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WRC 最終・第3レグ
2004年7月18日(日) カルロス・パス - カルロス・パス(380.00 km) SS22 - 26(84.96 km)
天候:晴れ 路面:グラベル
三菱ランサーWRC04のジル・パニッツィは総合7位でフィニッシュ
PWRCはヤニ・パーソネンが繰り上がり優勝(8/16更新)


三菱ランサーWRC04
G・パニッツィ / H・パニッツィ
(写真: '04.7.18 第3レグ)


 2004年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・アルゼンチンは7月18日(日)、最終の第3レグを行い「チーム三菱自動車モータースポーツ」から三菱ランサーWRC04で出場のジル・パニッツィ(フランス)は総合7位でフィニッシュした。なお、優勝はカルロス・サインツ(スペイン、シトロエン・クサラWRC)でSS(競技区間)合計タイムは4時間23分11秒0、総合2位はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエン・クサラWRC)、総合3位はフランソワ・デュバル(ベルギー、フォード・フォーカスRS WRC04)だった。また、グループNクラスではガブリエル・ポッゾ(アルゼンチン、スバル・インプレッサ)が優勝、ダニエル・ソラ(スペイン、三菱ランサーエボリューション)が2位でPWRC優勝、ヤニ・パーソネン(フィンランド、三菱ランサーエボリューション)が3位でPWRC 2位、マンフレッド・ストール(オーストリア、三菱ランサーエボリューション)が4位でPWRC3位となっている。

 4日目を迎えたラリー・アルゼンチンは、連日空を覆っていた灰色の厚い雲は姿を消し、カルロス・パス上空にはラリー最終日を祝うかのような素晴らしい青空が広がった。最終となる第3レグは、2200m級の頂を誇るエル・コンドルやジュリオ・セザールといった山岳ステージを含む5個所つのSSが用意され、第1号車は朝7時5 7分にカルロス・パスのパルクフェルメをスタート。8時44分に最初の第22SSが始まった。前日の第2レグに順位を18位から8位まで上げたパニッツィは、最初の3つのSSを6位で駆け抜け総合7位のポジションをキープしてサービスへと戻ってきた。パニッツィは「マシンはまったく問題ありません。とくにハードにプッシュしているわけではありませんが、現状を考えれば悪くない順位につけていると思います。残りのふたつのSSもこの調子で走りきります」と、明るい表情で語った。そして、パニッツィは残りのSSで4位、5位という称賛に値するタイムを刻む。すべてのSSを走り終え、パニッツィは総合7位でフィニッシュ。ドライバーズポイント2点を獲得し、三菱自動車チームはマニュファクチャラーズポイント3点を得た。

 セレモニーフィニッシュの会場となるコルドバのスタジアムでは、大勢の観客に暖かい拍手で迎えられパニッツィはゆっくりとランサーWRC04をフィニッシュランプに導いた。「完走しポイントを得ることができてハッピーです。メカニックやエンジニアをはじめ多くのスタッフが一生懸命働いてくれたおかげです」とパニッツィ。「今年のアルゼンチンは完走することが非常に難しいラリーだったと思います。シトロエン以外のチームがすべて1台しか生き残れなかったことからも、それがわかるでしょう。我々に関しては総合5位を走行し、4位の可能性もあったクリスチャン・ソルベルグがリタイアとなり非常に残念でした。彼は素晴らしい走りをしていたと思いますので」と、パニッツィは若きチームメイトを気づかった。

 上位陣については17日から大きな動きはなく、42歳の大ベテラン、サインツが去年のトルコ以来となる勝利を決め、WRC通算勝利数を26に伸ばした。サインツはこれで最多勝利争いで並んでいたコリン・マクレーを突き放し、単独トップへと躍り出た。今年限りで引退の噂もあるサインツだが、この優勝でふたたび現役続行へのモチベーションが高まったようだ。

 シリーズ第9戦となる次戦はヨーロッパ大陸へと移動、森と湖の国フィンランドを舞台に8月6〜8日にかけて開催される。WRCきっての高速ラリーに三菱自動車チームは2台のランサーWRC04で出場する予定。今回と同様ジル・パニッツィと、クリスチャン・ソルベルグがステアリングを握ることになる。

>> PWRCレポートはこちら

【トピックス】


三菱ランサーエボリューション
D・ソラ / X・アミゴ
(写真: '04.7.16 第3レグ)
■スペイン人優勝でアルゼンチンのファンも大喜び
 ヨーロッパ、それもスペインやイタリアからの移民が全人口の9割以上を占めるアルゼンチンはスペイン語が公用語。それだけにスペイン人ドライバーの人気は非常に高い。今回優勝したスペイン人のカルロス・サインツも「スペイン語で応援されるとすごく心強い」と証言する。サインツと同じく、三菱ランサーエボリューションでPWRC優勝を果たしたダニエル・ソラもスペイン人。サービスパークにソラが現れると、ファンからは猛烈な「ダニエル」コールが巻き上がる。WRCとPWRC、スペイン人が2階級を制した今回のラリー・アルゼンチンは、地元ファンにとって格別なものとなったはずだ。

■WRC【第3レグ終了時・総合成績】
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両(WRC=ワールドラリーカー) タイム
1 *C・サインツ / M・マルティ シトロエン・クサラWRC 4時間23分11秒0
2 *S・ローブ/ D・エレナ シトロエン・クサラWRC 1分32秒5
3 *F・デュバル / S・プレボット フォード・フォーカスRS WRC04 4分23秒5
4 *M・ヒルボネン / J・レーティネン スバル・インプレッサWRC2004 8分27秒7
5 *H・ロバンペラ / R・ピエティライネン プジョー307WRC 9分59秒9
6 L・ペレスコンパン / J-M・ボルタ プジョー206WRC 16分24秒7
7 *G・パニッツィ / H・パニッツィ 三菱ランサーWRC04 17分39秒0
8 G・ポッゾ / D・スティロ スバル・インプレッサ(N1位) 20分38秒6
9 A・ウォームボルド / G・プライス フォード・フォーカスRS WRC02 22分17秒4
10 J・パーソネン / J・ヴァイニッカ 三菱ランサーエボリューション(N2位、P1位) 23分32秒5
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラーズ対象ドライバー
2位以下のタイムはトップとの差
N=グループN、P=プロダクションカー選手権 (PWRC)

■2004年世界ラリー選手権シリーズポイント 第8戦終了時(暫定)
ドライバーズ
1位 S・ローブ 61
2位 P・ソルベルグ 44
3位 M・マーチン 34
4位 C・サインツ 34
5位 M・グロンホルム 32
6位 F・デュバル 29
7位 M・ヒルボネン 18
8位 H・ロバンペラ 14
9位 J・トォヒノ 12
10位 D・カールソン 6
11位 G・パニッツィ 6
12位 F・ロイックス 4
マニュファクチャラーズ
1位 シトロエン 98
2位 フォード 71
3位 スバル 64
4位 プジョー 51
5位 三菱自動車 14