2005 ALL JAPAN
 
2005 第34回インターナショナル ポッカ1000kmレース
2004年8月20日(土)公式予選/21日(日)決勝 三重県鈴鹿市「鈴鹿サーキット国際レーシングコース」(1周5.807km)
観客数:15,500人(20日)/24,000人(21日) 周回数:173周(1000kmレース)
冨桝朋広選手組三菱ランサー(スーパー耐久クラス)がクラス優勝!
雨の決勝レースで昨年に続く連覇を達成!



S耐クラス優勝の
冨桝朋広選手組三菱ランサーエボリューション

S耐クラス2位の
松本達哉選手組三菱ランサーエボリューション

右:優勝の冨桝選手組、左:2位の松本選手組
参加台数:37台(決勝レース出走34台、完走28台)
GT500クラス :4台
GT300クラス :7台
スーパー耐久クラス :13台(三菱ランサー5台)
スペシャルクラス(※1) :8台 ※1鈴鹿クラブマンレースGT、ワンメークレース車両
RSクラス(※2) :5台 ※2レーシングスポーツ(単座席のスポーツカー)

■結果
【スーパー耐久クラス】完走10台
順位 ドライバー 車両 タイム(周回数) グリッド順位
1 富枡朋広/関 豊組 三菱ランサーエボリューション 6時間28分50秒118(150周) 2
2 松本達哉/伊藤保文/野田勝義組 三菱ランサーエボリューション 6時間27分29秒151(148周) 3
3 松田晃司/宮川やすお/一楽智也組 ポルシェ・911 GT3 6時間27分55秒874(147周) 1
4 行方由久/長野賢也/クラゴン組 ホンダ・S2000 6時間28分01秒853(144周) 5
5 植田正幸/梅川真明/渋谷崇組 ホンダ・NSX 6時間28分04秒532(142周) 4
6 前嶋秀司/山下将志/大河原一裕組 ホンダ・インテグラ 6時間29分17秒917(142周) 7
 

 1966年に始まり80年代からは夏休み終盤のイベントとして定着している「2005第34回インターナショナル ポッカ1000km」(通称:鈴鹿1000km)が、8月20日(土)〜21日(日)に三重県鈴鹿市の「鈴鹿サーキット 国際レーシングコース」 (1周5.807km)で開催された。同大会は、1966年に日本初の耐久レースとしてスタート。オイルショックの影響による休止を経て80年代にはスポーツプロトタイプカー、90年代にはGTのFIA世界選手権がかけられるなど世界的にも著名なイベントである。34回目を迎えた今年も国際格式として開催された。参加車両はスーパーGT出場車や、小型スポーツカーであるRSなど合計5カテゴリーの車両による混走となっているのも、この大会が受け継いでいるスタイルである。同大会のスーパー耐久(S耐)クラスには13台が出走。これはS耐シリーズ戦で区分されているST1〜5の全5クラスを同一のグループとしてカテゴリー分けしたもので、シリーズ戦をST2クラスで戦っている三菱ランサー勢はこのうち単一車種最多となる5台を占めて高い人気をアピールした。

 20日(土)の予選日は曇り。天候は下り坂ながら午前11時30分から30分間の1回目セッションは好天のもと完全ドライコンディション、午後4時から同じく30分間の2回目セッションは開始前に少量の降雨があったものの、その後は曇天でドライのまま推移した。大半の参加車が気温、路面温度ともに降下した2回目にベストタイムを記録する中、昨年大会のスーパー耐久クラス優勝者、冨桝朋広/関豊選手組の駆る三菱ランサーエボリューション[が、2回目セッションで2分18秒643をたたき出し総合20位/S耐クラス2位のグリッドを獲得。これは通常S耐では上のクラス(ST1クラス)である松田晃司選手組ポルシェ911 GT3クラブスポーツに次ぐタイムだった。また、松本達哉/伊藤保文/野田勝義選手組(三菱ランサー)がクラス3位を確定し、ランサーの優れたパフォーマンスを印象づけた。

 21日(日)は未明から少量の降雨があったが、午前中は一時晴れ間がのぞくなど不安定な天候。朝のフリー走行は午前8時15分よりほぼドライコンディションで行われ、冨桝選手組ランサーは総合17位/クラス2位と決勝に向けて好調な仕上がりを見せた。しかし、午後1時のスタート直前から小雨が降り出し、レースはハーフウェット状態でスタートとなった。

 冨桝選手組ランサーは序盤、松田選手組ポルシェの先行を許すが、まもなく雨脚が強まり完全なウェット状態になるとポルシェのペースは鈍り、フルタイム4WDの高い安定性を利して三菱ランサーの冨桝選手組が56周目に逆転し、S耐クラスのトップに立った。その後も雨の中、GTやS耐などカテゴリーも異なりスピード差の大きい計5クラスの車両が混走するレースは、追い越し時の接触やスピンが続出する波乱の展開となったが、冨桝選手組は安定したペースで周回。101周目には松本選手組もピット作業の間隙に松田選手組ポルシェをパスして三菱ランサーによる1-2体制を築いた。その後、レースは雨でペースが伸びなかったため、規定により午後7時30分にトップが予定より3周早い170周経過時点でチェッカー。冨桝選手組が見事大会2連覇を達成。総合でも5位の大活躍だった。また松本選手組も2位で続いて三菱ランサーの1-2フィニッシュを果たした。なお、総合優勝はA.クート/R.クインタレッリ/下田隼成選手組のトヨタ・スープラ(GT500クラス)が獲得した。