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三菱パジェロエボリューション
S・ペテランセル / J-P・コトレ |
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三菱パジェロエボリューション
S・ペテランセル / J-P・コトレ
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三菱パジェロエボリューション
L・アルファン / G・ピカール
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ダカールシリーズ第2戦パックスラリー(ポルトガル)は9月14日(日)、5日間にわたる競技を終え、チーム・レプソル三菱ラリーアートからパジェロ エボリューションで出場したステファン・ペテランセル(フランス)が、2日目から首位に立っていたカルロス・サインツ(スペイン、フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2)を逆転して総合優勝。2002年のデビュー以来、ダカールラリー5連勝(2003〜2007年)をはじめ、様々なクロスカントリーラリーで合計20勝を挙げるなど、一時代を築いたパジェロ エボリューションの有終の美を飾った。
今年から新たに創設されたダカールシリーズの第2戦として開催されたパックスラリーは、9月10日(水)にポルトガルの首都リスボンをスタートして、14日(日)に同国南部の港町ポルティマンにゴールする、総走行距離1,583km、うち6つの競技区間(=SS)合計距離829kmで競われた。前半は山岳地帯のグラベルで、後半は砂のフラットダートという二つの特徴を持ち、一部には5月に行われたFIAクロスカントリーラリー・ワースドカップ第2戦トランスイベリコラリーと同一のセクションも存在した。
チーム・レプソル三菱ラリーアートは、今回が最後の競技となるパジェロ エボリューション(ガソリンエンジン搭載車)を、ステファン・ペテランセル/ジャン-ポール・コトレ(ともにフランス)、リュック・アルファン/ジル・ピカール(ともにフランス)、ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・クルス(ともにスペイン)に託した。同車はこのラリーを最後に、ディーゼルターボエンジンを搭載する新型車レーシング ランサーにバトンを渡すことになる。ドミニク・セリエス監督(フランス)は、ラリー本番を前に、「パジェロ エボリューションにとって最後のイベントなので、最高のリザルトを目指します。接戦になることは間違いありません。3組のクルー夫々に『勝ちにいけ』と指示しています」とコメントしていた。
ペテランセルは初日から徐々にペースを上げ、2日目のSS2と4日目のSS5でベストタイムをマークする。特にSS5では、首位サインツとのギャップを大幅に切り詰め、前日の2分21秒差から31秒差にまで短縮してみせた。逆転を期して迎えた最終日、ルート近傍で山火事が発生したためにSS6は中断を余儀なくされる。当初の68kmから37kmに短縮されたことでペテランセルの逆転勝利の可能性は限りなくゼロに近づいたかと思えたが、再スタート後にサインツが転倒を喫する。これによりペテランセルはサインツを16秒逆転してトップでフィニッシュ。接戦を制してパックスラリーの初代ウィナーに輝いた。さらに、初日のSS1でトップタイムを記録したアルファンが3位表彰台、4日目のSS5で転倒を喫したロマも6位で完走し、名車のフィナーレに華を添えた。後半のルートはストップ&ゴーが多く、トルクに勝るディーゼルエンジン勢が優位と言われながらも、3台のパジェロ エボリューションは最後まで最高のパフォーマンスを発揮した。
「言い古された表現かもしれませんが、フィニッシュラインを通過するまでラリーは終わりません。今回のリザルトが、この言葉を再認識させてくれました」とペテランセル。「カルロス(サインツ)のミスに助けられたのは確かです。しかし、我々が最後まで戦う姿勢を見せたからこそ、勝利を手にできたのです。とにかく全力でプッシュして、できるかぎりのプレッシャーをかけ続けました。自分が優勝できたこと以上に、優勝でパジェロ エボリューションのキャリアを締めくくれたことが嬉しいです。何年にもわたって私に力を貸してくれたスーパーマシンです。この勝利をマシンに捧げます」
「素晴らしい結果です。特にステファンが見事な仕事をやり遂げてくれました」とアルファン。「初日から最終日まで、かなりのハイペースで進行しました。自分のパフォーマンスには満足しています。ミスはありませんでした。さらにパジェロ エボリューションが精密機械のようなパフォーマンスを発揮してくれたおかげで、最終的に表彰台に上ることができました。スタッフ全員に『ありがとう』と言いたいです。彼らの仕事に報えたことが嬉しいです」
「ずっとプッシュし続けたので、自分としては納得していますが、もう少し上位でフィニッシュしたかったですね」とロマ。「チームにとって素晴らしい結果となったと同時に、ダカールラリーに向けて最後のひと筆を書き加えた気分です。チームは、非常に士気が高まっています」
「パジェロ エボリューションに『アデュー(さようなら)』を告げるのに、これ以上の方法はありません」とセリエス監督。「今回は、三菱のドライバーが精神的にも肉体的にもタフであり、類い希な戦闘力を持っていることが再確認できました。今後は、2009年ダカールに向けて準備を整えることが最優先事項になります。また、10月のバハ・ポルトガルの前に、レーシング ランサーのテストも実施します」
MMSP SAS(フランス)の中山修社長は、2002年UAEデザートチャレンジでデビューしたパジェロ エボリューションの通算勝利数が20に達したことを素直に喜び、次のようにコメントする。「偉大なマシンの引退、そしてレーシング ランサーへのバトンタッチに、ふさわしいリザルトです。ステファン、リュック、ナニにとっては、2009年ダカールに向けて、実力を示すよい機会となりました。このラリーにおいて、全員が当初の目的を達成できたと思います」
チーム・レプソル三菱ラリーアートの2008年ラリープログラムは、10月30日(木)〜11月2日(日)にポルトガルで開催されるFIAインターナショナルカップ・クロスカントリーバハ第6戦バハ・ポルトガルで終了する。初めて南米で開催される2009年ダカールラリーの前哨戦として、ペテランセル/コトレがニューマシン『レーシング ランサー』をデビューさせる。
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