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2006
FIAWorldRallyChampionship
FIAProductionCarWorldRallyChampionship

Report

2006年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第5戦
2006年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦
「ラリージャパン」
WRC第11戦、PWRC第5戦「ラリージャパン」第3レグ
ランサーエボリューションの奴田原文雄がPWRC、グループN優勝
表彰台をランサーエボリューション勢が独占
 
9月3日(日) 最終・第3レグ
北愛国〜北愛国 総走行距離 375.60km
SS22〜27 SS総走行距離 93.90km

三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット





三菱ランサーエボリューション
奴田原 文雄 / D・バリット




(左から)D・スティロ / G・ポッゾ
奴田原 文雄 / D・バリット
R・ガルシア / M・リガト




沿道からたくさんの声援を受ける三菱ランサーエボリューション




   2006年FIA世界ラリー選手権(WRC)およびプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第5戦ラリージャパンは9月3日(日)に最終の第3レグを行い、三菱ランサーエリューションで出場の奴田原文雄がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム3時間45分17秒8で優勝(グループNも優勝) 、PWRC開幕戦ラリー・モンテカルロに続く今季2勝目をマークした。奴田原はこれでPWRCシリーズランキング2位に浮上。また、総合順位でも8位となりWRCドライバーズポイント1ポイントを獲得した。PWRC2位はガブリエル・ポッゾ(アルゼンチン、ランサーエボリューション)でグループNも2位、PWRC3位はマルコス・リガト(アルゼンチン、ランサーエボリューション)でグループNも3位と、ランサーエボリューションで出場の選手がPWRCのトップ3を独占した。なお、総合優勝はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエン・クサラWRC)で今季7勝目で通算27勝目を記録。史上最多勝レコードを更新した。総合2位はマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)、総合3位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)という結果になっている。

 奴田原の最後まで勝負を諦めない姿勢が勝利を呼び込んだ。前日に続き晴天に恵まれたラリー最終日の第3レグ、帯広の北西に位置する新得エリアを中心に行われたSSで奴田原は力の限りを尽くしてランサーエボリューションを走らせた。第2レグが終了した段階で1位ヤリ-マーティ・ラトバラ(フィンランド、スバル・インプレッサ)とは1分09秒2差の2位。ばん回は決して容易ではないタイム差だったが、それでも奴田原は諦めなかった。結果的にそれが首位ラトバラのミスを誘ったのかもしれない。ラトバラはSS25でコースアウト、結果的に2位につけていた奴田原が1位に浮上しそのまま最後まで首位を守り優勝を果たした。今季2勝目を母国イベントで決めた奴田原は次のようにコメントしている。「ラトバラはとても速かったので、追いつかないかもしれないと思いミスやパンクをしないように気をつけて走りました。マシンは最後まで大きなトラブルもなく走ってくれました。ラリージャパンには過去3年間すべて出場しており、いつかは勝ちたいと思っていましたので優勝できて本当にうれしいですね。これでPWRCシリーズチャンピオンの可能性もまた出てきたので、残るイベントもこの調子でがんばります」

 一方、2位をめぐって激しい戦いを繰り広げたのは同郷のポッゾとリガト。同じチームに属するふたりの決着はSS25でリガトがパンクに見舞われたことで決着がついた。ポッゾは2位のポジションを保ったまま最終のスーパーSSを走りきり、リガトを従えて3位でフィニッシュをした。ポッゾは「今日のステージは全般的に乾いていて走りやすかったのですが、所々に水たまりが残っていました。私はできる限り慎重に、小さな石もヒットしないように気をつけて走りました。2位という結果には満足しています」と、コメントしている。

 PWRC以外のグループN出場選手では、大ベテランの大庭誠介がグループN7位、福永修(CMSC大阪)がグループN8位と健闘。大庭は「順位などは気にせず自分の走りを意識して楽しんでラリーを走りました。マシンのセッティングはばっちりと決まっていましたが、ラリーには魔物がいっぱい棲んでいるので、クルマを壊さないように注意して走りました」と、完走した喜びを語っている。

 PWRC 次戦は9月21日(木)〜24日(日)にWRC第12戦の併催イベントとして開催されるキプロスラリー。このグラベルイベントには奴田原をはじめとする数多くのランサーエボリューション・ユーザーが出場を予定している。
■PWRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両 タイム
1 奴田原 文雄 / D・バリット 三菱ランサーエボリューション 3時間45分17秒8
2 G・ポッゾ / D・スティロ 三菱ランサーエボリューション 27秒4
3 M・リガト / R・ガルシア 三菱ランサーエボリューション 1分01秒2
4 A・テイスコネン / M・テイスコネン スバル・インプレッサ 4分02秒6
5 L・カザジュ / M・スズチェパニアク スバル・インプレッサ 11分19秒9
6 S・マリーニ / T・サンドロニ 三菱ランサーエボリューション 34分38秒3
7 M・バルダッチ / G・アグネス 三菱ランサーエボリューション 38分56秒9
8 鎌田卓麻 / D・ジラウデット スバル・インプレッサ 45分54秒8
9 J-M・ラトバラ / M・アンティラ スバル・インプレッサ 1時間19分31秒6
10 S・ベルトラン / R・ロヤス 三菱ランサーエボリューション 1時間44分43秒9
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差

■WRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両(WRC=ワールドラリーカー) タイム
1 *S・ローブ/ D・エレナ シトロエン・クサラWRC 3時間22分20秒4
2 *M・グロンホルム / T・ラウティアイネン フォード・フォーカスRS WRC06 5秒6
3 *M・ヒルボネン / J・レーティネン フォード・フォーカスRS WRC06 2分46秒5
4 *C・アトキンソン / G・マクニール スバル・インプレッサWRC2006 6分07秒8
5 **M・ストール / L・ミノー プジョー307WRC 7分10秒7
6 新井 敏弘 / T・サーカム スバル・インプレッサWRC2006 9分05秒1
7 *P・ソルベルグ / P・ミルズ スバル・インプレッサWRC2006 11分43秒7
8 奴田原 文雄 / D・バリット 三菱ランサーエボリューション(N1位、P1位) 22分57秒4
9 G・ポッゾ / D・スティロ 三菱ランサーエボリューション(N2位、P2位) 23分24秒8
10 M・リガト / R・ガルシア 三菱ランサーエボリューション(N3位、P3位) 23分58秒6
11 **L-P・コンパンク / J-M・ボルタ フォード・フォーカスRS WRC04 25分20秒9
15 大庭 誠介 / 高橋 浩子 三菱ランサーエボリューション(N7位) 33分29秒2
16 福永 修(CMSC大阪) / 奥村 久継 三菱ランサーエボリューション(N8位) 34分04秒3
18 大嶋 治夫 / 井手上 達也 三菱ランサーエボリューション(N10位) 37分00秒8
20 石田 雅之 / 安東 貞敏 三菱ランサーエボリューション(N12位) 40分07秒2
21 増村 淳 / 渡辺 孝次(CMSC道北) 三菱ランサーエボリューション(N13位) 40分40秒0
22 丹羽 浩道(CMSC千葉) / 安江 照明 三菱ランサーエボリューション(N14位) 40分53秒5
23 荒井 信介(CMSC群馬) / 坂木 裕之 三菱ランサーエボリューション(N15位) 41分27秒7
24 山内 伸弥(CMSC浜松) / 小田切 順之 三菱ランサーエボリューション(N16位) 42分29秒0
25 永由 元人 / 吉持 達郎 三菱ランサーエボリューション(N17位) 42分44秒9
26 吉谷 久俊 / 山北 研二 三菱ランサーエボリューション(N18位) 43分12秒5
28 三好 秀昌 / 市野 諮 三菱ランサーエボリューション(N20位) 44分51秒1
30 天羽 桂介 / 竹藪 英樹 三菱ランサーエボリューション(N22位) 46分25秒3
31 工藤 幸弘 / 大塚 早苗 三菱ランサーエボリューション(N23位) 49分43秒6
33 ドスコイ水野 / 木原 雅彦 三菱ランサーエボリューション(N25位) 51分14秒2
34 田口 盛一郎 / 廣田 幸子 三菱ランサーエボリューション(N26位) 51分15秒8
35 中田 裕二 / 菊池 正佳 三菱ランサーエボリューション(N27位) 52分17秒2
36 鎌田 恭輔(CMSC道北) / 鎌田 千詠子 三菱ランサーエボリューション(N28位) 53分29秒7
39 箕作 有俊 / 長谷川 倫子 三菱ランサーエボリューション(N30位) 56分20秒3
41 馬場 宏治(CMSC札幌) / 女屋 光広 三菱ランサーエボリューション(N31位) 57分31秒9
42 S・マリーニ / T・サンドロニ 三菱ランサーエボリューション(N32位、P6位) 57分35秒7
43 渡部 洋三 / 池田 茂 三菱ランサーエボリューション(N33位) 57分38秒4
46 M・バルダッチ / G・アグネス 三菱ランサーエボリューション(N35位、P7位) 1時間01分54秒3
47 斉藤 断 / 遠藤 彰 三菱ランサーエボリューション(N36位) 1時間02分40秒3
49 南野 保 / P・サント 三菱ランサーエボリューション(N38位) 1時間03分15秒7
50 三谷 義和 / 新井 正和 三菱ランサーエボリューション(N39位) 1時間03分48秒2
53 岩下 英一 / 高橋 昭彦 三菱ランサーエボリューション(N42位) 1時間08分48秒2
56 田口 幸宏(CMSC埼玉) / 佐藤 忠宜(CMSC福島) 三菱ランサーエボリューション(N45位) 1時間11分38秒1
61 青木 光広 / 青木 郁香 三菱ランサーエボリューション(N49位) 1時間15分18秒6
62 難波 秀彰 / 関口 貴 三菱ランサーエボリューション(N50位) 1時間16分43秒4
63 堀川 竜二 / 梶山 剛 三菱ランサーエボリューション(N51位) 1時間17分07秒2
70 中村 貢 / 藤嶋 義孝 三菱ランサーエボリューション(N55位) 1時間48分05秒4
72 福本 正道 / 梅野 英城 三菱ランサーエボリューション(N56位) 1時間50分16秒4
75 S・ベルトラン / R・ロヤス 三菱ランサーエボリューション(N59位、P10位) 2時間07分41秒3
76 福沢曜子 / 赤羽隆子(CMSC栃木) 三菱ランサーエボリューション(N60位) 2時間17分13秒7
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラーズ1対象ドライバー
**マニュファクチャラーズ2対象ドライバー
2位以下のタイムはトップとの差
N=グループN、P=プロダクションカー選手権 (PWRC)


■2006年世界ラリー選手権シリーズポイント 第11戦終了時
ドライバーズ
1位 S・ローブ (F) シトロエン 102
2位 M・グロンホルム (FIN) フォード 69
3位 D・ソルド (E) シトロエン 41
4位 M・ヒルボネン (FIN) フォード 33
5位 M・ストール (A) プジョー 28
6位 P・ソルベルグ (N) スバル 22
7位 T・ガルデマイスター (FIN) プジョー 16
8位 H・ソルベルグ (N) プジョー 16
9位 G・ガリ (I) 三菱自動車/プジョー 15
10位 C・アトキンソン (AUS) スバル 14
14位 D・カールソン (S) 三菱自動車 6
15位 J・ヴァリマキ (FIN) 三菱自動車 6
Nationality: A=オーストリア / AUS=オーストラリア / E=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / S=スウェーデン / N=ノルウェー / I=イタリア
マニュファクチャラーズ
1位 *クロノス・トタル・シトロエン 132
2位 *BP-フォード 121
3位 *スバル 74
4位 **OMVプジョー 50
6位 **ストバート VK Mスポーツ フォード 29
5位 **レッドブル スコダ 22
*マニュファクチャラーズ1
**マニュファクチャラーズ2


■2006年PWRC ドライバーズポイント 第5戦終了時
1位 N・アルアティヤ (QA) スバル 34
2位 奴田原 文雄 (J) 三菱自動車 20
3位 M・バルダッチ (GB) 三菱自動車 19
4位 L・カザジュ (PL) スバル 17
5位 G・ポッゾ (RA) 三菱自動車 16
6位 新井敏弘 (J) スバル 15
7位 M・リガト (RA) 三菱自動車 14
8位 A・テイスコネン (FIN) スバル 11
9位 S・マリーニ (I) 三菱自動車 11
10位 J・ラトバラ (FIN) スバル 7
13位 S・ベルトラン (RA) 三菱自動車 4
14位 S・フォズテク (CZ) 三菱自動車 2
Nationality: I=イタリア / J=日本 / QA=カタール / FIN=フィンランド / GB=イギリス / RA=アルゼンチン / RUS=ロシア / PL=ポーランド/ CZ=チェコ

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