2004年パリダカ 三菱自動車 4連覇達成!通算9度目の優勝を飾る
パジェロエボリューション1-2フィニッシュ!
ペテランセルが、4輪部門初優勝。
増岡浩は総合2位!
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三菱パジェロエボリューション
チームATS三菱自動車モータースポーツ
S・ペテランセル / J-P・コトレ
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| 第17レグのコース図 |

Dss=SSスタート Ass=SSゴール CP=チェックポイント |
2004年パリダカ(正式名称テレフォニカ・ダカール2004/通称パリダカ)は1月18日(日)、セネガルの首都ダカールで最終・第17レグ106キロ、うちSS(競技区間)27キロを走り、18日間のラリーを終了し、ステファン・ぺテランセル(チームATS三菱自動車モータースポーツ/パジェロエボリューション)が総合優勝を決めた。ディフェンディングチャンピオンの増岡浩(チームENEOS三菱自動車モータースポーツ/パジェロエボリューション)は、総合2位に入り三菱自動車チームは1-2フィニッシュを飾った。なお、アンドレア・マイヤー(ドイツ、チーム三菱自動車モータースポーツ/パジェロ)は総合5位に入るなど、上位10台のうち4台を三菱自動車が占める結果となった。なお、総合3位はジャン-ルイ・シュレッサー(フランス、シュレッサー・フォード)、総合4位はリュック・アルファン(フランス、BMW X5)だった。
陽光きらめくダカール。メリディアンホテルの敷地内に設置されたポディウムには、栄光のゴールをひとめ見ようと朝から大勢の観客が詰めかけた。2輪勢に続き4輪が壇上に上り始めると、ひときわ大きな歓声が上がる。3位のシュレッサーに続き、2位の増岡が登場すると「ヒロシ」コールが巻き起こる。2位に入った前チャンピオンへの声援は暖かい。増岡に続いてぺテランセルがパジェロエボリューションとともにポディウムに上る。ナビゲーターのジャン-ポール・コトレとガッチリと握手をし、そして抱きあう。ペテランセルの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。2輪で6度王者に輝いたフランスのスーパーヒーローは、ついに4輪でも栄光を手にした。長いパリダカの歴史の中でも、4輪と2輪の両方を制したのはユベール・オリオール(フランス)とペテランセルのふたりのみ。ちなみにオリオールの4輪優勝は1992年大会で、パジェロによるものだった。
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チームATS三菱自動車モータースポーツ
三菱パジェロエボリューション
S・ペテランセル / J-P・コトレ
チームENEOS三菱自動車モータースポーツ
増岡 浩 / G・ピカール |
ペテランセルは「ついにこの日がやってきました。2輪だけでなく4輪でもパリダカで優勝を果たすことは私の長年の夢でした。その夢を実現するために三菱自動車チームに加入し、そして最高の結果を手にすることができたのです。去年は最後の最後にトラブルで勝利を逃しただけに、今回はダカールに無事フィニッシュできてホッとしました。今は18日間にわたり最高の仕事をしてくれたメカニックをはじめとするチーム全員にありがとう、と言いたい気持ちでいっぱいです。そして、ナビゲーターのコトレにも心から感謝したいのと同時に、おめでとうと言いたい。彼にとってはこれが初のパリダカ優勝となるからです。また、ヒロシも素晴らしいレースをしたと思いますが、今回は私の番だったと思って欲しい。いずれにせよ三菱自動車として1-2フィニッシュができたことを大変嬉しく思っています」と、優勝の喜びを語った。
残念ながら3連覇はならなかったが、増岡の総合2位という成績はやはり素晴らしい。この4年間で2位が2回、そして優勝が2回。増岡が現在最強のドライバーであることは間違いない。
増岡は「まず、ペテランセルにおめでとうと言いたいです。チームメイトとして大変嬉しく思っています。そして、三菱自動車の4年連続1-2フィニッシュに貢献できたことを誇りに感じます。たしかに自分の3連覇ができなかったことは残念ですが、2位という成績には十分納得しています。ただ1度のシフトミスでミッションを破損し大幅にタイムロスをしてしまいましたが、それ以外自分の走りは完璧だったと思います。自分がこれまで積み重ねてきたトレーニング、マシン開発の方向性が正しかったことが確認できたので、明日からはまた気持ちを切り替えて鍛練に励みます」と笑顔で語った。その表情はとても穏やかではあるが、目はすでに2005年パリダカを見ているようだった。
今回はじめて三菱自動車チームのメンバーとして参戦したマイヤーは、総合5位という最高の結果を手にした。「最高の気分です。なにもかもが素晴らしい経験でした。ナビゲーターのアンドレアス・シュルツは最後まで私を勇気づけゴールまで導いてくれました。彼のナビゲーションは完璧だったと思います。私自身はもっともっと学ばなければならないことが多いですが、これからも三菱自動車チームの一員として努力したいと思います」 |
ラリーアートがサポートする三菱車ユーザーも素晴らしい結果を残した。ナセル・サラ・アルアティヤ(カタール、パジェロ)は初めてのパリダカを総合10位で終えた。そして、その高いパフォーマンスには周囲の誰もが驚き高い評価を与えた。三菱車勢はアルアティヤ以外に、クレバー・コルバーグ(ブラジル、パジェロ)が11位、ドミニク・ホウジアクス(フランス、パジェロ)が13位、ルカス・コモルニッキ(ポーランド、パジェロ)が14位、ポンサワン・シリワッタナクン・(タイ、ストラーダ)が15位に入った。また、中国人ドライバーとして注目を集めたルオ・ディン(中国、パジェロ)も47位で初の完走を果たした。
【トピックス】
■パリダカのゴール、ダカールという町
アフリカ大陸の一番西側にある国、それがセネガル共和国だ。国土の面積は日本の約半分で、大西洋に面した海岸の長さは約600キロ。青い海と美しい砂浜が延々と続く。空から眺めると、広大な赤い砂漠がいつしか白い砂浜に変わり、そして青い海へとつながる。その微妙なグラデーションは言葉にできないほどの美しさだ。その美しい景観に花を添えるのが、今回も最終SSが設定されたラックローズ。日本語に訳せばピンクの湖ということになる。その名のとおり水はロゼ・ワインのようにうっすらと赤みがかっている。この色はプランクトンの繁殖によるもので、セネガルの観光名所のひとつとなっている。そして、ラリーのフィニッシュ地点ダカールはセネガルの首都。海岸線から突き出した半島の先にある。西アフリカを代表する都市ということで町中には高層ビルが立ち並び、喧騒が渦巻いている。ダウンタウンは治安もあまり良くなくやや荒廃しているが、郊外にはアフリカらしい素朴な原風景が残っている。美しい海、温暖な気候、そして陽気で人懐っこい人々。ダカールはパリダカのゴール見物を兼ねて、一度は訪れてみることをおすすめしたい町だ。
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