FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ第1戦
「ポー・ラス・パンパスラリー/パタゴニア〜アタカマラリー」
2005年3月6日(水) 〜 12日(土)
バリローチェ〜アタカマ (総走行距離 4471.71km) SS1〜7 (SS総走行距離 2500.73km)
ステファン・ペテランセル(三菱パジェロエボリューション)が2位入賞
ホアン・ナニ・ロマ(三菱L200)も総合4位でフィニッシュ
2006年パリダカに向けて、三菱自動車チームが本格始動


三菱パジェロエボリューション
S・ペテランセル / J-P・コトレ


 2005年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ第1戦「ポー・ラス・パンパスラリー/パタゴニア〜アタカマラリー(以下ポー・ラス・パンパスラリー)」が3月6日(日)〜12日(土)にかけてアルゼンチンのバリローチェ〜チリのアタカマ間を舞台に全行程4471.71km、うちSS(セレクティブセクション=競技区間)2500.73kmに渡って行われ、チーム「三菱自動車レプソルATSスタジオ」のステファン・ペテランセル(フランス/パジェロエボリューション)が総合2位入賞。チームメイトのホアン・ナニ・ロマ(スペイン/L200)が総合4位に入賞した。

三菱パジェロエボリューション
S・ペテランセル / J-P・コトレ
三菱L200
J・ロマ / H・マーニュ
 2005年ダカールラリー(正式名称テレフォニカ・ダカール/通称パリダカ)で2年連続総合優勝を果たしたペテランセルと、2004年のパリダカ2輪部門で総合優勝を飾り、その後4輪部門に転向し、三菱自動車チームから参戦した2005年大会で6位に入賞したロマが実戦テストを兼ねて今大会に出場、三菱自動車チームは次回パリダカに向けて本格始動した。

 昨年までのクローバーリーフタイプからパリダカのように移動していく方式に改めたポー・ラス・パンパスラリーは6日(日)にアルゼンチンのバリローチェをスタート。ペテランセルは初日で首位に立つが、続く7日(月)サンラファエルに至るSSで草の中の岩にタイヤをヒットして転倒、4番手に後退する。しかし、ダメージは最小限で翌日から迫真の追い上げを展開。SSトップタイムを連発しながら9日(水)には3位、10日(木)に2位へと浮上した。しかし、逆転をかけて臨んだ11日(金)、アタカマ砂漠を舞台に設定された今大会最長629kmのSSでペテランセルはスタックを喫し、早朝の霧によりコースが465kmに短縮されたこともあって首位逆転はならず。12日(土)の最終日にSSトップで気を吐いたペテランセルだが、総合成績では2位のままチリのアタカマにゴールした。「砂漠やパタゴニアの台地、アンデスの峠越えなど7つのレグどれも変化に富んでいて、とりわけ終盤はアフリカを思わせるコースとなっていました。アンデスの高地では自然給気エンジンの我々はターボ付ディーゼルのライバルにパワーで不利な場面もありましたが、パジェロエボリューションは最後まで高いパフォーマンスを発揮してくれました」とペテランセルは語った。

 また、当地で人気のピックアップトラック『L200』(日本名=ストラーダ)で参戦したロマは初日3位と順調なスタートを切り、7日(月)にはペテランセルのサポートのため順位を下げたが、その後も快調に走りきって総合4位でゴール。ロマは「4輪転向3戦目で自分の技術面の向上も確認できました。結果には満足しています」と笑顔を見せた。

 FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップの次戦は第2戦チュニジアラリーが4月1日(金)〜11日(月)にかけて開催される。三菱自動車チームからは日本のエース、増岡浩と2005年パリダカでペテランセルに続く総合2位に入賞した強力なチームメイト、リュック・アルファンが参戦する予定となっている。

■最終総合成績
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両 タイム
1 B・サビー フォルクスワーゲン・トゥアレグ 24時間49分35秒
2 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション 11分12秒
3 J・クラインシュミット フォルクスワーゲン・トゥアレグ 36分41秒
4 J−N・ロマ 三菱L200 2時間15分18秒
5 S・シマコフ BUGGY HONDA 5時間30分36秒
6 R・チャボット トヨタ・ランドクルーザー 8時間21分05秒
7 J・ラトラック トヨタ・SR5 11時間55分37秒
8 チャカレロ トヨタ 22時間08分16秒
9 A・カルセル GM 31時間17分34秒
10 C・サムピエリ 日産テラノ 31時間41分49秒
1位のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差