 |
 |
三菱ランサーエボリューション
P・アートゥ / P・ビリュー
|
 |
 |
三菱ランサーエボリューション
L・クルーゼル / T・デルモニコ |
 |
 |
三菱ランサーエボリューション
J・フォント / E・アロンソ
|
|
 |
2008年FIA世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦となるラリー・モンテカルロが1月24日(木)から27日(日)にかけてフランス中部のヴァランスとモナコを中心に行われ、三菱ランサーエボリューションで出場したパトリック・アートゥ(フランス)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム4時間10分37秒2でグループN優勝(総合14位)を飾った。また、グループN2位(総合17位)にはやはりランサーエボリューションのルドヴィク・クルーゼル(フランス)が入ったほか、4〜6位もランサーエボリューションが占めるなど、三菱車が伝統のラリーで活躍した。なお、総合優勝はセバスチャン・ローブ(フランス/シトロンC4WRC)、総合2位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド/フォード・フォーカスRSWRC07)、総合3位はクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2007)という結果となった。
76回目の開催を迎えたラリー・モンテカルロは、去年からフランス東部の町ヴァランスを中心にSSが設定されるフォーマットが採用された。本来は降雪を期待してヴァランスに動いたラリー・モンテカルロであるが、去年と同じく今年もコースに雪はなかった。基本的にはドライのターマック(舗装路)ラリーとなったが、早朝はコースの随所に凍結路面が広がるという難しい路面コンディションに選手たちは悩まされる。ラリーは24日(木)の夜にヴァランスの町中でセレモニースタートを行い、その後2本のナイトステージを実施。翌25日(金)、26日(土)はヴァランスの西部が戦いの舞台となり、その後地中海方面へと南下。27日(日)はモナコを基点とし、有名なチュリニ峠などフレンチアルプスで4本のSSと、モナコ市街地でのショートSSが行われ幕を閉じるというスケジュールでラリーは進行した。
PWRC(プロダクションカー世界選手権)、JWRC(ジュニア世界ラリー選手権)のいずれも併催とならない今年のラリー・モンテカルロは、その分だけグループNの戦いに注目が集まった。ランサーエボリューションにとってはライバルともいえるスバル・インプレッサははやくも新型のグループN車両が登場し、ラリー・モンテカルロを得意とするオリビエ・ブリー(スイス)がドライブ。ランサーエボリューション勢と激しいバトルを繰り広げた。そして、強力なライバルに打ちかってグループN優勝を果たしたのはアートゥだった。アートゥは去年に続き2度目となるラリー・モンテカルロ出場だが、経験豊かなライバルたちに引けをとらない走りでトップ争いを展開。ラリー・モンテカルロの舞台となる町の出身だけにフランスのターマックステージは走り慣れている。アートゥは最後までノートラブルで走りきり、グループN優勝を現実のものとしたのだった。優勝したアートゥは「私にとっては地元のイベントですから、優勝することができて本当に嬉しく思います。自分でも良い走りができたとは思いますが、勝因はミスを犯すことなく走れたことでしょう。今年のコースは大部分がドライターマックでしたが、一部は濡れたり凍ったりしていました。自分としては細心の注意を払いながら走ったつもりです。私はこの後、同じマシンでいくつかのラリーに出る予定があるので、ぶつけたり、壊したりしないように気をつかいました。ランサーエボリューションもまったくのノートラブルで、最後まで自分の力を出しきって走ることができたと思います」と、喜びを語っている。
優勝のアートゥ、2位のクルーゼルのほか、4位にはリシャール・フラウ(フランス)、5位にはホアン・フォント(スペイン)、6位にはギルバート・サウ(フランス)が入るなど、数多くのランサーエボリューションが上位につけた。 なお、このラリーには50台が参加し、グループNは18台であった。そのうち三菱ランサーエボリューションは12台を占める人気であった。
WRC次戦は、2月7日(木)から10日(日)にかけてスウェーデンのカールスタッドを中心に開催される第2戦スウェディッシュラリー。今年は雪不足も伝えられるこのスノーイベントはPWRCの第1戦が併催となり、数多くの選手がランサーエボリューションでエントリーをしている。
|