三菱自動車チームのジル・パニッツィは総合11位完走
マニュファクチャラーズポイントを獲得する
グループNクラスは三菱ランサーエボリューションがトップ4を独占
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三菱ランサーWRC04
G・パニッツィ / H・パニッツィ
(写真: '04.8.8 第3レグ)
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2004年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・フィンランドは8月8日(日)、第3レグを行い「チーム三菱自動車モータースポーツ」から三菱ランサーWRC04で出場したジル・パニッツィ(フランス)は総合11位でフィニッシュ。マニュファクチャラー登録ドライバーとしては6位となり、マニュファクチャラーズポイント3ポイントをを獲得した。グループNでは三菱ランサーエボリューションを駆るジャンルイジ・ガリ(イタリア)が優勝。なお、総合優勝はマーカス・グロンホルム(フィンランド、プジョー307WRC)でSS(スペシャルステージ=競争区間)合計タイムは3時間07分16秒1、総合2位はマルコ・マーチン(エストニア、フォード・フォーカスRS WRC04)、総合3位はカルロス・サインツ(スペイン、シトロエン・クサラWRC)。パニッツィのチームメイトであるクリスチャン・ソルベルグ(フィンランド、三菱ランサーWRC04)は第2レグでコースアウトによりリタイアしている。
ラリー最終日となる第3レグは、夜中に激しい雨が降ったもののSSが始まるころには快晴に。路面は若干湿ってはいるがフィンランドの地盤は普段とさほど変わらぬ固さを保った。第3レグは2つのSSを2回づつ走る合計4本のSSが用意された。その合計距離は95.26kmと短く、勝敗を左右するようなドラマは起こりにくい状況。各選手ともライバルのペースをうかがいながら最後のアタックを敢行した。
三菱自動車チームのパニッツィはこの日総合11位のポジションからスタート。ショックアブソーバーのセッティングなどマシンにいくつかの変更を加え、様々なコンディション下での性能変化をチェックしながら走行した。そして、パニッツィは大きなミスを犯すことなく4本のSSを走破。前日までと変わらぬ総合11位で3日間にわたる戦いを終了した。パニッツィは「大きなトラブルやアクシデントもなく完走することができて大変嬉しく思っています。今回のラリーのテーマは信頼性の向上でした。その点については目的は達せられたといえるでしょう。チームのエンジニアやメカニックは本当によくやってくれたと思います。私としても完走を果たしたことでコースに対するノウハウが蓄積され経験値が上がりました。ポイントを獲得できたことも嬉しいですね」と、ラリー終了後にコメントしている。
「まったくトラブルが発生しなかったのは今回のラリー・フィンランドが初めてです」と、語るのは三菱自動車チーム代表のスヴェン・クワント。「少しづつではありますがマシンの信頼性は上がってきています。また、今回は惜しくもリタイアとなってしまいましたが、クリスチャン・ソルベルグはランサーWRC04の戦闘力の高さを十分アピールしてくれたと思います。次戦ラリー・ドイチュランドでもよい走りを期待したいですね」
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三菱ランサーエボリューション
G・ガリ / G・ドゥアモーレ
(写真: '04.8.8 第3レグ) |
今回のラリーでパフォーマンスの高さをアピールしたのはジャンルイジ・ガリだった。三菱自動車チームで数戦ランサーWRC04のステアリングを握るガリは、今回のラリーではプライベーターとしてグループN仕様のランサーエボリューションをドライブ。初日から他を圧倒する速さをみせ、最終的には2位に4分19秒という大差をつけて優勝した。グループNクラスでフィンランド人以外のドライバーが優勝するのは、過去10年で3度目。なお、グループNクラスはランサーエボリューションがトップ4を独占している。
WRC次戦は8月19〜22日にかけて開催される第10戦ラリー・ドイッチェランド。今シーズン初のフルターマック(舗装路)ラリーとなるこのイベントに、三菱自動車チームは2台のランサーWRC04で出場。パニッツィとダニエル・ソラ(スペイン)のふたりがステアリングを握る。今季2度目のワークス出場となるソラは2002年にJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)で、2003年はPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)でラリー・ドイッチェランド優勝を飾っている。また、このイベントはPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)第5戦との同時開催となり、グループN仕様のランサーエボリューションも、日本から奴田原文雄を含め多数参加する予定だ。
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【トピックス】
■森と湖の国
“森と湖の国”と呼ばれるフィンランド。実際にの国土の約65%が森林、約10%が湖や川でありその例えは決して過言ではない。とくにラリー・フィンランドの舞台となるユバスキラ周辺は、湖と湖の間に陸地があるような感覚。「一家にひとつ湖がある」という冗談も本当に思えてくるほどだ。フィンランドといえばサウナが有名だが、湖近くに家を持つ人々は湖畔にサウナ小屋を建てるのが一般的。サウナでたっぷりと汗をかいたあとはすぐに湖へと飛び込み体をクールダウン。夏の間なら、その後は水着姿のままのんびりと日光浴を楽しむ。今回のラリー期間中も、男女を問わず肌を大きく露出した水着姿でSSを観戦する観客が多数出現。コースサイドは肌色で明るく彩られた。彼らはラリーと短い北欧の夏を同時に、目一杯エンジョイしているのだろう。
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