| ランサーエボリューションX コースカーレポート |
|
10月28日(日)、世界ラリー選手権(WRC)第14戦ラリージャパンは最終日を迎え、三好秀昌/市野諮の駆るランサーエボリューションXグループN仕様コースカーは、第3レグの7本のSSを走りきりコースカーとしての任務を終えた。前日までと異なりゼロカーとしての出走であったが、ドライバーの三好は「すぐ後をワークスのWRカーが走るとあって、若干緊張しながら前日までよりペースアップして走りました。路面はウエットで滑りやすかったのですが、馴れてきてからは気持ち良く楽しみながら走ることができました」とラリージャパンを満喫した模様。コ・ドライバーの市野は「WRカーの直前なので、とにかく忙しい。ペースノートを読み上げなければいけない、無線の指示にも注意しなければならない。競技で出場するよりも忙しかったですね。いちオフィシャルとして任務を果たせたことだけでなく、今後に向けて着実にデータ採りが進められたので、とても充実しています」と感想を語った。ランサーエボリューションXグループN仕様コースカーは、競技車とほぼ同じ約1573.09km(うちSS区間347.49km)*を走破。今後、三菱自動車技術開発本部モータースポーツ部とラリーアートによる共同開発で熟成を図り、市販車やパーツの開発にフィードバックすることはもちろん、今回の活動で得たノウハウをユーザーサポート活動に活かしていく。 *第1レグと第2レグの帯広スーパーSSにおいて、競技車が2本ずつ走行するところ、コースカーは1本ずつの走行であるために、走行距離が2.7km短い。 |
|
| 10月27日(土)、世界ラリー選手権(WRC)第14戦ラリージャパンの第2レグは、前日の降雨によりぬかるんだ状態で行われた。三好秀昌/市野諮の駆るランサーエボリューションXグループN仕様コースカーはこの日もゼロゼロカーとして出走。市野は「すべりやすい路面で動きも鈍るかなと思っていましたが、トラクションのかかりがよくキビキビと走ってくれました。ラリージャパンも2日目を迎え、20本近いSSを消化しましたので、ランサーエボリューションXの感触もつかめてきました。現状では細かなセッティングができていませんが、明るい未来を感じさせてくれますね」と感想を述べている。明日の第3レグでは、競技車の直前を走るゼロカーとして出走する。三好は「ゼロゼロカーより後、競技車の直前を走るので、この2日間よりは多少ペースアップして走ることになります。それにしてもコースカーというのは、大きなサイレンの音、本部からの無線、車両のギヤ音や排気音などで耳鳴りがしそうな中、ペースノートの声も聞いて走るので、本当に大変です」と苦笑。コ・ドライバーの市野はペースノートを抱えつつ、右手にメモ用のペン、左手に無線のマイクと更に忙しい。サービスクルーは、常にSSゴール地点で待ち受けて車両の状態をチェックしているが、マシンは順調そのもの。ラリージャパンは荒れた展開となり、いよいよ最終日を迎える。 |
|
| 10月26日(金)、世界ラリー選手権(WRC)第14戦ラリージャパンの第1レグが行われ、三好秀昌/市野諮の駆るランサーエボリューションXグループN仕様コースカーは競技直前のコースチェックを務めるゼロゼロカーとして出走。早朝は気温が低く一面霧に包まれ、路面にはところどころ霜柱が立っているところもあり、午前中はウエット状態が続いた。霧の晴れた午後は、午前の再走となるSSのため轍が深い。北愛国サービスパークに隣接された2本の帯広スーパーSS(SS9,SS10)は降雨によりスリッピーな状態となったが、大観衆を興奮させるバトルが随所で展開された。三好は「このマシンで本格的なSSを走るのは初めてでした。コースチェックが任務なのでやや抑えて走りましたが、コーナーでは安定しており、ストレートでは力強く駆け上がる。トラブルフリーで気持ちよく走ることができました。窓から見える景色も違い、こんなところからも新型なんだなという実感が沸いてきます」と初日の感想を述べている。市野選手は「SSだけでなくリエゾンでも大勢のファンに注目されているのが分かりました。林道のSSではボディサイズが大きいかなと思っていましたが、ほとんど気になりませんでした。足回りのセッティングがもっと煮詰まれば非常に楽しみです。帯広スーパーSSではジャンプ台から飛び立った瞬間に花火があがり、びっくりしました。本当に楽しい一日でした」と語った。 |
|
| 10月25日(木)午後7時30分、発売から間もない新型ランサーエボリューションXのグループN仕様が、FIA世界ラリー選手権(WRC)第14戦ラリージャパンのコースカーとして登場。スタートランプから大観衆に見守られる中、競技車に先立ってセレモニースタートを切った。ランサーエボリューションXコースカーは、22日(月)の三菱エントラント・テストデー、そして25日(木)午前中の大会公式シェイクダウンに出走。そのポテンシャルの片鱗を早くも見せつけた。ドライバーの三好秀昌選手は「エンジンはレスポンスがよくトルクフルです。ボディ剛性が高くしっかり感があり、サスペンションは暫定仕様であるにも関わらずコーナリング中の姿勢が安定していてコントロールしやすい」とその感想を語る。コ・ドライバーの市野諮選手も「とてもトルクがあるエンジンで、スタートダッシュはまるで背中を蹴飛ばされるような感じ」と述べている。また、三好選手は「新型車の実戦デビューのドライバーという大役を務めることを光栄に思います。ランサーエボリューションXは素性がよく、ラリーカーとしてのポテンシャルも高い。このラリージャパンでは、その走りに注目して欲しいし、競技者ではありませんが僕自身も楽しみたいと思います」と抱負を語った。市野選手は「競技者が安全に走れるよう、競技直前のコースチェックという大会オフィシャルとしての任務を遂行します。そして、新型ランサーエボリューションXの格好よい姿を多くのラリーファンに見て頂きたいと思っています」と語った。 |
|