Event SchedulePoint StandingsTeam & DriversLancer WRC04


Team & Drivers
最終・第3レグ
2004年5月16日(日) リマソル - リマソル(327.68km) SS13 - 18(95.34km)
天候:晴れ 路面:グラベル

ランサーエボリューションを駆る
地元キプロスのプロドロモウがグループN優勝


三菱ランサーエボリューション
P・プロドロモウ / “ロッキーズ”
(写真: '04.5.16 第3レグ)


 2004年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦キプロス・ラリーは5月16日(日)、最終の第3レグを行いマーカス・グロンホルム(フィンランド、プジョー307WRC)がSS合計タイム4時間58分44秒5で優勝した。総合2位はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエン・クサラWRC)、総合3位はマルコ・マーチン(エストニア、フォード・フォーカスRS WRC)。三菱自動車モータースポーツチームのジル・パニッツィ(フランス、ランサーWRC04)、クリスチャン・ソルベルグ(フィンランド、ランサーWRC04)はともに第2レグでメカニカルトラブルによりリタイアしている。

 グループNクラスではランサーエボリューションを駆ったプロドロモス・プロドロモウ(キプロス)が優勝。最終のSS18まではランサーエボリューション・ユーザーのクリス・アルメフティス(イギリス)が1位に立っていたが、最後のロードセクションでマシントラブルが発生。残念ながらリタイアとなり優勝をプロドロモウに譲った。「まさか逆転できるとは思っていなかったので、優勝することができて非常にハッピーです。アルメフティスには気の毒ですが地元で勝てて最高の気分ですね」と、プロドロモウ。コ・ドライバーとしっかりと抱きあい勝利の喜びを分かち合っていた。


三菱ランサーエボリューション
A・ソロフタス / S・ラオス
(写真: '04.5.16 第3レグ)
 なお、地元のドライバーではグループAランサーエボリューションのアンドレア・ソロフタスが総合11位でフィニッシュ。「かれこれ10年も三菱車でラリーをやってきました。こうなったら引退するまで三菱車で走り続けますよ」と、ベテランのソロフタス。ランサーエボリューションのアンテナには誇らしげにキプロス国旗が結びつけられ、風にたなびいていた。

 WRCの次戦は、6月3〜6日にかけてギリシアで開催される第6戦アクロポリス・ラリー。キプロスと同様ラフグラベルで有名なこのラリーは、ジュニアWRC第2戦との併催イベントとなる。三菱自動車モータースポーツチームは2台の「ランサーW RC04」をエントリー。パニッツィと、今年始めてランサーWRC04のステアリングを握るダニエル・ソラ(スペイン)のふたりが出場する予定となっている。
【トピックス】

 キプロス島は、グリーンラインと呼ばれる境界線により南北に分かれている。このうち南側がラリーの行われるキプロス共和国でギリシア系の住民が多数を占める。そして、北側はトルコのみが独立を認める北キプロス・トルコ共和国。住民はトルコ系が圧倒的に多い。両国は、現在は鎮静化しているとはいえ紛争状態にあり、グリーンラインには国連の平和維持軍が配置されているのが実情だ。しかし、キプロス島の住民の多くは南北の統一を強く望んでおり、状況も徐々にではあるが好転しつつある。今回、ラリーに参加した多くの地元ドライバーはキプロス共和国の国旗をマシンにくくりつけていた。「いつか北側でもラリーができることを望んでいるよ」とあるベテランドライバーは、そうしみじみと語っていた。

■WRC【第3レグ終了時・総合成績(暫定)】
*当初1位のグロンホルム(プジョー)と5位ロバンペラ(プジョー)が規定違反のウォーターポンプ装着により失格となり、ローブ(シトロエン)の繰り上がり優勝となりました(5/27更新)
順位 ドライバー / コ・ドライバー 車両(WRC=ワールドラリーカー) タイム
1 *S・ローブ/ D・エレナ シトロエン・クサラWRC 4時間59分38秒5
2 *M・マーチン / M・パーク フォード・フォーカスRS WRC04 15秒1
3 *C・サインツ / M・マルティ シトロエン・クサラWRC 2分24秒0
4 *P・ソルベルグ / P・ミルズ スバル・インプレッサWRC2004 9分29秒1
5 *M・ヒルボネン / J・レーティネン スバル・インプレッサWRC2004 9分40秒9
6 J・トォヒノ / J・アホ フォード・フォーカスRS WRC02 13分16秒7
7 A・ジンレー / R・ケネディー スバルインプレッサWRC03 26分43秒8
8 M・カンポス / N・シルバ プジョー206WRC 39分02秒2
9 A・ソロフタス / S・ラオス 三菱ランサーエボリューション 40分44秒3
10 K・コウサコス / P・ラオス プジョー306GT 1時間10分21秒1
11 P・プロドロモウ / “ロッキーズ” 三菱ランサーエボリューション(N1位) 1時間15分52秒6
12 N・ニコラオウ / K・ダミアノー スバルインプレッサ(N2位) 1時間16分09秒3
14 V・パルコ / R・ミュラー 三菱ランサーエボリューション(N3位) 1時間24分26秒9
1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計
*マニュファクチャラーズ対象ドライバー
2位以下のタイムはトップとの差
N=グループN

■2004年世界ラリー選手権シリーズポイント 第5戦終了時(暫定)
ドライバーズ
1位 S・ローブ 35
2位 M・マーチン 34
3位 P・ソルベルグ 28
4位 M・グロンホルム 24
5位 C・サインツ 19
6位 F・デュバル 14
7位 M・ヒルボネン 10
8位 J・トォヒノ 8
9位 H・ロバンペラ 4
10位 F・ロイックス 4
11位 G・パニッツィ 4
マニュファクチャラーズ
1位 フォード 55
2位 シトロエン 54
3位 スバル 40
4位 プジョー 33
5位 三菱自動車 5