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RALLI ART

Report
2008年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦
「ラリー・モンテカルロ」

1月24日(木)〜27日(日) DAY 1 - 4
ヴァランス〜ヴァランス(総走行距離 1481.25km)
SS1〜19 (SS総走行距離 365.09km)


三菱ランサーエボリューションがグループN 1-2フィニッシュ
P・アートゥが優勝、L・クルーゼルが2位
三菱ランサーエボリューションX グループN仕様
三菱ランサーエボリューション
P・アートゥ / P・ビリュー





三菱ランサーエボリューションX グループN仕様
三菱ランサーエボリューション
L・クルーゼル / T・デルモニコ





三菱ランサーエボリューションX グループN仕様
三菱ランサーエボリューション
J・フォント / E・アロンソ
 2008年FIA世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦となるラリー・モンテカルロが1月24日(木)から27日(日)にかけてフランス中部のヴァランスとモナコを中心に行われ、三菱ランサーエボリューションで出場したパトリック・アートゥ(フランス)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム4時間10分37秒2でグループN優勝(総合14位)を飾った。また、グループN2位(総合17位)にはやはりランサーエボリューションのルドヴィク・クルーゼル(フランス)が入ったほか、4〜6位もランサーエボリューションが占めるなど、三菱車が伝統のラリーで活躍した。なお、総合優勝はセバスチャン・ローブ(フランス/シトロンC4WRC)、総合2位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド/フォード・フォーカスRSWRC07)、総合3位はクリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC2007)という結果となった。

 76回目の開催を迎えたラリー・モンテカルロは、去年からフランス東部の町ヴァランスを中心にSSが設定されるフォーマットが採用された。本来は降雪を期待してヴァランスに動いたラリー・モンテカルロであるが、去年と同じく今年もコースに雪はなかった。基本的にはドライのターマック(舗装路)ラリーとなったが、早朝はコースの随所に凍結路面が広がるという難しい路面コンディションに選手たちは悩まされる。ラリーは24日(木)の夜にヴァランスの町中でセレモニースタートを行い、その後2本のナイトステージを実施。翌25日(金)、26日(土)はヴァランスの西部が戦いの舞台となり、その後地中海方面へと南下。27日(日)はモナコを基点とし、有名なチュリニ峠などフレンチアルプスで4本のSSと、モナコ市街地でのショートSSが行われ幕を閉じるというスケジュールでラリーは進行した。

 PWRC(プロダクションカー世界選手権)、JWRC(ジュニア世界ラリー選手権)のいずれも併催とならない今年のラリー・モンテカルロは、その分だけグループNの戦いに注目が集まった。ランサーエボリューションにとってはライバルともいえるスバル・インプレッサははやくも新型のグループN車両が登場し、ラリー・モンテカルロを得意とするオリビエ・ブリー(スイス)がドライブ。ランサーエボリューション勢と激しいバトルを繰り広げた。そして、強力なライバルに打ちかってグループN優勝を果たしたのはアートゥだった。アートゥは去年に続き2度目となるラリー・モンテカルロ出場だが、経験豊かなライバルたちに引けをとらない走りでトップ争いを展開。ラリー・モンテカルロの舞台となる町の出身だけにフランスのターマックステージは走り慣れている。アートゥは最後までノートラブルで走りきり、グループN優勝を現実のものとしたのだった。優勝したアートゥは「私にとっては地元のイベントですから、優勝することができて本当に嬉しく思います。自分でも良い走りができたとは思いますが、勝因はミスを犯すことなく走れたことでしょう。今年のコースは大部分がドライターマックでしたが、一部は濡れたり凍ったりしていました。自分としては細心の注意を払いながら走ったつもりです。私はこの後、同じマシンでいくつかのラリーに出る予定があるので、ぶつけたり、壊したりしないように気をつかいました。ランサーエボリューションもまったくのノートラブルで、最後まで自分の力を出しきって走ることができたと思います」と、喜びを語っている。

 優勝のアートゥ、2位のクルーゼルのほか、4位にはリシャール・フラウ(フランス)、5位にはホアン・フォント(スペイン)、6位にはギルバート・サウ(フランス)が入るなど、数多くのランサーエボリューションが上位につけた。 なお、このラリーには50台が参加し、グループNは18台であった。そのうち三菱ランサーエボリューションは12台を占める人気であった。

 WRC次戦は、2月7日(木)から10日(日)にかけてスウェーデンのカールスタッドを中心に開催される第2戦スウェディッシュラリー。今年は雪不足も伝えられるこのスノーイベントはPWRCの第1戦が併催となり、数多くの選手がランサーエボリューションでエントリーをしている。

■グループN【最終成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  P・アートゥ
 P・ビリュー
F
F
 三菱ランサーエボリューション 4時間10分30秒2
2  L・クルーゼル
 T・デルモニコ
F
F
 三菱ランサーエボリューション 1分37秒6
3  O・ブリー
 F・ゴードン
CH
F
 スバル・インプレッサ 1分48秒2
4  R・フラウ
 S・レガー
F
F
 三菱ランサーエボリューション 10分35秒2
5  J・フォント
 E・アロンソ
E
E
 三菱ランサーエボリューション 10分44秒0
6  G・サウ
 A・ドロウイロー
F
F
 三菱ランサーエボリューション 19分07秒7
7  L・ニコラス
 C・プレーヴェ
F
F
 スバル・インプレッサ 20分03秒5
8  A・マチャルド
 A・コンスタント
F
F
 スバル・インプレッサ 23分16秒0
9  J・アヤマルド
 S・アヤマルド
F
F
 三菱ランサーエボリューション 26分25秒4
10  G・オグリアリ
 M・ヴェルデッリ
I
I
 三菱ランサーエボリューション 30分40秒3

■WRC【最終総合成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  *S・ローブ
 D・エレナ
F
MC
 シトロエンC4 WRC 3時間39分17秒0
2  *M・ヒルボネン
 J・レーティネン
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC07 2分34秒4
3  *C・アトキンソン
  S・プレボ
AUS
B
 スバル・インプレッサWRC2007 2分58秒6
4  **F・デュバル
  D・エレナ
B
B
 フォード・フォーカスRS WRC07 2分59秒7
5  *P・ソルベルグ
 P・ミルズ
N
GB
 スバル・インプレッサWRC2007 4分40秒9
6  **G・ガリ
 G・ベルナッチーニ
I
I
 フォード・フォーカスRS WRC07 8分46秒5
7  J-M・クー
 P・ジャンビエ
FIN
FIN
 プジョー・307WRC 10分24秒8
8  *P-G・アンダーソン
 J・アンダーソン
FIN
FIN
 スズキ・SX4 11分19秒5
9  **H・ソルベルグ
 C・メンケルド
N
N
 フォード・フォーカスRS WRC07 12分43秒6
10  **M・ウィルソン
 S・マーチン
GB
GB
 フォード・フォーカスRS WRC06 14分00秒1
14  P・アートゥ
 P・ビリュー
F
F
 三菱ランサーエボリューション(N1位) 31分20秒2
17  L・クルーゼル
 T・デルモニコ
F
F
 三菱ランサーエボリューション(N2位) 32分57秒8
18  O・ブリー
 F・ゴードン
CH
F
 スバル・インプレッサ(N3位) 33分08秒4
国籍:AUS=オーストラリア、B=ベルギー、CH=スイス、E=エストニア、F=フランス、
FIN=フィンランド、GB=イギリス、I=イタリア、N=ノルウェー、S=スウェーデン
1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差
*マニュファクチャラー対象ドライバー
**マニュファクチャラーチーム対象ドライバー
N=グループN

■2008年FIA世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
 ドライバーズ
 マニュファクチャラーズ
1  S・ローブ  シトロエン 10
2  M・ヒルボネン  フォード 8
3  C・アトキンソン  スバル 6
4  F・デュバル  フォード 5
5  P・ソルベルグ  スバル 4
6  G・ガリ  フォード 3
7  J-M・クー  プジョー 2
8  P-G・アンダーソン  スズキ 1
1  *シトロエン・トタルWRT 11
2  *スバルWRT 10
3  *BP−フォード Abu Dhabi WRT 8
4  **ストバート VK・Mスポーツ・フォードRT 8
5  *スズキ・WRT 2
*マニュファクチャラー
**マニュファクチャラーチーム


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