WRC第3戦ラリー・メキシコ最終日・第3レグ
三菱自動車のパニッツィは総合8位でゴール
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三菱ランサーWRC04
G・パニッツィ / H・パニッツィ
(写真:'04.3.14 第3レグ)
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2004年WRC(世界ラリー選手権)第3戦コロナ・ラリー・メキシコ(以下ラリー・メキシコ)は、3月14日(日)最終・第3レグを行い、マルコ・マーチン(エストニア、フォード・フォーカスRS
WRC03)がSS(競技区間)合計タイム4時間06分46秒2で優勝した。総合2位はフランソワ・デュバル(ベルギー、フォード・フォーカスRS
WRC03)、総合3位はカルロス・サインツ(シトロエン・クサラWRC)。チーム三菱自動車モータースポーツのジル・パニッツィ(フランス、ランサーWRC04)は総合8位
でフィニッシュした。

三菱ランサーWRC04
G・パニッツィ / H・パニッツィ
(写真:'04.3.14 第3レグ) |
WRC初開催となったラリー・メキシコもいよいよ最終日を迎えた。日の出とともに太陽光線がメキシコ中央高原の大地を照らし山肌にクッキリと陰影を刻む。この強烈な斜光がドライバーの目を容赦なく直撃した。マシンの正面
から光が当たるとフロントガラスは真っ白となりまったく前が見えなくなる。加えて前走者が巻き上げたダストが太陽に照らされてまるで濃霧のような状態となる。風がほとんど吹かないためにダストはなかなか収まらず、とくに1分間隔でスタートするワークスドライバーたちは極度に視界が悪い状態でのアタックを強いられた。
第2レグでジャンルイジ・ガリ(イタリア、ランサーWRC04)がリタイアしたために、三菱自動車チームの期待はエース、パニッツィの双肩にかかる。パニッツィはこの日最初の第11SSで快調なスタートを切った。『ランサーWRC04』とパニッツィの歯車がガッチリと噛み合い始めた様子だ。しかし、残念ながら第12SSの途中でブレーキトラブルがパニッツィのマシンを襲う。ブレーキペダルを強く踏んでも満足すべき制動力が立ち上がらない。パニッツィは走りのリズムを失いつつも、持ち前のテクニックを駆使してなんとかハイペースを保つ。パニッツィは第11SSを7位
、第12SSを7位、第13SSを6位で走りきった。そしてその後の20分間のサービスでブレーキを交換したが、完治せず第14SSでも後半セクションで症状が再発。このステージを8位
で走り抜き、最終の第15SSは9位でフィニッシュ。難しいラリーではあったがパニッツィは総合8位
で完走。ドライバーズポイントを1点マークし、三菱自動車チームはマニュファクチャラーズポイントを2点獲得した。
タフなラリーを走り終えたパニッツィは「初めてのイベント、そして今年初めてのグラベルラリーということでなかなか大変でした。ランサーWRC04にとっては初めてのダートイベントであり、サスペンションやブレーキにいくつか問題が発生したことは確かです。しかし、マシンのパフォーマンスは確実に向上しており戦闘力は上がってきています。少なくとも初戦モンテカルロの時よりは格段に速くなっています。心配だったギヤボックスの信頼性も上がっており、今回発生したトラブルの原因をきちんと解決すればランサーWRC04はさらに速くなるでしょう。これから重要なテストも行われるので、次戦ニュージーランドではより良い走りができるはずです」とコメント。困難なラリーを無事に走り終えたことで、パニッツィはしっかりとした手ごたえを感じたようだ。
なお、第3レグはマーチンが終始リードを守りきり今季初優勝。マーチンをかわすべく全開で追っていた2位
サインツは、第13SSでブレーキトラブルにより痛恨のコースオフ。タイムを大幅にロスしてデュバルに2位
の座を明け渡した。結局デュバルはそのまま2位を守りきり、サインツは3位でフィニッシュしている。
WRC次戦は4月16〜18日に開催される第4戦ニュージーランド。メキシコに続きグラベルラリーとなるが、路面
はフラットでより高速であることが特長。三菱自動車チームはこのラリーに2台のランサーWRC04で出場。エースのパニッツィと、若手のクリスチャン・ソルベルグのふたりがステアリングを握る予定だ。
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【トピックス】
■意外と日本人の口に合う!? メキシコ料理
ラリー・メキシコの愉しみのひとつ、それは本場メキシコ料理を味わうことだ。メキシコ料理といえばまずタコスが思い出されるが、これはメキシコでいえばサンドイッチやオニギリといった軽食にあたる。町中には数多くのタコス屋やスタンドがあり、何種類も並ぶ具を焼きたての柔らかいトルティージャに巻いて食べる。やはり本場、日本のタコスとはひと味もふた味も違う。具も日本では見たことのないようなものが多く実に美味い。もし、本格的なメキシコ料理を味わいたければレストランに行けば良い。スペイン語のメニューは難解だが、適当に頼んだ料理でも意外と日本人の口には合う。今回ランサーエボリューションVIIIでPWRCに出場した奴田原文雄選手も「思ったほど辛くないし、なかなか美味しいですね。ほぼ毎日のようにメキシコ料理屋に行きました」と、地元の味を堪能したようだ。メキシコ料理の中でも、多くのメキシコ人が推薦するのが「モーレ」というソースで煮込んだ鳥肉料理。このソースが実に複雑な味わいで最初は? と思うが慣れるとクセになる。その材料はといえばトマト、アーモンド、ゴマ、レーズン、唐辛子、シナモン等を細かく砕き混ぜ合わせたものに、仕上げとしてチョコレートを少々……。日本人の想像を越えた素材とその組みあわせはしかし、なかなか奥深く美味しいのである。
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