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RALLI ART

Report
2007年FIA世界ラリー選手権 第11戦
2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権 第5戦
ラリー・ニュージーランド

9月2日(日) 最終・第3レグ
ミステリークリーク〜ミステリークリーク(総走行距離 151.27km)
SS 12〜18(SS総走行距離 49.54km)


PWRC第5戦・WRC第11戦ラリー・ニュージーランド第3レグ
三菱ランサーエボリューションのG・ポッゾがPWRC4位に
奴田原文雄はPWRC5位でフィニッシュ
三菱ランサーエボリューション
G・ポッゾ / D・スティロ









三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット









三菱ランサーエボリューション
A・アラウージュ / M・ラマルホ
 2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第5戦および世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・ニュージーランドは9月2日(日)に最終の第3レグとして7本のSSが行われ、三菱ランサーエボリューションで出場のガブリエル・ポッゾ(アルゼンチン)が第1SS(スペシャルステージ=競技区間)からの合計タイム4時間14分48秒9でPWRC4位(グループN4位)となった。PWRC優勝(グループN優勝)は新井敏弘(スバル・インプレッサ)、PWRC2位(グループN2位)はナイオール・マクシェア(イギリス、スバル・インプレッサ)、PWRC3位(グループN3位)はリチャード・メイソン(ニュージーランド、スバル・インプレッサ)という結果に。なお、WRC総合優勝はマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC07)で今季5勝目。総合2位はわずか0秒3差でセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエンC4 WRC)、総合3位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC07)という順位となった。

 ラリー・ニュージーランド最終日となる第3レグは、北島西海岸の町であるラグラン周辺のステージが戦いの舞台となった。天候は曇り時々雨で、路面は全体的に湿り気味。非常に滑りやすいコンディションで、タイヤ選択が勝負に大きな影響を与えることになった。

 第2レグでPWRC2位にポジションアップを果たしたガブリエル・ポッゾは、第3レグのオープニングステージとなるSS12で順位を3番手に下げ、最終的にはPWRC4位でラリーをフィニッシュ。順位を守りきれなかった一番の理由はタイヤにあった。「ラリー・ニュージーランド用に用意したタイヤは、硬めのタイプが中心でした。しかし、思っていた以上に路面温度が低く、なおかつウェットコンディションが多かった。第2レグまでに柔らかめのタイヤはすべて使いきってしまい、第3レグで私に選択の余地はありませんでした。今日タイムが伸びなかったのはタイヤ選びが原因です」と、ポッゾは残念そうに語る。しかしながら大きなミスを犯すことなく難しいラリーを最後まで走りきり、ポッゾは自信を深めたようだ。

 第2レグをPWRC4位(グループN5位)で終えた奴田原文雄(ランサーエボリューション)は、さらなるポジションアップを狙い全力でアタックをし続けたが、ニュージーランドの強豪でPWRCにスポット参戦をしたリチャード・メイソン(スバル・インプレッサ)の先行を許してPWRC5位(グループN5位)でフィニッシュをした。奴田原は「最後までなんとか順位を守りたかったのですが、メイソンは速かったですね。少し残念ですが、今日は自分の走りができたと思います。第2レグでは頑張って走ってもなかなかタイムに結びつかなかったのですが、夜のサービスでトランスファーを交換したところ第3レグでは良いタイムが出るようになりました。次のPWRCイベントとなるラリージャパンでは頑張りたいと思います」と、コメントしている。

 第1レグでラリーリーダーとなりながらもトラブルでポジションを落としたアルミンド・アラウージュ(ポルトガル、ランサーエボリューション)は、PWRC6位(グループN6位)でフィニッシュ。第3レグではSS16でPWRCベストタイムを刻むなど、最後まで速さをアピールした。また、第2レグで12位に沈んでいたユホ・ハンニネン(フィンランド、ランサーエボリューション)は、第3レグの7本のSS中5本でベストタイムをマークして最終的にはPWRC7位(グループN7位)にまで順位を上げた。

 また、PWRCにはエントリーしていないが、グループN仕様のランサーエボリューションで出場し、第2レグでグループN1位に浮上したアリスター・マクレー(イギリス)は、SS17で大きくタイムロス。グループN9位(総合21位)でフィニッシュとなった。

 なお、WRカーのランサーWRC05で出場したウルモ・アーヴァ(エストニア)は、プライベーターながらもニュファクチャラー選手たちの間に割って入る総合8位で完走する健闘をみせた。

 PWRC次戦の第6戦は、約2カ月後の10月26日(金)から28日(日)に北海道の帯広を中心にWRC第14戦の併催イベントとして開催されるラリージャパン。奴田原文雄を始めとする多くのランサーエボリューションが出場予定となっている。WRC次戦の第12戦は約1カ月後、10月5日(金)から7日(日)にかけて開催されるラリー・スペイン/ラリー・カタルニアとなっている。

■PWRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  新井 敏弘
  T・サーカム
J
NZ
 スバル・インプレッサ 4時間13分35秒8
2  N・マクシェア
  C・ノーブル
GB
GB
 スバル・インプレッサ 2秒6
3  R・メイソン
  S・ランダール
NZ
NZ
 スバル・インプレッサ 1分10秒2
4  G・ポッゾ
 D・スティロ
RA
RA
 三菱ランサーエボリューション 1分13秒1
5  奴田原 文雄
 D・バリット
J
GB
 三菱ランサーエボリューション 1分19秒9
6  A・アラウージュ
 M・ラマルホ
P
P
 三菱ランサーエボリューション 1分40秒2
7  J・ハンニネン
 M・マルックラ
FIN
FIN
 三菱ランサーエボリューション 2分11秒1
8  M・ラウーム
 K・クラーグ
EST
EST
 三菱ランサーエボリューション 2分39秒4
9  F・フリシエロ
 S・スキャットリン
I
I
 三菱ランサーエボリューション 5分40秒5
10  A・ジェベブ
 M・カシン
SLO
SLO
 三菱ランサーエボリューション 8分47秒4
14  A・ファラ
 N・アレナ
HKJ
I
 三菱ランサーエボリューション 15分50秒8
17  H・パドン
 J・ケンナード
NZ
NZ
 三菱ランサーエボリューション 38分49秒0
19  S・フォズテク
 M・エルンスト
CZ
CZ
 三菱ランサーエボリューション 51分27秒1
1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計

■WRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位
ドライバー
国籍
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  *M・グロンホルム
  T・ラウティアイネン
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC07 3時間52分53秒9
2  *S・ローブ
  D・エレナ
F
MC
 シトロエンC4 0秒3
3  *M・ヒルボネン
  J・レーティネン
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC07 1分42秒8
4  *C・アトキンソン
  S・プレボ
AUS
B
 スバル・インプレッサWRC2007 2分32秒3
5  **J-M・ラトバラ
  M・アンティラ
FIN
FIN
 フォード・フォーカスRS WRC06 2分36秒9
6  *D・ソルド
  M・マルティ
E
E
 シトロエンC4 3分42秒0
7  *P・ソルベルグ
  P・ミルズ
N
GB
 スバル・インプレッサWRC2007 3分54秒7
8  U・アーヴァ
 K・シック
EST
EST
 三菱ランサーWRC05 9分16秒3
9  **H・ソルベルグ
 C・メンケルド
N
N
 フォード・フォーカスRS WRC06 9分54秒6
10  M・ウィルソン
  M・オル
GB
GB
 フォード・フォーカスRS WRC06 10分19秒9
13  新井 敏弘
  T・サーカム
J
NZ
 スバル・インプレッサ(N1位、P1位) 20分41秒9
14  N・マクシェア
  C・ノーブル
GB
GB
 スバル・インプレッサ(N2位、P2位) 20分44秒5
15  R・メイソン
  S・ランダール
NZ
NZ
 スバル・インプレッサ(N3位、P3位) 21分52秒1
16  G・ポッゾ
 D・スティロ
RA
RA
 三菱ランサーエボリューション(N4位、P4位) 21分55秒0
17  奴田原 文雄
 D・バリット
J
GB
 三菱ランサーエボリューション(N5位、P5位) 22分01秒8
国籍:A=オーストリア、AUS=オーストラリア、CZ=チェコ、E=スペイン、EST=エストニア
、FIN=フィンランド、F=フランス、GB=イギリス、HKJ=ヨルダン、I=イタリア、
N=ノルゥェー、NZ=ニュージーランド、P=ポルトガル、RA=アルゼンチン、 SLO=スロベニア
1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラー対象ドライバー
**マニュファクチャラーチーム対象ドライバー
N=グループN、P=プロダクションカー選手権 (PWRC)

■2007年FIA世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
 ドライバーズ
 マニュファクチャラーズ
1  M・グロンホルム  フォード 90
2  S・ローブ  シトロエン 80
3  M・ヒルボネン  フォード 67
4  P・ソルベルグ  スバル 34
5  D・ソルド  シトロエン 31
6  H・ソルベルグ  フォード 28
7  C・アトキンソン  スバル 25
8  J-M・ラトバラ  フォード 17
9  T・ガルデマイスター  三菱自動車/シトロエン 10
10  D・カールソン  シトロエン 9
16  U・アーヴァ  三菱自動車 3
18  J・ハンニネン  三菱自動車 1
1  *BP-フォードWRT 159
2  *シトロエン・トタルWRT 113
3  *スバルWRT 60
4  **ストバート・Mスポーツ・フォードRT 55
5  **OMV・クロノス・シトロエンWRT 35
6  **MUNCHI'S フォードRT 6
*マニュファクチャラー
**マニュファクチャラーチーム

■2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
 ドライバーズ
1  新井敏弘  スバル 39
2  M・ヒギンス  三菱自動車 15
3  K・ソルベルグ  スバル 12
4  G・ポッゾ  三菱自動車 12
5  N・マクシュア  スバル 11
6  M・バルダッチ  スバル 11
7  O・スヴェルンド  スバル 10
8  F・ヴィラグラ  三菱自動車 10
9  A・アイグナー  三菱自動車 10
10  奴田原文雄  三菱自動車 10
 
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