつけており余裕の展開。3位にはアイグナーのチームメイトで、若手有望株のベルナルド・スーザがつけるなどランサーエボリューションが上位を占める形でDAY 2は終了した。 ラリーは最終日となるDAY 3に入っても苛酷さを極め、グループN / PWRC トップを走っていたアイグナーのマシンにトラブルが発生した。リヤデフに何らかの原因で穴が開き、オイルが漏れて機能しなくなり前輪駆動状態となってしまったのだ。しかしアイグナーはこのピンチを巧みなドライビングで冷静に切り抜け、バルダッチがSS15でオーバーヒートによりストップしたことにも助けられ首位を堅持。前戦ラリー・アルゼンチンに続いてグループN優勝、PWRCでは2連勝を飾りシリーズリーダーとなった。優勝したアイグナーは「これまで経験したことがないようなタフなラリーでしたが、DAY 2までに築いたリードとランサーエボリューションの高いパフォーマンスに支えられて優勝することができました」と、優勝の喜びを語っている。 なお、DAY 3でバルダッチに代わりグループN / PWRC 2位に浮上したマーティン・ラウーム(エストニア/ランサーエボリューション)は、ラリー後の車検でブレーキのブレーキディスクが規定にあっていないパーツであったことが判明して失格に。その結果ルーキーのスーザが2位を得て、レッドブルカラー(様々なモータースポーツのスポンサードで有名なオーストリアの飲料メーカー)をまとうバウムシュラッガー・ラリー&レーシングの2台が1-2フィニッシュを達成した。 アルゼンチンに続き2戦連続でグループN / PWRC 4位と今季最高のリザルトを手にした奴田原は「今回は初めてのアクロポリスラリー出場で、とにかく路面が悪いことに驚きました。用意していたサスペンションが路面の入力に負けるなどなかなか思うように走れませんでしたが、それでも4位に入ることができて嬉しく思います」と、厳しかったラリーをふり返る。なお、奴田原にとって永遠のライバルである新井敏弘(スバル・インプレッサ)は、DAY 1とDAY 2でともにサスペンションが壊れ、DAY 3を走ることなくリタイアしている。 WRC次戦(第8戦)は、6月13日(金)から15日(日)にかけてトルコのアンタルヤを中心に開催されるラリー・トルコ。2年ぶりのWRC開催となるこのグラベルイベントはPWRCの第4戦が併催となる。奴田原は全日本ラリー選手権第4戦「MSCC東京ラリー2008」 に出場するためこのラリーはスキップするが、数多くの選手がランサーエボリューションでグループN及びPWRCへの参戦を予定している。 |
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| ■PWRC【最終成績】 |
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| ■WRC【最終総合成績】 |
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国籍:AUS=オーストラリア、B=ベルギー、E=スペイン、EE=エストニア、F=フランス、FIN=フィンランド、GB=イギリス、I=イタリア、LT=リトアニア、 MC=モナコ、N=ノルウェー、NL=オランダ、RA=アルゼンチン、S=スウェーデン、TR=トルコ、ZW=ジンバブエ 1位のタイムはDAY1からのSS合計所要時間とペナルティーの合計 2位以下のタイムはトップとの差 *マニュファクチャラー対象ドライバー N=グループN |
| ■2008年FIA世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定) |
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| ■2008年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定) |
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