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2006
FIAWorldRallyChampionship
FIAProductionCarWorldRallyChampionship

Report

2006年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第8戦(最終戦)
2006年FIA世界ラリー選手権(WRC)第15戦
「ラリー・ニュージーランド」
第3レグ、三菱ランサーエボリューションのJ・ハニネンがグループN2位に
奴田原文雄はPWRCドライバーズ選手権2位を獲得
 
11月19日(日) 最終・第3レグ
ハミルトン〜ハミルトン 総走行距離 192.28km
SS12〜17 SS総走行距離 47.74km

三菱ランサーエボリューション
M・バルダッチ / G・アグネス








三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット








三菱ランサーエボリューション
J・ハニネン / M・サリネン
   2006年FIA世界ラリー選手権(WRC)第15戦およびプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第8戦ラリー・ニュージーランドは11月19日(日)に最終の第3レグとして6本のSSが行われ、三菱ランサーエボリューションで出場のユッホ・ハニネン(フィンランド)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム4時間20分00秒9でグループN2位となった。

 第2レグでPWRC首位に立ったミルコ・バルダッチ(サンマリノ)はギヤボックスのトラブルで5位(グループN8位)、第2レグでコースアウトによりレグリタイアとなった奴田原文雄(ランサーエボリューション)は第3レグで再出走を果たし、PWRC6位(グループN11位)でフィニッシュ。PWRCドライバーズ選手権シリーズ2位を獲得した。PWRC優勝はヤリ-マーティ・ラトバラ(フィンランド、スバル・インプレッサ)でグループNも優勝、PWRC2位は地元枠でエントリーのリチャード・メイソン(ニュージーランド、スバル・インプレッサ)でグループN3位、PWRC3位はアレクサンダー・ドロシンスキー(ロシア、スバル・インプレッサ)という結果に。なお、WRC総合優勝はマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)で今季6勝目、総合2位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)、総合3位はマンフレット・ストール(オーストリア、プジョー307WRC)。フォードは今回の結果によりWRCマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

 ラリー・ニュージーランド最終日、PWRCは天候と同様荒れた展開となった。第2レグでトップに立ったバルダッチはPWRC初優勝に向けて力強くランサーエボリューションを駆っていた。しかしSS14、有名なワンガ・コーストのステージでバルダッチのマシンはギヤボックスのトラブルによってストップしてしまう。また、PWRC選手権リーダーのネッサー・アルアティヤ(カタール、スバル・インプレッサ)もSS13でエンジントラブルによりストップ。ドライバーズ選手権トップ3のうちふたりが戦列を去ったことでシリーズ2位の奴田原は唯一のランナーということになった。そして奴田原は最終的にPWRC6位でフィニッシュしたがわずか5点アルアティヤに届かず。ドライバーズ選手権2位でシーズンを終了した。奴田原は「仮にアルアティヤがリタイアしてもポイント争いでは厳しいポジションにいたので、今日は自分の走りをすることに集中しました。でもSSの途中でアルアティヤやバルダッチなどが止まっているのを見た時は、昨日のコースアウトやこのまま彼らがノーポイントならば、など色々と考えましたが」と、第3レグをふり返る。そして「たしかにチャンピオンになれなかったのは残念ですが、それでもシリーズ2位という結果には満足しています。何よりも、ハイスピードで非常に難易度の高いニュージーランドで納得できる走りをできたことが嬉しい。3年間PWRCをやってきて自分でもかなり成長したと思うので、できれば来シーズンもPWRCチャンピオンを目指してチャレンジしたいですね」と、WRCグループN3勝、PWRC3勝と成長の1年を振り返るとともに、今後に対する展望を述べている。

 PWRCのエントリーではないが、今季WRCグループN2勝のハニネンもまた印象的な走りで最終日を締めくくった。ハニネンはSS12からSS15まで連続でグループNトップタイムをマーク。最終的にはグループN2位でフィニッシュし、その実力を示した。「第2レグでのエンジントラブルがすこし残念ですが、それを除けば素晴らしい内容だったと思います」と、笑顔のハニネン。来シーズンは今年以上の活躍が期待される。また、国内ではもっぱら地区のダートトライアルに出場、今回が初めてのラリーにしてWRC初出場の番場彬(ランサーエボリューション)はグループN20位で完走を果たすなど健闘した。

 PWRCは今回のラリー・ニュージーランドでシリーズ全8戦のスケジュールをすべて終了したが、WRCは最終戦として12月1日(金)から3日(日)にかけてイギリスのウェールズで第16戦ラリー・グレートブリテンが行われる。そして、このイベントはJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)の第9戦(最終戦)が併催となっている。
■PWRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両 タイム
1 J-M・ラトバラ / M・アンティラ スバル・インプレッサ 4時間18分53秒1
2 R・メイソン / S・ランドール スバル・インプレッサ 3分57秒6
3 A・ドロシンスキー / D・エレミーヴ スバル・インプレッサ 15分46秒8
4 鎌田卓麻 / D・ジラウデット スバル・インプレッサ 16分46秒1
5 M・バルダッチ / G・アグネス 三菱ランサーエボリューション 18分52秒0
6 奴田原 文雄 / D・バリット 三菱ランサーエボリューション 22分44秒0
7 N・アルアティヤ / C・パターソン スバル・インプレッサ 28分48秒8
8 N・ヒース / S・ランカスター 三菱ランサーエボリューション 36分05秒2
9 新井敏弘 / T・サーカム スバル・インプレッサ 36分23秒8
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差

■WRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両(WRC=ワールドラリーカー) タイム
1 *M・グロンホルム / T・ラウティアイネン フォード・フォーカスRS WRC06 4時間02分30秒7
2 *M・ヒルボネン / J・レーティネン フォード・フォーカスRS WRC06 56秒0
3 **M・ストール / L・ミノー プジョー307WRC 2分39秒3
4 *X・ポンス / C・デルバリオ シトロエン・クサラWRC 2分56秒1
5 *D・ソルド/ M・マルティ シトロエン・クサラWRC 3分20秒7
6 *P・ソルベルグ / P・ミルズ スバル・インプレッサWRC2006 4分57秒1
7 **L-P・コンパンク / J-M・ボルタ フォード・フォーカスRS WRC04 10分51秒6
8 J-M・ラトバラ / M・アンティラ スバル・インプレッサ(N1位、P1位) 16分22秒4
9 J・ハニネン / M・サリネン 三菱ランサーエボリューション(N2位) 17分30秒2
10 R・メイソン / S・ランドール スバル・インプレッサ(N3位、P2位) 20分20秒0
21 奴田原 文雄 / D・バリット 三菱ランサーエボリューション(N11位、P6位) 39分06秒4
32 番場 彬 / J・キブル 三菱ランサーエボリューション(N20位) 57分22秒7
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラーズ1対象ドライバー
**マニュファクチャラーズ2対象ドライバー
2位以下のタイムはトップとの差
N=グループN、P=プロダクションカー選手権 (PWRC)

■2006年世界ラリー選手権シリーズポイント 第15戦終了時
ドライバーズ
1位 S・ローブ (F) シトロエン 112
2位 M・グロンホルム (FIN) フォード 101
3位 M・ヒルボネン (FIN) フォード 65
4位 D・ソルド (E) シトロエン 47
5位 M・ストール (A) プジョー 46
6位 P・ソルベルグ (N) スバル 34
7位 X・ポンス (E) シトロエン 28
8位 H・ソルベルグ (N) プジョー 25
9位 T・ガルデマイスター (FIN) プジョー 20
10位 C・アトキンソン (AUS) スバル 17
11位 G・ガリ (I) 三菱自動車/プジョー 15
15位 D・カールソン (S) 三菱自動車 6
16位 J・ヴァリマキ (FIN) 三菱自動車 6
29位 奴田原 文雄 三菱自動車 1
Nationality: A=オーストリア / AUS=オーストラリア / E=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / S=スウェーデン / N=ノルウェー / I=イタリア
マニュファクチャラーズ
1位 *BP-フォード 185
2位 *クロノス・トタル・シトロエン 160
3位 *スバル 97
4位 **OMVプジョー 80
5位 **ストバート VK Mスポーツ フォード 39
6位 **レッドブル スコダ 23
*マニュファクチャラーズ1
**マニュファクチャラーズ2


■2006年PWRC ドライバーズポイント 第8戦終了時
1位 N・アルアティヤ (QA) スバル 40
2位 奴田原 文雄 (J) 三菱自動車 35
3位 M・バルダッチ (GB) 三菱自動車 31
4位 J・ラトバラ (FIN) スバル 27
5位 A・テイスコネン (FIN) スバル 24
6位 新井敏弘 (J) スバル 18
7位 L・カザジュ (PL) スバル 17
8位 S・マリーニ (I) 三菱自動車 14
9位 R・メイソン (NZ) スバル 8
10位 S・ウズペンスキー (RUS) スバル 8
Nationality: I=イタリア / J=日本 / QA=カタール / FIN=フィンランド / GB=イギリス / NZ=ニュージーランド / RUS=ロシア / PL=ポーランド

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