MITSUBISHI MOTORS

RALLI ART

Report
2007年FIA世界ラリー選手権 第4戦
2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第2戦
ラリー・メキシコ

3月11日(日)最終・第3レグ
レオン〜レオン(総走行距離 62.06km)
SS 17〜20(SS総走行距離 147.25km)


PWRC第2戦ラリー・メキシコ最終日、第3レグ
ランサーエボリューションのM・ヒギンズがPWRC初優勝
奴田原文雄は前日のトラブルにも屈せず7位でフィニッシュ
三菱ランサーエボリューション
M・ヒギンス / S・マーチン





三菱ランサーエボリューション
M・ヒギンス / S・マーチン





三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット
 2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第2戦ラリー・メキシコがFIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦の併催イベントとして3月11日(日)に第3レグの4本のSSが行われ、三菱ランサーエボリューションで出場のマーク・ヒギンス(イギリス)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム4時間8分44秒5でPWRC優勝(グループN1位)を果たした。PWRC2位(グループN2位)は新井敏弘(スバル・インプレッサ)、PWRC3位(グループN3位)はクリスチャン・ソルベルグ(フィンランド、スバル・インプレッサ)。なお、WRC総合優勝はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエンC4 WRC)、総合2位はマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)、総合3位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)となった。

 ラリー最終日、11日(日)の4本のSSを走り終えてサービスパークに戻ってきたヒギンスが、弾かれたようにマシンから飛び降り待ちかまえていたチームのスタッフと固く抱き合う。そして3日間にわたる激闘を戦い抜いたランサーエボリューションのボンネットに、勝利を祝福する口づけを。3度英国王者に輝いたベテランのヒギンスにとっても、PWRC初勝利の喜びは格別なものだったようだ。「今日は、凄いプレッシャーを感じながら走りました。何かが起こるんいじゃないかとドキドキしながらね。しっかりとペースを落として走り、ようやくフィニッシュした時は最高の気分でした。ようやくPWRCで勝つことができましたが、これが最後じゃないことを祈ります。選手権でも3位と良い位置につけているので、私にとって次戦となるアクロポリスラリーでも頑張りたいと思います」と、瞳を輝かせながら少年のように喜ぶヒギンス。ポディウムでは紙吹雪が舞う中シャンパンを放ち、コ・ドライバーとマシンの労をねぎらった。

 ランサーエボリューション勢では、ステファン・フォズテク(チェコ)がPWRC6位でヒギンスに次ぐ順位となったが、そのフォズテクを捕えようと最後まで頑張ったのが奴田原文雄だった。奴田原は第2レグで駆動系のトラブルによりレグリタイアとなり規定の10分を加算されたが、それでも諦めず第3レグに再出走。SS18とSS20ではグループNのベストタイムを刻むなど、ひとつでも順位を上げようとこん身のアタックを続けた。最終的には19秒フォズテクに届かずPWRC7位となったが、シリーズを戦ううえでは貴重な選手権ポイント2点を獲得し次につながる形でラリーを締めくくった。奴田原は「今日は自分の走りができたと思います。これがラリー初日だったらと思わなくもないですが、10分を加算されても7位に入れたのですから悪くはない。この後に出場するイベントにはすべて優勝するようなつもりで望みます」と、コメント。奴田原の次なるPWRCイベントは5月4日(金)〜6日(日)第3戦アルゼンチンだが、その前に4月13(金)〜15日(日)に全日本ラリー選手権開幕戦ツールド・九州2007in唐津に出場する予定になっている。

 WRCの次戦は3月30日(金)から4月1日(日)にかけて行われる第5戦ラリー・ポルトガル。このイベントはJRC(FIAジュニアラリー選手権)第2戦が併催となり、PWRC第3戦はWRC第6戦アルゼンチン・ラリーの併催イベントとして、5月4日(金)から6日(日)にかけてアルゼンチンのコルドバで開催される。

■PWRC【第3レグ終了時・成績】
順位
ドライバー
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  M・ヒギンス / S・マーチン  三菱ランサーエボリューション 4時間08分44秒5
2  新井 敏弘 / T・サーカム  スバル・インプレッサ 1分20秒9
3  K・ソルベルグ / R・ピエティライネン  スバル・インプレッサ 2分30秒7
4  M・バルダッチ / G・アグネス  スバル・インプレッサ 4分07秒4
5  T・パストラナ / B・エドストーム  スバル・インプレッサ 8分08秒7
6  S・フォズテク / M・エルンスト  三菱ランサーエボリューション 16分58秒8
7  奴田原 文雄 / D・バリット  三菱ランサーエボリューション 17分18秒0
8  P・スポイロス / D・ジラウデット  スバル・インプレッサ 25分39秒2
9  L・バルダッチ / R・ポレット  スバル・インプレッサ 27分59秒0
10  A・ドロシンスキー / D・エレミーブ  スバル・インプレッサ 32分32秒9
11  A・アイグナー / K・ウィチャ  三菱ランサーエボリューション 33分41秒5
12  B・ベニック / L・バンコッツィ  三菱ランサーエボリューション 37分39秒9
13  S・ジョーンズ / C・パリー  三菱ランサーエボリューション 37分54秒8
14  R・サルガード / D・サルガード  三菱ランサーエボリューション 1時間10分37秒8
 1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計

■WRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位
ドライバー
車両
タイム (2位以下はトップとの差)
1  *S・ローブ/ D・エレナ  シトロエンC4 3時間08分27秒0
2  *M・グロンホルム / T・ラウティアイネン  フォード・フォーカスRS WRC06 1分00秒8
4  *D・ソルド/ M・マルティ  シトロエンC4 1分35秒3
3  *M・ヒルボネン / J・レーティネン  フォード・フォーカスRS WRC06 1分38秒1
5  *C・アトキンソン / G・マクニール  スバル・インプレッサWRC2007 1分47秒8
6  **M・ストール / L・ミノー  シトロエン・クサラWRC 2分41秒8
7  **J-M・ラトバラ / M・アンティラ  フォード・フォーカスRS WRC06 3分50秒4
8  M・ウィルソン / M・オル  フォード・フォーカスRS WRC06 10分35秒5
9  **H・ソルベルグ / C・メンケルド  フォード・フォーカスRS WRC06 13分00秒0
10  M・ヒギンス / S・マーチン  三菱ランサーエボリューション(N1位、P1位) 16分42秒0
11  新井 敏弘 / T・サーカム  スバル・インプレッサ(N2位、P2位) 18分13秒3
13  K・ソルベルグ / R・ピエティライネン  スバル・インプレッサ(N3位、P3位) 19分12秒8
17  奴田原 文雄 / D・バリット  三菱ランサーエボリューション(N7位、P7位) 34分05秒1
 1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラー対象ドライバー
**マニュファクチャラーチーム対象ドライバー
N=グループN、P=プロダクションカー選手権 (PWRC)

■2007年FIA世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
 ドライバーズ
 マニュファクチャラーズ
1  M・グロンホルム  フォード 32
2  S・ローブ  シトロエン 28
3  M・ヒルボネン  フォード 26
4  D・ソルド  シトロエン 13
5  H・ソルベルグ  スバル 11
6  C・アトキンソン  スバル 10
7  P・ソルベルグ  スバル 8
8  J-M・ラトバラ  フォード 6
9  D・カールソン  シトロエン 6
10  T・ガルデマイスター  三菱自動車 5
1  *BP-フォードWRT 58
2  *シトロエン・トタルWRT 43
3  **ストバート・Mスポーツ・フォードRT 19
4  *スバルWRT 19
5  **OMV・クロノス・シトロエンWRT 17
-  **MUNCHI'S フォードRT -
*マニュファクチャラー
**マニュファクチャラーチーム

■2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権シリーズポイント(暫定)
 ドライバーズ
1  K・ソルベルグ  スバル 12
2  新井敏弘  スバル 11
3  M・ヒギンス  三菱自動車 10
4  O・スヴェルンド  スバル 10
5  A・アレン  スバル 8
6  奴田原文雄  三菱自動車 6
7  M・バルダッチ  スバル 5
8  A・アラウージュ  三菱自動車 5
9  T・パストラナ  スバル 4
10  S・フォズテク  三菱自動車 3
13  F・フリシエロ  三菱自動車 1
TOP
MOTOR SPORTS