シーズンを締めくくるダートトライアル競技の祭典、JAFカップ オールジャパンダートトライアル/JMRC全国オールスターダートトライアル「DIRT TRIAL OF JAPAN 2005」が11月13日(日)、福島県二本松市の「SSパークサーキットグラベルコース」で、地元福島県のCMSC福島(菅野昭大会長)と会津スポーツカークラブの共催で開催された。今大会は前週行われたJAFカップジムカーナと同じく、従来のJAFカップとJMRC(JAF登録クラブ地域協議会)全国オールスターの初の合同開催で、@2005年度全日本ダートトライアル選手権シリーズ各クラスの上位成績者3名、A2005年度各地区の地方選手権シリーズ各クラスの上位成績者3名、B2005年度各地区のJMRC上級シリーズ選抜戦各クラスの上位成績者2名(Dによる審査請求要)、C2005年度各地区のJMRCにおけるその他のシリーズ選抜戦の各クラスの上位成績者1名(Dによる審査請求要)、Dオーガナイザーの申請に基づきJAFが審査の上認められた選手が参加。全日本戦のほか、地方、ジュニアそれぞれの選手権で活躍する全国の強豪選手が一堂に会し、レディースクラス(JAFカップ非対象)を含む合計10クラスで熱戦が繰り広げられた。今大会には168台と盛況なエントリーがあり、内三菱車はN3、SA2、SC3、Dクラスを中心とした8クラスに75台が参加。実力と人気ぶりを改めてアピールした。
会場となったSSパークサーキットは01年に全日本選手権が開催された国内屈指の高速コースだが、フルコースの前半、終盤に一部パイロンスラロームを設定するなど、テクニカルな要素も盛り込まれていた。会場は金曜日の夜半から公開練習の行われた土曜日午前中にかけて降雨があり、開催当日は好天に恵まれたものの1本目の路面はセミウェット状態。日照により路面は乾いていったが、昼休みに散水が行われたため、2本目もセミウェットからドライに変化しながらも、1本目で荒れた終盤のスラローム路面でタイヤグリップが得られない等、微妙なコンディションとなった。このため、極めてタイヤ選択の難しい状況となった。
N3クラスでは、既に全日本選手権同クラスチャンピオンを確定*した荒井信介選手(CMSC群馬)が1本目から好調にトップタイムを記録。2本目でも無駄のないスムーズな走りを決めタイムアップ、2位に2秒近い大差をつける好タイムで優勝した。1本目4番手の吉村修選手(CMSC大阪・三菱ランサー)は2本目で大幅なタイムアップを果たして2位入賞。また、2本目でタイムを縮められなかった谷津良嗣選手(CMSC福島)が1本目タイムにより3位に入賞し、CMSC選手が1〜3位を占めた。三菱ランサーは実に11位までを独占して圧倒的な強さを見せた。次にSC3クラスでは、今季全日本戦のシリーズランキング2位を確定*した櫛田 正文選手(CMSC岐阜)が、三菱ランサーを駆って1本目にトップタイムを記録。ウェットタイヤを選んだ2本目で、さらにタイムを短縮してJAFカップ2連覇を果たした。同じく三菱ランサーに乗る平田満選手が2位、小山茂樹選手が3位で続き、三菱ランサーは1〜7位を占めた。さらにDクラスでは大井義浩選手(CMSC群馬・三菱ランサー)が昨年の全日本選手権最終戦以来の優勝を獲得し、三菱車は同クラスで上位8台までを独占。CMSC選手が3クラスを制する結果となり、CMSC福島が共催するイベントに花を添えた。またSC3クラスでは、炭山義昭選手(三菱ランサー)が2本目に追い上げて2位入賞、三菱車は2〜7位を占めた。その他SA1クラスでも地元福島県の菅野隆夫選手(三菱ミラージュ)が健闘して2位に入賞し、JAFノンタイトルのレディースクラスでも砂川里美選手(三菱ランサー)が優勝する活躍ぶりだった。