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RALLI ART

Report
2008年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦
「ラリー・イタリア/サルディニア」

5月16日(金)〜18日(日) DAY 1 - 3
オルビア〜オルビア(総走行距離 1040.35km)
SS1〜17 (SS総走行距離 344.73km)
DAY 1 SS1〜SS6 (SS総走行距離 131.56km)
DAY 2 SS7〜SS12 (SS総走行距離 134.60km)
DAY 3 SS13〜SS17 (SS総走行距離 78.57km)
参加台数 :59台(三菱車9台) グループN 18台(三菱車9台)


三菱ランサーエボリューションのM・シネデーゼがグループN優勝
ランサーエボリューションはグループNのトップ3を独占、グループN開幕6連勝
三菱ランサーエボリューションX グループN仕様
三菱ランサーエボリューション
M・シネデーズ / M・ロゼット






三菱ランサーエボリューションX グループN仕様
三菱ランサーエボリューション
F・フリシエロ / N・ヴェットレッティ






三菱ランサーエボリューションX グループN仕様
三菱ランサーエボリューション
A・ロビセット / M・フォルトゥナート
 2008年FIA世界ラリー選手権の第6戦となるラリー・イタリア/サルディニア(以下、ラリー・イタリア)が5月16日(金)から5月18日(日)にかけてイタリア、サルディニア島のオルビアを中心に行われ、三菱ランサーエボリューションで出場したモレノ・シネデーゼ(イタリア)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム4時間30分47秒9でグループN優勝(総合18位)を飾った。これで三菱ランサーエボリューションはグループNで開幕6連勝を果たした。グループN2位(総合20位)にはランサーエボリューションのファビオ・フリシエロ(イタリア)が、グループN3位(総合24位)にはやはりランサーエボリューションのアドリアーノ・ロビセット(イタリア)が入るなど、ランサーエボリューションをドライブするイタリア人ドライバーがグループNのトップ3を独占した。なお、WRC総合優勝はセバスチャン・ローブ(フランス/シトロエンC4WRC)で今季4勝目。総合2位はドライバーズ選手権リーダーのミッコ・ヒルボネン(フィンランド/フォード・フォーカスRS WRC07)、総合3位はヤリ-マーティ・ラトバラ(フィンランド/フォード・フォーカスRS WRC07)という結果となった。

 地中海に浮かぶサルディニア島での開催がすっかりと定着したラリー・イタリアは、今年も島東海岸のオルビアにサービスパークが置かれ、その南西部に広がる山岳地帯にグラベル(未舗装路)のSSが設定された。サルディニア島といえば抜けるような青空と乾燥した大地がトレードマークだが、ラリーウイークは全般的に天候が不順で週の前半には強い雨が降るなど荒れ模様だった。ラリーが始まっても天候は安定しなかったが降雨は夜中から早朝に限定され、ところどころに湿った路面も残っていたもののコースコンディションは全般的にドライとなった。

 今年のラリー・イタリアには18台のグループNマシンがエントリーを果たしたが、その半数となる9台がランサーエボリューションでラリーはスタート。そして、グループNのトップ争いを展開したのもランサーエボリューションだった。ラリー初日のDAY1、オープニングとなるSS1で最初にリードを奪ったのはシネデーゼ。世界選手権への出場は、2007年のラリー・イタリアに続いて今回が2度目となる。去年はランサーエボリューションでグループN6位とまずまずの結果だった。しかし、今年のシネデーゼはライバルを圧倒する速さを備えていた。シネデーゼはDAY 1、SS1、2、4、5でベストタイムをマークして1日を通してグループNをリード。DAY 1終了時点で2位に30秒8差を築いた。シネデーゼの勢いはDAY 2が始まっても衰えず、SS8とSS9で最速タイムを記録。DAY 2が終わった段階で2位のフリシエロに対し1分36秒5という絶体的なアドバンテージを築くことに成功した。シネデーゼはさらにDAY 3のSS14も一番時計で駆け抜け、結局SS1から最終のSS17まで1度としてグループNトップの座を譲ることなくグループN優勝を果たした。シネデーゼは「マシンは終始パーフェクトでした。DAY 2でトランスミッションから異音がしたのが唯一気になった点ですが、サービスでチェックしてみたところとくに問題はなし。マシントラブルを気にせずラリーを通して思いきり攻めることができたのが勝因です」と、笑顔で喜びを語った。

 なお、同時開催となるJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)第3戦では、ミハウ・コシュッコ(ポーランド/スズキ・スイフトS1600)がJWRC初優勝を飾っている。

 WRC次戦(第7戦)は、5月30日(金)から6月1日(日)にかけてギリシャのタトイを中心に開催されるアクロポリスラリー。このグラベルイベントにはPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)第3戦が併催となり、奴田原文雄を含む数多くのドライバーがグループN仕様のランサーエボリューションでエントリーをしている。

■グループN【最終成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  M・シネデーズ
 M・ロゼット
I
I
 三菱ランサーエボリューション 4時間30分47秒9
2  F・フリシエロ
 N・ヴェットレッティ
I
I
 三菱ランサーエボリューション 1分50秒6
3  A・ロビセット
 M・フォルトゥナート
I
I
 三菱ランサーエボリューション 12分16秒4
4  V・バラナウスカ
 G・セリエスティウス
LT
LT
 フォード・フィエスタ 16分07秒6
5  F・マローネ
 S・コーラ
I
I
 三菱ランサーエボリューション 18分28秒7
6  B・セティンカーヤ
 C・ギュネイ
TR
TR
 フォード・フィエスタ 29分38秒5
7  G・デットーリ
 M・コルダ
I
I
 三菱ランサーエボリューション 31分40秒0
8  K・ムラトグル
 L・オゾクトゥク
TR
TR
 フォード・フィエスタ 51分41秒5
9  R・ドナディオ
 E・ブロンドロ
I
I
 ローバー MG 1時間53分42秒7

■WRC【最終総合成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  *S・ローブ
 D・エレナ
F
MC
 シトロエンC4 WRC 3時間57分17秒2
2  *M・ヒルボネン
 J・レーティネン
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC07 10秒6
3  *J-M・ラトバラ
 M・アンティラ
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC07 15秒3
4  *G・ガリ
 G・ベルナッチーニ
I
I
 フォード・フォーカスRS WRC07 1分42秒5
5  *D・ソルド
 M・マルティ
E
E
 シトロエンC4 WRC 2分05秒6
6  *C・アトキンソン
 S・プレボ
AUS
B
 スバル・インプレッサWRC2007 5分08秒6
7  *H・ソルベルグ
 C・メンケルド
N
N
 フォード・フォーカスRS WRC07 6分01秒0
8  U・アーヴァ
 K・シック
EE
EE
 シトロエンC4 WRC 6分21秒3
9  *P-G・アンダーソン
 J・アンダーソン
FIN
FIN
 スズキ・SX4 WRC 7分48秒7
10  *P・ソルベルグ
 P・ミルズ
N
GB
 スバル・インプレッサWRC2007 9分41秒0
18  M・シネデーズ
 M・ロゼット
I
I
 三菱ランサーエボリューション(N1位) 33分30秒7
20  F・フリシエロ
 N・ヴェットレッティ
I
I
 三菱ランサーエボリューション(N2位) 35分21秒3
24  A・ロビセット
 M・フォルトゥナート
I
I
 三菱ランサーエボリューション(N3位) 45分47秒1
国籍:AUS=オーストラリア、B=ベルギー、E=スペイン、EE=エストニア、F=フランス、FIN=フィンランド、GB=イギリス、I=イタリア、LT=リトアニア、
MC=モナコ、N=ノルウェー、NL=オランダ、RA=アルゼンチン、S=スウェーデン、TR=トルコ、ZW=ジンバブエ
1位のタイムはDAY1からのSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差
*マニュファクチャラー対象ドライバー
N=グループN

■2008年FIA世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
 ドライバーズ
 マニュファクチャラーズ
1  M・ヒルボネン  フォード 43
2  S・ローブ  シトロエン 40
3  C・アトキンソン  スバル 31
4  J-M・ラトバラ  フォード 24
5  D・ソルド  シトロエン 21
6  G・ガリ  フォード 17
7  H・ソルベルグ  フォード 11
8  P・ソルベルグ  スバル 9
9  F・ヴィラグラ  フォード 8
10  M・ウィルソン  フォード 7
18  A・アイグナー  三菱自動車 1
20  J・ハンニネン  三菱自動車 1
1  BP−フォード Abu Dhabi WRT 71
2  シトロエン・トタルWRT 64
3  スバルWRT 42
4  ストバート VK・Mスポーツ・フォードRT 34
5  Munchi's・フォード・ワールドラリーチーム 16
6  スズキ・WRT 7


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