MITSUBISHI MOTORS

RALLI ART

Report
2007年FIA世界ラリー選手権 第13戦
ラリー・フランス/ツール・ド・コルス

10月12日(金)〜14日(日)第1〜第3レグ
アジャクシオ〜アジャクシオ(総走行距離 994.35km)
SS 1〜16(SS総走行距離 303.27km)


WRC第13戦ラリー・フランス/ツール・ド・コルス
ランサーエボリューションのB・コレヴォルドがグループN3位に入る
三菱ランサーエボリューション
B・コレヴォルド / T-M・ハンセン



三菱ランサーエボリューション
T・マッティ / A・ピエトレ



三菱ランサーエボリューション
A・アイグナー / K・ウィチャ
 2007年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・フランス/ツール・ド・コルスが10月12日(金)から14日(日)にかけてフランス、コルシカ島のアジャクシオを基点に全行程ターマック(舗装路)で行われ、グループN仕様の三菱ランサーエボリューションで出場したベルント・コレヴォルド(オランダ)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム3時間59分41秒3でグループN3位(総合29位)に入った。なお、グループN1位(総合10位)はダニエル・ソラ(プジョー207 S2000)、グループN2位(総合12位)はブリス・ティラバッシ(プジョー207 S2000)。WRC総合優勝はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエンC4WRC)で、総合2位はマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC07)、総合3位はダニエル・ソルド(スペイン、シトロエンC4WRC)という結果となった。

 第12戦ラリー・スペインが終わったその翌週、インターバルを置くことなく第13戦ラリー・フランスが地中海に浮かぶコルシカ島でスタートした。地中海を代表するリゾートであるコルシカ島はラリーウィークを通して好天に恵まれ、路面は全面的にドライ。太陽に焼かれて熱を帯びたツイスティなターマック(舗装路)ステージで熱戦が繰り広げられた。

 グループNのN4クラス(2000CCを超える車両)ではランサーエボリューションやスバル・インプレッサのほかに、広範囲にわたる改造が許された、2L自然吸気エンジンを搭載する4WDマシンのS2000もエントリー。プジョーが製作した207 S2000はターマックステージでの戦闘力に優れ、グループNの優勝争いに関してはソラとティラバッシが駆る2台の207 S2000が覇を競った。しかし、前戦のラリー・スペインでグループN優勝を飾ったアンドレアス・アイグナー(オーストリア、ランサーエボリューション)も、全開アタックでその2台に次ぐタイムをマークし続け上位進出をうかがう。アイグナーは安定した走りでグループN3位のポジションを守り続けたが、不運にも第2レグ終盤のSS10でコースオフ。レグリタイアを余儀なくされてしまった。

 アイグナーが後退したことで、グループN3位に浮上したのはコレヴォルドだった。ラリー・フランスに出場するのは今回が2度目、前回は2002年だったというコレヴォルドは、未知のコースに戸惑いながらもアイグナーに次ぐ順位をキープ。そして、目の前からアイグナーが消えたことでグループN3位にポジションアップを果たした。第3レグでは一時ギヤが3速にしか入らなくなるというトラブルに見舞われたが、コレヴォルドはそれを乗り越えてフィニッシュまでランサーエボリューションを導き3位を得た。「久しぶりのコルシカ島で、しかも何もかも新しいことだらけだったので、グループN3位に入れるとは自分でも思っていませんでした。もちろん、アイグナーが遅れたことでこの順位を得られたのですが、最後まで走りきってこそラリー。素直に結果を喜びたいと思います」と、コレヴォルドは笑顔で語った。

 なお、併催イベントであるJRC(FIAジュニア・ラリー選手権)第7戦(最終戦)ではマルティン・プロコップ(シトロエンC2 S1600)が優勝。ドライバーズタイトルは前戦のラリー・スペインで優勝し、今回は4位に入ったパー・ガンナー・アンダーソン(スズキ・スイフト S1600)が手にしている。

 WRC次戦は、10月26日(金)から28日(日)にかけて北海道の帯広を中心に開催される第14戦ラリージャパン。このイベントには田口勝彦を始めとする多くの日本人が三菱ランサーエボリューションで出場するほか、併催イベントのPWRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)の第6戦では、奴田原文雄をはじめとする数多くのランサーエボリューションが出場を予定している。

■WRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  *S・ローブ
 D・エレナ
F
MC
 シトロエンC4 3時間28分31秒5
2  *M・グロンホルム
 T・ラウティアイネン
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC07 23秒7
3  *D・ソルド
 M・マルティ
E
E
 シトロエンC4 WRC 44秒3
4  **J-M・ラトバラ
  M・アンティラ
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC06 2分30秒5
5  *P・ソルベルグ
 P・ミルズ
N
GB
 スバル・インプレッサWRC2007 2分42秒1
6  *C・アトキンソン
 S・プレボ
AUS
B
 スバル・インプレッサWRC2007 3分53秒8
7  J・コペッキー
 F・シュバネク
CZ
CZ
 シュコダ・ファビアWRC 8分02秒9
8  X・ポンス
 X・アミーゴ
E
E
 スバル・インプレッサWRC2007 9分34秒2
9  **H・ソルベルグ
 C・メンケルド
N
N
 フォード・フォーカスRS WRC06 10分12秒2
10  D・ソラ
 C-D・バリオ
E
E
 プジョー207 S2000(N1位) 17分57秒6
11  A・ベッテガ
 S・スキャットリン
E
E
 フォード・フォーカス RS WRC 18分20秒8
12  B・ティラバッシ
 F・ゴードン
F
F
 プジョー207 S2000(N2位) 19分46秒8
29  B・コレヴォルド
 T-M・ハンセン
N
N
 三菱ランサーエボリューション(N3位) 31分09秒8
30  J-D・マッティ
 U・ゴレゴリ
F
F
 三菱ランサーエボリューション(N4位) 33分26秒3
32  A・アイグナー
 K・ウィチャ
A
A
 三菱ランサーエボリューション(N5位) 34分30秒4
国籍:A=オーストリア、B=ベルギー、CZ=チェコ、FIN=フィンランド、F=フランス、 GB=イギリス、NL=オランダ、N=ノルウェー
1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラー対象ドライバー
**マニュファクチャラーチーム対象ドライバー
N=グループN

■2007年FIA世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
 ドライバーズ
 マニュファクチャラーズ
1  M・グロンホルム  フォード 104
2  S・ローブ  シトロエン 100
3  M・ヒルボネン  フォード 74
4  D・ソルド  シトロエン 45
5  P・ソルベルグ  スバル 38
6  C・アトキンソン  スバル 29
7  H・ソルベルグ  フォード 28
8  J-M・ラトバラ  フォード 24
9  F・デュバル  シトロエン 12
10  J・コペッキー  シュコダ 10
10  T・ガルデマイスター  三菱自動車/シトロエン 10
16  U・アーヴァ  三菱自動車 3
18  J・ハンニネン  三菱自動車 1
1  *BP-フォードWRT 179
2  *シトロエン・トタルWRT 147
3  *スバルWRT 71
4  **ストバート・Mスポーツ・フォードRT 64
5  **OMV・クロノス・シトロエンWRT 39
6  **MUNCHI'S フォードRT 6
*マニュファクチャラー
**マニュファクチャラーチーム
TOP
MOTOR SPORTS