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RALLI ART

Report
2007年FIA世界ラリー選手権 第11戦
2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権 第5戦
ラリー・ニュージーランド

9月1日(土) 第2レグ
ミステリークリーク〜ミステリークリーク(総走行距離 545.38km)
SS 6〜11(SS総走行距離 130.10km)


PWRC第5戦・WRC第11戦ラリー・ニュージーランド第2レグ
三菱ランサーエボリューションのG・ポッゾがPWRC2位に浮上
グループN総合では三菱ランサーエボリューションのA・マクレーが1位に
三菱ランサーエボリューション
G・ポッゾ / D・スティロ















三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット
 2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第5戦および世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・ニュージーランドは9月1日(土)に第2レグとして6本のSSが行われ、三菱ランサーエボリューションで出場のガブリエル・ポッゾ(アルゼンチン)が第1SS(スペシャルステージ=競技区間)からの合計タイム3時間03分15秒0でPWRC2位(グループN3位)となった。PWRC1位(グループN2位)はナイオール・マクシェア(イギリス、スバル・インプレッサ)、PWRC3位(グループN4位)は新井敏弘(スバル・インプレッサ)。なお、PWRC登録選手を含む全グループNでは三菱ランサーエボリューションで出場のアリスター・マクレー(イギリス)が1位に浮上した。また、WRC総合1位はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエンC4WRC)、わずか1秒7差の総合2位はマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC07)、総合3位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC07)という順位になっている。

 ラリー・ニュージーランド第2レグは、時々晴れ間がのぞくものの曇り空の下で行われた。路面は一部に水たまりやウェットセクションが残ってはいるが、全般的にはドライで土煙も上がる。SSの総走行距離は130.10kmと長く、第2レグは選手たちにとっては最大の勝負どころとなった。

 第1レグでラリー・ニュージーランド初出場ながらPWRCトップに立ったアルミンド・アラウージュ(ポルトガル、ランサーエボリューション)は1位の座を確かなものとすべく全開アタックを敢行するが、SS7でデフにトラブルが発生してスローダウン。首位をマクシェアに明け渡してしまう。アラウージュは最終的にPWRC7位(グループN9位)にまで順位を下げてしまったが、スローダウンした際に後続のマクシェアの進路を妨げないようにと一度停止して道を譲ったフェアプレイ精神は高く評価されている。

 アラウージュと第1レグ2位だったエフギニフ・ヴェルトゥノフ(ロシア、スバル・インプレッサ)らのポジションダウンもあって、第1レグで4位につけていた奴田原文雄(ランサーエボリューション)はSS8で2位に浮上する。しかし、なかなか思うようにペースが上がらずタイムが出ない。奴田原はSS9まで2位の座を守ったが、SS10で3位に、そしてSS11で4位に後退。第1レグと同じPWRC4位(グループN5位)で第2レグの走行を終了した。奴田原は「マシンは完璧。自分としては悪くない走りができていると思いますが、それがタイムに結びつかない。ちょっと不思議な感覚ですが明日も頑張ります」と、やや困惑気味だ。

 前日のPWRC7位から一気に2位にまで順位を上げたのはポッゾだ。SS9でベストタイムを出したポッゾは「今日のステージは走って楽しく、自分に合っていたと思います。今回は柔らかめのタイヤしか事前にノミネートしていなかったために第1レグでは少し路面に合わなかった部分もありますが、今日のステージにはピタリと合っていました」と、満足げに語っている。

 PWRC6位(グループN8位)には、堅実な走りを続けるマーティン・ラウーム(エストニア、ランサーエボリューション)がつけ、それを33秒5差で7位アラウージュが追う。さらに、PWRC8位(グループN11位)には第1レグで好走をみせながらもパンクでPWRC6位となっていたユホ・ハンニネン(フィンランド、ランサーエボリューション)がつけている。ハンニネンは第2レグで2度の転倒を喫したが、それでもSS7とSS10 でPWRC2位、SS11ではPWRCのベストタイムを刻むなど速さを証明し、PWRC8位(グループN12位)につけている。

 PWRCにはエントリーしていないが、グループN仕様のランサーエボリューションで出場しているアリスター・マクレー(イギリス)は、PWRC登録選手を含む全グループNのトップにポジションアップ。2002年に三菱自動車のWRCワークスチームでWRカーをドライブした経験もあるベテランは、その実力を存分に発揮している。

 ラリー・ニュージーランド最終日となる第3レグは、9月2日(日)に6本のSSが行われる。1本のスーパーSSを含むSSの合計距離は95.94km、リエゾン(移動区間)を含む第3レグ全体の総走行距離は280.22kmとなっている。

■PWRC【第2レグ終了時・総合成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  N・マクシェア
  C・ノーブル
GB
GB
 スバル・インプレッサ 3時間02分16秒2
2  G・ポッゾ
 D・スティロ
RA
RA
 三菱ランサーエボリューション 58秒8
3  新井 敏弘
  T・サーカム
J
NZ
 スバル・インプレッサ 1分00秒2
4  奴田原 文雄
 D・バリット
J
GB
 三菱ランサーエボリューション 1分24秒7
5  R・メイソン
  S・ランダール
NZ
NZ
 スバル・インプレッサ 1分58秒2
6  M・ラウーム
 K・クラーグ
EST
EST
 三菱ランサーエボリューション 2分03秒5
7  A・アラウージュ
 M・ラマルホ
P
P
 三菱ランサーエボリューション 2分37秒0
8  J・ハンニネン
 M・マルックラ
FIN
FIN
 三菱ランサーエボリューション 3分32秒8
9  F・フリシエロ
 S・スキャットリン
I
I
 三菱ランサーエボリューション 4分03秒5
10  L・バルダッチ
  S・ステファネリ
RSM
RSM
 スバル・インプレッサ 4分16秒4
11  A・ジェベブ
 M・カシン
SLO
SLO
 三菱ランサーエボリューション 5分33秒4
14  A・ファラ
 N・アレナ
HKJ
I
 三菱ランサーエボリューション 11分50秒8
18  H・パドン
 J・ケンナード
NZ
NZ
 三菱ランサーエボリューション 18分58秒7
19  S・フォズテク
 M・エルンスト
CZ
CZ
 三菱ランサーエボリューション 37分33秒1
1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計

■WRC【第2レグ終了時・総合成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  *S・ローブ
  D・エレナ
F
MC
 シトロエンC4 2時間47分25秒1
2  *M・グロンホルム
  T・ラウティアイネン
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC07 1秒7
3  *M・ヒルボネン
  J・レーティネン
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC07 1分12秒5
4  **J-M・ラトバラ
  M・アンティラ
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC06 2分02秒3
5  *C・アトキンソン
  S・プレボ
AUS
B
 スバル・インプレッサWRC2007 2分12秒8
6  *D・ソルド
  M・マルティ
E
E
 シトロエンC4 2分49秒4
7  *P・ソルベルグ
  P・ミルズ
N
GB
 スバル・インプレッサWRC2007 3分25秒9
8  U・アーヴァ
 K・シック
EST
EST
 三菱ランサーWRC05 7分17秒2
9  M・ウィルソン
  M・オル
GB
GB
 フォード・フォーカスRS WRC06 8分35秒5
10  **H・ソルベルグ
 C・メンケルド
N
N
 フォード・フォーカスRS WRC06 8分45秒2
12  A・マクレー
 E・カイル
GB
NZ
 三菱ランサーエボリューション(N1位) 14分24秒6
14  N・マクシェア
  C・ノーブル
GB
GB
 スバル・インプレッサ(N2位、P1位) 14分51秒1
15  G・ポッゾ
 D・スティロ
RA
RA
 三菱ランサーエボリューション(N3位、P2位) 15分49秒9
16  新井 敏弘
  T・サーカム
J
NZ
 スバル・インプレッサ(N4位、P3位) 15分51秒3
18  奴田原 文雄
 D・バリット
J
GB
 三菱ランサーエボリューション(N5位、P4位) 16分15秒8
国籍:AUS=オーストラリア、CY=キプロス、CZ=チェコ、E=スペイン、EST=エストニア、 FIN=フィンランド、 F=フランス、GB=イギリス、
HKJ=ヨルダン、I=イタリア、 N=ノルゥェー、 NZ=ニュージーランド、P=ポルトガル、Q=カタール、
RA=アルゼンチン、 RUS=ロシア、RSM=サンマリノ、S=スウェーデン、SLO=スロベニア
1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラー対象ドライバー
**マニュファクチャラーチーム対象ドライバー
N=グループN、P=プロダクションカー選手権 (PWRC)

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