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2006
FIAWorldRallyChampionship
FIAProductionCarWorldRallyChampionship

Report

2006年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第6戦
2006年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦
「キプロスラリー」
WRC第12戦、PWRC第6戦キプロスラリー最終第3レグ
三菱ランサーエボリューションの奴田原文雄がWRCグループN、PWRCともに今季3勝目を挙げる
 
9月24日(日) 最終・第3レグ
リマソル〜リマソル 総走行距離 370.12km
SS17〜23 SS総走行距離 97.74km

三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット







三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット







三菱ランサーエボリューション
S・カンペデリー / D・ファッパーニ



   2006年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦およびプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第6戦キプロスラリーは9月24日(日)に競技最終日となる第3レグを行い、三菱ランサーエボリューションで出場の奴田原文雄がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム5時間10分43秒3でPWRC優勝、WRCグループNを優勝を果たしPWRC、WRCグループNとも今季3勝目をマークした。PWRC2位はアキ・テイスコネン(フィンランド、スバル・インプレッサ)でグループNも2位、PWRC3位はハリ・アルカッシム(UAE、スバル・インプレッサ)でグループNも3位。なお、WRC総合優勝はSS合計タイム4時間40分50秒4でセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエン・クサラWRC)で今季8勝目、総合2位はローブから21秒2遅れでマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)、総合3位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)という結果になっている。

 4戦3勝で勝率は7割5分。PWRCシリーズ参戦3年目の奴田原がまたしても、その圧倒的な強さを世界に示した。晴天に恵まれたキプロスラリー最終日、奴田原は2位テイスコネンとの間に広がる4分以上の差を有効活用し、マシンをいたわるために少しペースを抑え落ち着いた走りでSSを走破した。途中、コース上に投げ込まれた石でフロントガラスが割れるアクシデントが発生したが、奴田原はまったく動じることなく冷静に対処。最終的には2位テイスコネンに対し4分17秒5という差をつけて優勝した。奴田原はこれで第1戦ラリー・モンテカルロ、第5戦ラリージャパンに続く今季3勝目をマーク。PWRC第2戦メキシコではノーポイント、第3戦、第4戦はスキップしたために、シリーズランキングは1位のネッサー・アルアティヤ(カタール、スバル・インプレッサ)に8ポイント差で続く2位。だがアルアティヤは次戦のオーストラリアをスキップする為、残りのラリーはアルアティヤ1戦に対して奴田原は2戦。今後の結果次第ではシリーズチャンピオンを手にする可能性も十分にある。

 優勝した奴田原は満面の笑みで「この難しいキプロスラリーで勝つことができて本当に嬉しいです。本当のことを言うとラリージャパンでの優勝よりも今回のほうが嬉しさが大きい」と、コメント。その理由について次のように述べる。「ラリージャパンでは、終盤に1位の選手がリタイアしたために転がり込んできたともいえる勝利。今回も第2レグで1位のアルアティヤがコースアウトしたが、それでもラリーを通して自分とチームが立てた戦略がうまく当たり、そのとおりに走ることができました。非常に充実した内容のラリーだったと思います。PWRCシリーズ参戦3年目を迎え、どのように戦えば勝てるのかが、かなりわかるようになりました。この後はオーストラリア、ニュージーランドとテクニカルで難しいラリーが続きます。勝つのは決して簡単ではありませんが、それでも優勝してチャンピオン獲得を実現したいと思います」

 なお、他のランサーエボリューションでは、イタリアのシモーヌ・カンペデリーがPWRC4位(グループNも4位)に入賞しシリーズポイント5点を獲得した。

 第1レグでレグリタイアを喫した日本から出場の新井敏弘(スバル・インプレッサ)は、第2レグより再スタートしPWRC6位(グループN8位)となった。

 PWRC次戦は、10月27日(金)〜29日(日)開催のWRC第14戦の併催イベントとなる第7戦ラリー・オーストラリア。南半球2連戦の初戦となるこのグラベルイベントには奴田原をはじめとする、数多くのランサーエボリューションが出場を予定している。WRCの次回ラウンドは10月13日(金)〜15日(日)にトルコで開催される第13戦ラリー・トルコ。このグラベルイベントはJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)の第8戦が併催となる。
■PWRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両 タイム
1 奴田原 文雄 / D・バリット 三菱ランサーエボリューション 5時間10分43秒3
2 A・テイスコネン / M・テイスコネン スバル・インプレッサ 4分17秒5
3 K・アルカッシム / N・ビーチ スバル・インプレッサ 5分59秒2
4 S・カンペデリー / D・ファッパーニ 三菱ランサーエボリューション 11分31秒1
5 N・アルアティヤ / C・パターソン スバル・インプレッサ 24分05秒0
6 新井敏弘 / T・サーカム スバル・インプレッサ 33分04秒6
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差

■WRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両(WRC=ワールドラリーカー) タイム
1 *S・ローブ/ D・エレナ シトロエン・クサラWRC 4時間40分50秒4
2 *M・グロンホルム / T・ラウティアイネン フォード・フォーカスRS WRC06 21秒2
3 *M・ヒルボネン / J・レーティネン フォード・フォーカスRS WRC06 5分16秒1
4 **M・ストール / L・ミノー プジョー307WRC 6分39秒7
5 T・ガルデマイスター / J・ホンカネン シトロエン・クサラWRC 8分40秒4
6 **H・ソルベルグ / C・メンケルド プジョー307WRC 14分40秒0
7 X・ポンス / C・デルバリオ シトロエン・クサラWRC 14分46秒7
8 *P・ソルベルグ / P・ミルズ スバル・インプレッサWRC2006 15分21秒5
9 *C・アトキンソン / G・マクニール スバル・インプレッサWRC2006 17分15秒0
10 **M・ウィルソン / M・オル フォード・フォーカスRS WRC04 25分21秒0
11 奴田原 文雄 / D・バリット 三菱ランサーエボリューション(N1位、P1位) 29分52秒9
12 A・テイスコネン / M・テイスコネン スバル・インプレッサ(N2位、P2位) 34分10秒4
13 K・アルカッシム / N・ビーチ スバル・インプレッサ(N3位、P3位) 35分52秒1
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラーズ1対象ドライバー
**マニュファクチャラーズ2対象ドライバー
2位以下のタイムはトップとの差
N=グループN、P=プロダクションカー選手権 (PWRC)


■2006年世界ラリー選手権シリーズポイント 第12戦終了時
ドライバーズ
1位 S・ローブ (F) シトロエン 112
2位 M・グロンホルム (FIN) フォード 77
3位 D・ソルド (E) シトロエン 41
4位 M・ヒルボネン (FIN) フォード 39
5位 M・ストール (A) プジョー 33
6位 P・ソルベルグ (N) スバル 23
7位 T・ガルデマイスター (FIN) プジョー 20
8位 H・ソルベルグ (N) プジョー 19
9位 G・ガリ (I) 三菱自動車/プジョー 15
10位 C・アトキンソン (AUS) スバル 14
14位 D・カールソン (S) 三菱自動車 6
15位 J・ヴァリマキ (FIN) 三菱自動車 6
26位 奴田原 文雄 三菱自動車 1
Nationality: A=オーストリア / AUS=オーストラリア / E=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / S=スウェーデン / N=ノルウェー / I=イタリア
マニュファクチャラーズ
1位 *クロノス・トタル・シトロエン 142
2位 *BP-フォード 135
3位 *スバル 79
4位 **OMVプジョー 59
6位 **ストバート VK Mスポーツ フォード 30
5位 **レッドブル スコダ 22
*マニュファクチャラーズ1
**マニュファクチャラーズ2


■2006年PWRC ドライバーズポイント 第6戦終了時
1位 N・アルアティヤ (QA) スバル 38
2位 奴田原 文雄 (J) 三菱自動車 30
3位 M・バルダッチ (GB) 三菱自動車 19
4位 A・テイスコネン (FIN) スバル 19
5位 新井敏弘 (J) スバル 18
6位 L・カザジュ (PL) スバル 17
7位 G・ポッゾ (RA) 三菱自動車 16
8位 M・リガト (RA) 三菱自動車 14
9位 S・マリーニ (I) 三菱自動車 11
10位 J・ラトバラ (FIN) スバル 7
Nationality: I=イタリア / J=日本 / QA=カタール / FIN=フィンランド / GB=イギリス / RA=アルゼンチン / RUS=ロシア / PL=ポーランド/ CZ=チェコ

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