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RALLI ART

Report
2007年FIA世界ラリー選手権 第5戦
ラリー・ポルトガル

4月1日(日) 最終・第3レグ
アルガルベ〜アルガルベ 総走行距離 1009.31km (第1〜3レグ)
SS 1〜18 SS総走行距離 357.10km (第1〜3レグ)


6年振りWRC開催の第5戦ラリー・ポルトガル
地元のフェルナンド・ペレスがグループN7位でフィニッシュ
ランサーWRC05で出場のA・アラウージュは惜しくもリタイア
三菱ランサーWRC05
A・アラウージュ / M・ラマルホ










三菱ランサーエボリューション
F・ペレス / J・シルヴァ
 2007年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・ポルトガルが3月29日(木)から4月1日(日)にかけてポルトガルのアルガルベ地方で行われ、三菱ランサーエボリューションで出場のフェルナンド・ペレス(ポルトガル)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム4時間44分42秒8でグループN 7位(総合27位)となった。グループN優勝(総合16位)はパトリック・フローディン(スウェーデン、スバル・インプレッサ)、グループN 2位(総合17位)はブルーノ・マガラエス(ポルトガル、プジョー207 S2000)、グループN 3位(総合19位)はヴィトール・パスコール(ポルトガル、スバル・インプレッサ)。なおWRC優勝はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエンC4 WRC)、総合2位はペター・ソルベルグ(ノルウェー、スバル・インプレッサWRC 2007)、総合3位はダニエル・ソルド(スペイン、シトロエンC4 WRC)となった。

 2001年以来6年ぶりにWRCの1戦に加わったラリー・ポルトガル。ただし開催地は以前のポルトから、南部のアルガルベ地方へと移動。首都リスボンから南へ約270km南下したファロがホストタウンになった。コースはグラベルで路面は非常に固く、タイヤには非常に厳しいステージが連続する。ラリーは3月29日(木)にアルガルベ・スタジアムで行われた2台同時スタートのスーパーSSで幕を開け、合計18本357.10km のSSが行われた。

 今回のラリー・ポルトガルでもっとも大きな注目を集めたのは、WRカーのランサーWRC05で出場した地元の大スター、アルミンド・アラウージュだった。アラウージュはまだ29才と若いがこれまでに4度ポルトガル国内ラリー選手権チャンピオンに輝いている。そのうち2005年と2006年のタイトルはグループNのランサーエボリューションによるもので、今シーズンからはPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)にランサーエボリューションで参戦。その開幕戦となったスウェディッシュラリーではスノーイベントの経験が豊かな北欧の強豪を相手に4位に入るという活躍をみせた。そして今回、アラウージュは母国開催のWRCで初めてWRカーのステアリングを握ることになり、約200kmのテストを経てラリー本番にのぞんだ。アラウージュはグループNマシンとは異なる特性のランサーWRC05に戸惑いながらも、WRCのレギュラードライバーを相手に健闘。一時は総合12位につけていたが、最終日となる第3レグのSS17でコースサイドの木の切り株にマシンをヒットしてスピン。マシンのフロント部分をヒットした結果ラジエターが破損し走行不可能となり惜しくもリタイアという結果になってしまった。「とても残念です。地元のラリーなので自信を持っていたのですが、グループNとWRカーでは感覚が随分と違いなかなかうまく走ることができませんでした。しかし、WRカーを経験したことで多くのことを学ぶことができた。この経験をこれからPWRCに生かしたいと思います」と、アラウージュはコメントしている。

 なおもう1台のランサーWRC05のステアリングを握ったトニ・ガルデマイスター(フィンランド)は第1レグのSS4で左後輪の足まわりを破損。通常走行に問題はなくその状態でサービスパークまで戻ってきたが、途中でタイヤが外れたために3輪走行という判断が下され第1レグの終了後に失格の裁定が下された。また、ラリー終了後の車検でフォード・フォーカスRS WRC06のリヤウインドゥにレギュレーション抵触箇所が発見され、2位でフィニッシュしたマーカス・グロンホルム、3位でフィニッシュしたミッコ・ヒルボネンら6選手にそれぞれ5分間のペナルティタイムが加算された。

 併催イベントとなるJRC(ジュニアラリー選手権)第2戦では、パー・ガンナー・アンダーソン(スウェーデン、スズキ・スイフトS1600)が優勝。ウルモ・アーヴァ(エストニア、スズキ・スイフトS1600)が2位、コンラッド・ローテンバッハ(ジンバブエ、スズキ・スイフトS1600)が3位という結果になっている。

 WRC次戦第6戦は舞台を南米に移し、5月4日(金)から7日(日)にかけてアルゼンチン中部のコルドバをホストタウンとして行われるラリー・アルゼンチン。併催イベントとして、PWRC第3戦が行われ、奴田原文雄など数多くの三菱ランサーエボリューションが出場する予定となっている。

■WRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位
ドライバー
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  *S・ローブ/ D・エレナ  シトロエンC4 WRC 3時間53分33秒1
2  *P・ソルベルグ / P・ミルズ  スバル・インプレッサWRC2007 3分13秒9
3  *D・ソルド/ M・マルティ  シトロエンC4 WRC 5分05秒3
4  *M・グロンホルム / T・ラウティアイネン  フォード・フォーカスRS WRC06 5分37秒1
5  *M・ヒルボネン / J・レーティネン  フォード・フォーカスRS WRC06 7分08秒1
6  **D・カールソン / D・ジラウデット  シトロエン・クサラWRC 8分13秒2
7  G・ガリ / G・ベルナッチーニ  シトロエン・クサラWRC 9分39秒6
8  **J-M・ラトバラ / M・アンティラ  フォード・フォーカスRS WRC06 10分44秒9
9  **M・ストール / L・ミノー  シトロエン・クサラWRC 12分46秒0
10  A・ミケルソン / O・フローネ  フォード・フォーカスRS WRC06 13分51秒6
16  P・フロディン / M・アンダーソン  スバル・インプレッサ(N1位) 33分08秒0
17  B・マガラエス / P・グレイヴ  プジョー207 S2000(N2位) 35分08秒1
19  V・パスコール / J・デュアルテ  スバル・インプレッサ(N3位) 38分18秒9
27  F・ペレス / J・シルヴァ  三菱ランサーエボリューション(N7位) 51分09秒7
 1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラー対象ドライバー
**マニュファクチャラーチーム対象ドライバー
N=グループN

■2007年FIA世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
 ドライバーズ
 マニュファクチャラーズ
1  S・ローブ  シトロエン 38
2  M・グロンホルム  フォード 37
3  M・ヒルボネン  フォード 30
4  D・ソルド  シトロエン 19
5  P・ソルベルグ  スバル 16
6  H・ソルベルグ  フォード 11
7  C・アトキンソン  スバル 10
8  D・カールソン  シトロエン 9
9  J-M・ラトバラ  フォード 7
10  T・ガルデマイスター  三菱自動車 5
1  *BP-フォードWRT 67
2  *シトロエン・トタルWRT 59
3  *スバルWRT 27
4  **ストバート・Mスポーツ・フォードRT 21
5  **OMV・クロノス・シトロエンWRT 21
-  **MUNCHI'S フォードRT -
*マニュファクチャラー
**マニュファクチャラーチーム


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