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三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット
(2007年スウェディッシュラリー) |
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三菱ランサーエボリューション
J・ハンニネン / M・マルックラ
(2007年アクロポリスラリー)
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三菱ランサーエボリューション
A・アラウージュ / M・ラマルホ
(2007年スウェディッシュラリー) |
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三菱ランサーエボリューション
A・アイグナー / K・ウィチャ
(2007年ラリー・スペイン) |
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2月7日(木)、2008年PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)がスウェーデンで行われるスウェディッシュラリーでシーズンの幕をあける。PWRCは市販車をベースとしながらも、改造範囲が厳しく制限されたグループNマシンを中心とする世界選手権である。グループNクラス4に属する三菱ランサーエボリューション、スバル・インプレッサといった2Lターボエンジンを搭載する4WD車両がその主力であり、2L自然吸気エンジンを積むS2000(スーパー2000)車両もN4として出場が認められている。いずれにせよ、WRCのトップカテゴリーマシンであるWRカーと比べると各マシンの性能が拮抗しており、PWRCは毎戦のように激しいバトルが展開されることもあって非常に人気が高いシリーズである。そして三菱自動車およびラリーアートはPWRC発足初年度の2002年からランサーエボリューションのユーザーを支援し続けており、今季もまた様々な形でバックアップを行っていく。
今シーズンのPWRCは例年どおりWRCの併催イベントとして開催され、シリーズは全8戦で構成される。出場者はそのうち6戦を事前に出場申請し、出場した6戦の合計獲得ポイント数によってドライバーズ王者が決まる。そして今季は、全部で28の選手およびチームがPWRCにエントリー。数多くの選手がグループN仕様のランサーエボリューションで出場を予定している。すでにエントリーが締め切られている第1戦スウェディッシュラリーに関しては全部で21人のドライバーがPWRCエントリーを行っているが、そのうち12名がランサーエボリューションをパートナーとして選んでいる。なお、今季からはイコールコンディション化をはかるべくタイヤをピレリのワンメイクとする新しいレギュレーションが導入された。
ランサーエボリューションのなかでも、とくに大きな注目を集めるのは07年PWRCシリーズ5位のユホ・ハンニネン(フィンランド)、アルミンド・アラウージュ(ポルトガル)、アンドレアス・アイグナー(オーストリア)、そして奴田原文雄といった選手たちである。いずれも去年に続いてのPWRC参戦となり、各ラリーで優勝を争うだけの力がある実力派ばかりだ。彼らの狙いはただひとつ、チャンピオンシップを制すること。今シーズンもまた、PWRCは激しいタイトル争いがくり広げられることだろう。そして、日本人としては奴田原の活躍に期待したい。奴田原は、今年でPWRC出場5シーズン目を迎える。2006年には日本人ドライバーとして初めてPWRC開幕戦のラリー・モンテカルロを制覇。選手権においても健闘し、最後までチャンピオンを競った末に年間2位となりその名をPWRCの歴史に刻んだ。2007年はやや苦戦して年間7位となったが、それだけに今季にかける意気込みは大きい。「エントリーの締め切り直前まで、PWRCに参戦すべく準備をすすめてきました。いろいろとクリアすべき事柄も多かったのですが、周囲の方々のご支援とご理解により今季もまたPWRCに出場することができるようになりました。マシンは去年と同じくランサーエボリューションIXで、今までどおり日本のタスカエンジニアリングにメンテナンスおよびサポートをお願いします。そして、シーズンの途中からは新型のランサーエボリューションXを実戦に投入する予定です。出場イベントはスウェーデンとトルコの2戦を除く6戦で、初戦はシリーズ第2戦のアルゼンチンとなります。今年は、自分にとってこれが最後のPWRCシーズンを戦うような気持ちで各ラリーにのぞみたいと思います」と、奴田原は2008シーズンに対する抱負を述べる。尚、ランサーエボリューションXのFIAホモロゲーション取得は7月1日を予定として、目下のところ三菱自動車技術開発本部モータースポーツ部とラリーアートによる共同開発のもと、各種試験や申請の準備が進められている。
昔からのファンにとっては、ウーベ・ニッテル(ドイツ)がランサーエボリューションでPWRCに出場することも大きなニュースに違いない。1969年生まれのニッテルは、かつてグループNやグループAのランサーエボリューションを駆ってWRCで活躍。クラス優勝の経験もあり、1996年にはプロダクションカーを対象としたFIAカップでシリーズ2位を得たこともある。ベテランであるニッテルが伸び盛りの若手選手たちを相手にどのように戦うか、非常に興味深いところだ。
その他にはアイグナーのチームメイトとしてレッドブル・チーム入りを果たした新人のベルナルド・スーザ(ポルトガル)、PWRCだけでなくJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)も戦うマーティン・プロコップ(チェコ)、1月14日に20才の誕生日を迎えたばかりながら大きな注目を集めるアイヴィンド・ブリニルドセンなど、将来を期待される才能豊かなドライバーたちがランサーエボリューションでPWRCに参戦する。とくに、ブリニルドセンは2007年のWRCラリー・ノルウェーでグループN2位となった実績があるだけにPWRC初戦のスウェーデンから上位争いに加わる可能性が高い。
2008年PWRCは2月のスウェーデンで開幕。アルゼンチン、ギリシア、トルコ、フィンランド、ニュージーランド、日本という順番で世界を転戦し、11月下旬にイギリスのウェールズで行われるラリー・グレートブリテンで閉幕というスケジュールになっている。
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